ドラフト2023 1位&上位予想 最終版

数日前から書き始めていますが、この時期は毎日のように新たな報道が出て、各球団の上位指名が明らかになったり、煙に巻かれたりします。公表もしくは、実質公表のような情報も出ます。なので書いていても、途中で何度か修正していると思います。

この記事はドラフト前日、20時ごろに上げようと思いますが、もしかしたら当日に書き直しているかもしれません。本当ならドラフト当日の16:50ごろに上げたいところですが、さすがに無理なので、修正という形をとりたいと思います。

先日の、Bクラス編とAクラス編のnoteを上げさせていただいたことで、ほぼだいたい書いたようなものですが、今回は最終版を書きたいと思います。以前、サラリーマンスカウトさんの動画で上位36人予想していた方々を、自分も含めてドラフト後に勝手に検証したところ、だいたい27人がボーダーラインと分かりました。この人数を上回れば多いと思いますし、割り込めば予想がうまくいかなかったな、という感じです。それでは早速。


1巡指名予想

1巡指名予想に関しては、当て物の様相が強いです。ウェーバーではないため、名前を記入さえすれば、競合したとしても交渉権獲得の見込みが出てきます。そのため、指名したかったけど既に指名されていて無理だったという事態が起きず、各球団の狙いがかなり鮮明に分かります。それでは各球団の1巡指名について考えてみましょう。

《セ・リーグ》

阪神タイガース🐅

大学生投手に入札するのではないかと言われています。阪神が最後に大学生投手を1巡指名したのは2017年なのでかなり前なので、今年は少し意外な1巡目になりそう。ありそうなのは、OBのいる細野晴希(東洋大)や、西舘勇陽(中央大)あたりでしょうか。報道で名前の出ていた常廣羽也斗(青学大)や古謝樹(桐蔭横浜大)はブラフではないか、と見ています。岡田監督は関西の選手だと話しており、真に受けるなら前田悠伍(大阪桐蔭)ですが、昨年は門別啓人を上位指名しているので、真に受けなくてもいいと思います。

広島東洋カープ🎏

常廣羽也斗(青学大)への入札を公表しています。カープが青学大の選手を指名するのは16年ぶりではありますが、スカウトの中に青学大OBがいることや、かなり早めに公表することで、カープなりの誠意を示したというところでしょう。

横浜DeNAベイスターズ🐹

恐らく単独指名を狙っているように思います。ここ最近のDeNAが入札で毎年、これまでにないような指名をしている点を踏まえますと、ありそうなのは上田希由翔(明治大)などの、センターラインではない野手です。仮に投手入札とした場合、大型右腕を良く狙う点を踏まえると、西舘昂汰(専修大)は候補に残っていそう。左腕なら他球団の1巡候補で名前の良く出てくる古謝樹(桐蔭横浜大)でしょうか。現実的に考えれば投手ですが、チームがもう一つ上の段階に行くため、現状維持でなくグレードアップを狙うなら、野手入札を選んでも違和感はありません。

読売ジャイアンツ🐇

阿部新監督の大学の後輩である西舘勇陽(中央大)への入札を決めたとのことです。単独指名の可能性もまだありそうですね。

東京ヤクルトスワローズ🐧

大学生投手に入札するのではないかと言われています。現状、ありそうなのは細野晴希(東洋大)か、武内夏暉(国学院大)かなと思いますが、小川GMの大学の後輩である西舘勇陽(中央大)を選ぶ可能性もあるにはあると思います。誰か1人を、というのであれば、細野晴希と予想します。

中日ドラゴンズ🐨

いろいろあったようですが、度会隆輝(ENEOS)への入札を公表。クジ回避なるでしょうか。

《パ・リーグ》

オリックス・バファローズ🐮

優勝した過去2年は明らかに単独指名を意識していました。その2年はどちらも大学生投手だったので、そろそろ高校生なのかなと感じます。ありそうなのは前田悠伍(大阪桐蔭)。真鍋慧(広陵)は昨年、内藤鵬を上位指名していることで、このポジションを2年連続で行かないだろうと思ったので本命からは外しました。

