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「撮る」という行為に「好き」がともなう写真が好き

という結論なんですが

Ken Tanahashiさんの企画
「noteで好きな写真を語ろう」という
テーマに沿って書いています。



ちなみに一本すでに書いていますが
ちょっと逸れてるので追加で書いています。
以前の記事はこちらです。

今回は分類しながら
好きな写真について書いてみようと思います。



①誰が撮ったか

1:自分の撮った好きな写真

最近のライフワークならぬライスワーク。


土を踏みしめて春を感じる。なにも無いように感じるけど、足元から確かに春を感じる瞬間。


刈和野の大綱引き五日町の皆さん。一緒に藁を編んでお酒を飲んで素敵な経験だった。知らない地域にちょっとお近づきになれたそんな出会いと経験。


友人。ちょっとずつ撮影慣れして服装も気にしてくれる。
波に写るまで2人で耐える。楽しい時間。


はじめて友人姉妹を撮る。何年の付き合いなんだか。


顔に見えるシャッター。
いつか左側が開かないかなとも思っているけど、そしたら顔じゃないのか。


14時〜15時の光と影が好き。


地元。外国と見紛うお洒落なおじさま。実は田舎の海。
しぶ〜〜。


2:人が撮った好きな写真

・植田正治さん

戦後の写真家。
鳥取砂丘の写真はご存知の方も多いはず。
「カコちゃんが語る 植田正治の写真と生活」
だったと思うけど
当時、運営していた写真館のお客様を
家族に任せて、当の本人は、いたって気ままに
写真を撮りに出かけていたそうです。

戦時中はカメラを持っていると、
スパイに間違われ命を失う可能性もありました。
それが終戦後、自由に撮ることができるようになり
嬉しくてしようがない人。

ちょっとチャップリンを思わせる
ユニークな写真も好きですが
その写真を純粋に楽しんでいる姿勢も
好きな一因です。

・土門拳さん

はじめて写真館に行って写真を見た写真家です。
当時小学生。
なにがいいのか、当時は深く考えませんでしたが
ずっと頭にこびり付いている室生寺、そして仏像。

静物なのに生き生きとしていて
今にも動き出しそうに見える。
本当にこの人、仏像好きだよなあと
思わず口角が上がってしまうような写真です。

撮影メモを拝見したことがあるけど、
サイズを細かく記載してあったり
精密に記録に残そうとした意思も伝わって好き。

②いいな〜と感じるタイミング

1:瞬間的に美しいと感じる写真

SNSでバズっているような写真たち。
瞬間的に見られて
忘れられてしまう作品も多いような。
なんとなく消耗品のようにも感じてしまうけど。

一方で、瞬間的に人を幸せにする力があって、
ちょっとなんともスッキリしない日々に
必要なものだなあとも思う。

2:何度も見ているうちに美しいと感じる写真

例えるならばスルメ。

最初ひらいた時はよくわからないけど
ただただ美しい画だなと感じる。
それが展覧会や対談を拝見して
ミクロからマクロの世界を表現したいのではなく
それらは連鎖しているように思いたいから
写真を撮っているのだと、ようやくわかる作品群。


スルメに例えてしまって大変恐縮なのですが
川内倫子さんのM/Eの展示カタログの話です。


結論:好きともなう写真が好き

写真を撮るという行為に
なにかしらの好きがともなった写真が
好きなのだと思う。
それは自分が撮った写真でも
他人が撮った写真でも。

今回の企画でいろんな方の好きに
触れることができました。
わたし自身、昔好きだった写真もあるし
今好きな写真もある。

そしてこれから好きになる写真もあるのだと、
未来の好きにわくわくしています。

素敵な企画をありがとうございました。

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コメントもお気軽にどうぞ。

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