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『焼畑が地域を豊かにする』編著者の大石高典先生が2022年度大同生命地域研究奨励賞を受賞されました

大石高典先生(東京外国語大学大学院総合国際学研究院准教授)が、今年度の大同生命地域研究奨励賞を受賞されました。

 大石高典氏は、カメルーン東南部の熱帯林地域社会を対象に、自然科学、人文学、社会科学の視点を総合させる手法を用いて、人と人、人と自然の共存メカニズムを解明してきた。専門分化が進んでいる学術界において、大石氏は地域研究の可能性をさらに拡げようとしている卓越した研究者である。・・・・・・大石氏の研究は、緻密で手堅いフィールドワークに基づき、学際、超学際的方法で多種多様なテーマに挑戦し、地域研究を発展させてきた。

小社刊行の『焼畑が地域を豊かにするー火入れからはじめる地域づくり』の編著者のお一人でもいらっしゃる先生が、地域研究の発展に尽力されてきた業績を評価され、とても嬉しく思います。

地域研究のまなざしは、フィールドを限定するものではないということです。アフリカ研究者の大石先生ですが、焼畑の書籍はその視点をもって、日本の農山村での実践を切り拓かれています。今後、焼畑への関心も広がっていくことを期待しています。

※上の写真は、余呉(滋賀県)の焼畑のフィールドの冬の様子です。



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