千葉ロッテマリーンズ🐟

月曜日に出た吉井監督のコメントで、先発が欲しいが、チーム全体で言えば野手が足りていない というものが出され、野手入札の可能性が浮上しています。度会隆輝(ENEOS)に入札するのではという見方もありますが、そうなるとウエーバーの関係で、即戦力に近い大学生先発の指名は2巡目にはもう残っていないでしょうから、ここを見送る判断をするかどうかが焦点になります。もし投手入札なら、細野晴希(東洋大)か、武内夏暉(国学院大)になると思います。

福岡ソフトバンクホークス🐥

武内夏暉(国学院大)への入札を公表。福岡県出身というのもあったでしょうか。今年もソフトバンク、支配下で九州(&沖縄)関連の選手の指名を多めに行なうのかもしれませんね。

東北楽天ゴールデンイーグルス🐦

楽天のお家芸(?)である高校生入札かと思いましたが、今江新監督が即戦力投手への入札を要望したことで、そちらになるのかなと思います。昨年は大学生右腕に入札したので、今年は左腕になるのかなと判断し、武内夏暉と予想します。ただ、あまりに競合が増えるようなら細野晴希に切り替えてもおかしくありません。

埼玉西武ライオンズ🦁

野手入札かなと思っていましたが、武内夏暉(国学院大)入札を公表。2年前にも国学院大の選手を指名していますから、パイプがあるのかもしれないですね。

北海道日本ハムファイターズ🐻

新庄監督は投手の獲得を希望しており、恐らく希望通り、投手入札になると思います。どうやら、細野晴希は確定的として、残りは常廣羽也斗・西舘勇陽・武内夏暉のうち2人となるもよう。難しいですが、競合が多くなりそうな武内を回避し、細野晴希に入札すると思います。

《入札・外れ指名予想》

以上を並べると、こうなります。太字は公表です。

オリ:前田悠伍
阪神:細野晴希or西舘勇陽
千葉:度会隆輝or細野晴希or武内夏暉
広島:常廣羽也斗
福岡:武内夏暉
横浜:西舘昂汰or古謝樹or上田希由翔
楽天:武内夏暉or細野晴希
読売:西舘勇陽
西武:武内夏暉
ヤク:細野晴希or武内夏暉
ハム:武内夏暉or細野晴希or常廣羽也斗
中日:度会隆輝

大学生投手の入札を検討するなら、ほぼ確実に競合になることが分かります。これの難しいところは、競合が多い選手を避けようとして違う方へ向かうと、今度はそこが競合増加してしまうこと。できれば3球団までで、と思っていることでしょう。

競合が多い場合、各球団とも読めずに大変なのは、「どの球団がクジで外れて、外れ1位以降の指名に向かうのかまでは予測できない」ということです。仮に、この球団は外れ1位で〇〇を指名する、とまで読んでいたとしても、その球団が当たりクジを引くか、外れクジを引くかまでは読めないので、2巡目に誰がスリップしてくるか、あるいは2巡目以降になると思っていた選手のうち何人が外れ1位以降で指名されて2巡目に残らないのかは、終わるまで分かりません。これが難しさであり、面白さでもあります。

入札がこの面々になるかは分かりませんが、仮に一番左に書いた名前にそれぞれ入札した場合、武内4球団・細野2球団・度会2球団で、それ以外は単独指名。つまり、外れ1巡で指名されるのは5名となります。その場合、指名されそうなのは

真鍋慧
古謝樹
上田希由翔
草加勝
下村海翔

の5名になると予想します。一気に読めなくなるとしたら外れ外れ指名からですね。仮に、その球団が、こちらが思うような「1位候補」をリストに入れていなければ、予想外すぎる名前が出てきてもおかしくありません。

1巡目の12人について列挙しますと、

前田悠伍 細野晴希  西舘勇陽 度会隆輝
武内夏暉 常廣羽也斗 西舘昂汰 古謝樹
草加勝  下村海翔  真鍋慧  上田希由翔

となります。

2-3巡指名予想

続いて、2-3巡目について予想します。これに関しては、

❶複数球団での争奪戦になる選手
❷球団によっては上位指名の需要がある選手

の2種類に分かれます。❶は予想しやすいですが、❷はその球団の傾向を調べた方が良いケースも多々あります。加えて、1巡候補or上位候補として記事に載ったり、スカウトがコメントした選手は、本番でも実際に指名されやすいです。

