no title:20051126

あなたと見たかった季節がまだたくさん残っています。
秋は黄色い葉っぱがにぎやかなんだよ
冬は暗くて寒くて独りじゃ心細いんだよ
春は桜があちこちで咲いてるんだよ
これからあなたと見れない季節が増えていくんですね。

「私は強くなりたいから」
そんなキレイ事を吐いて突き放せたのは
あなたの思いは大きく、続くものだと知っていたからでしょうか。

楽しかったこと、うれしかったことは
誰より一番にあなたに聞いてほしいと思うのに
あなた以外の人に言っても満たされないよ
聞いてほしいのはあなただけなんだよ
あなただけに聞いてほしいのに
もう私の声は二度と届かない
二度と…ねぇ、そうなんでしょ
楽しかったこと、うれしかったこと、
ましてやつらかったこと、悲しかったことは
もうあなたに伝えちゃいけないんでしょ

突き放したのは、突き放せたのは、強いからじゃないよ
弱すぎたから
何度突き放しても、その度に引き留めてほしかった
「大丈夫だよ」って
あのあったかすぎる手で、何度も、何度も…
でもあなたは優しすぎるから
そんな強引なことはしないんですね。

残された私は
あなたを見つめ続けます。
あなたの心に穴があくぐらい。
あなたの心に穴をあけて
迷惑すぎるぐらい見つめます。
そうして嫌われます。
うっとうしい奴になって嫌われます。

そうすれば
私は大声で笑えますか
そのときは
一緒に笑ってくれますか

涙は枯れないよ
歯止めが効かなくなっちゃったよ
優しすぎるあなたのせいです。
全て正しいあなたのせいです。

別れゆくあなたへ
私の最後の決意表明をします。

いつか必ず
幸せになるから

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?