せっかくなので、実際のウエーバー順で、前々回と前回のnoteの指名プランが行われるとして考えてみます。1巡目は先ほど、名前は書きましたが、全球団それぞれで書いてみますと、

オリ:前田悠伍
阪神:真鍋慧
千葉:度会隆輝
広島:常廣羽也斗
福岡:武内夏暉
横浜:西舘昂汰
楽天:草加勝
読売:西舘勇陽
西武:上田希由翔
ヤク:細野晴希
ハム:下村海翔
中日:古謝樹

になるのかなと、とりあえず仮定します。仮定しないとその次には進めませんので仕方ありません。

2巡目

中日:上田大河
ハム:横山聖哉
ヤク:岩井俊介
西武:滝田一希
読売:森田大翔
楽天:辻本倫太郎
横浜:尾﨑完太
福岡:宮崎一樹
広島:高太一
千葉:廣瀬隆太
阪神:明瀬諒介
オリ:松本凌人

これまで書いていないタイプの予想としては、

西武:滝田一希
➡大学生左腕を指名すると予想。古謝樹がいないため滝田

楽天:辻本倫太郎
➡横山聖哉を狙っていそうな気はするが、先に指名されていたので路線変更。楽天は野手を指名する際、センターライン以外は指名が少ないことと、身長170㎝未満の二遊間でも指名することを加味した。

福岡:宮崎一樹
➡4年連続で(元)外野手を上位指名しており、かつ、左右交互なので、今年は右打者と予想。佐藤直樹が退団する可能性もあるため、外野手(特にCF)は欠かせないと判断

オリ:松本凌人
➡内藤鵬の対抗馬を指名するのではと思ったが、恐らく昨年は予想外に内藤鵬を確保できたので、今年は敢えて高校生の一三塁は(上位)指名しないのではないかと判断。サイド右腕枠で、大山より松本を評価するかもと思い、ここで指名した。

続いて、3巡目。

オリ:進藤勇也
阪神:木村優人
千葉:古田島成龍
広島:中島大輔
福岡:堀柊那
横浜:百崎蒼生
楽天:萩原義輝
読売:坂井陽翔
西武:東松快征
ヤク:鈴木叶
ハム:武田陸玖
中日:日當直喜

これまで書いていないタイプの予想としては、

阪神:木村優人
➡坂井陽翔でも良いのだが、阪神はどちらかというと関東圏の選手を指名することが多いので、木村を選んだ。

楽天:萩原義輝
➡デプス調整が必要なポジションのひとつに捕手があり、楽天は上位で捕手を指名する際は大学生が多いので、進藤がいないとなると、萩原になるのではと判断。あるいは有馬諒の可能性もある。

ハム:武田陸玖
➡昨年は上位すべて高校生以外だったので、今年は上位で高校生を2人は指名しそうと判断。そして、恐らくハムが3巡で指名しようとしていた高校生はだいたいいなくなっているが、武田陸玖は二刀流志望ということもあり、ハムが指名するのではないかと判断した。

まとめますと、

《1巡目》
前田悠伍 細野晴希  西舘勇陽 度会隆輝
武内夏暉 常廣羽也斗 西舘昂汰 古謝樹
草加勝  下村海翔  真鍋慧  上田希由翔

《2巡目》
上田大河 横山聖哉 岩井俊介
滝田一希 森田大翔 辻本倫太郎
尾﨑完太 宮崎一樹 高太一
廣瀬隆太 明瀬諒介 松本凌人

《3巡目》
進藤勇也 木村優人 古田島成龍
中島大輔 堀柊那  百崎蒼生
萩原義輝 坂井陽翔 東松快征
鈴木叶  武田陸玖 日當直喜

の36人と予想します。

おつかれさまでした!

先に断っておきますが、明日、確定的な報道が出ましたら、午後5時までは修正する可能性があります。本当ならギリギリに書きたいぐらいですが、仕方ありません。

明日のこの時間には、もうすべてが終わっています。楽しみですし、終わった後はこちらも燃え尽きます。それぐらい特別な1日です。予想するのは直前まで。そこからは誰が指名されるかを楽しみにして、終わったら分析して、という、毎年やっていることをしようと思います。今月中には振り返りnoteも書きたいです。待ちに待ったドラフト会議は、明日、17時から。

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