損する口調「早口」を活かすには?〜1日3分!イチから始める「伝わる」話し方#8
1日3分!イチから始める「伝わる」話し方
こんにちは。三島澄恵です。
(この記事は、Podcastでも配信していますので
音声でもお楽しみいただけいます。)
前回に引き続き、損する口調についてです。
今回ご紹介するのは、早口についてです。
「早口と言われます。」や「早口みたいで聞き返されることが多いです。」など、早口に悩みを持つ方多いようです。
確かに早口の場合、焦っているような印象やせっかちな印象を与えます。
また、言葉がはっきり聞こえなかったり、聞き手は、理解する時間が足りずに、内容が伝わっていないということが起き損をしがちです。
けれど、早口の方に「ゆっくり話してください。」というと、不自然な話し方になりがちです。
なので、早口の方には、「間」を取ることと、言葉の始まりをはっきり言うことをお勧めしています。
早口で話す方は、口の開きが小さくなりがちで声もボソボソとなり、抑揚がついていない場合が多いです。
ちょっと極端だと思いますが、例えばこんな感じです。
「みなさん、こんにちは。いよいよ北京オリンピックが開幕しましたね。
先日は、開会式が行われましたが、デジタルやテクノロジーを駆使した演出でありながらも中国の伝統文化を感じさせるものでした。」
これを「間」をとって言葉の始まりをはっきり言うと、
「みなさん、こんにちは。いよいよ北京オリンピックが開幕しましたね。
先日は、開会式が行われましたが、デジタルやテクノロジーを駆使した演出でありながらも中国の伝統文化を感じさせるものでした。」
いかがでしょうか?
間が入り、言葉の始まりをはっきり伝えることでメリハリがついて、聞きやすさも変わったのではないでしょうか?
早口は損ばかりしそうな感じですが、そうともいえないんです。
実は、早口の方が頭が良い印象を与えるという研究結果があったり、信頼関係が構築されていない相手には、考える隙を与えないようにした方が説得力が生まれるとも言われています。
早口で話すテクニックは、例えば実演販売や訪問販売などで使われています。
淀みのないしゃべりを聞いて、買いたい気持ちが湧いてきます。
注意が必要なのは、詐欺や悪徳商法などです。
相手を焦らせて、考える隙を与えないようにする時に使っています。
話すテクニックは、相手とより良い関係を築くために使ってくださいね。
フリーアナウンサー
キャリアコンサルタント
話し方講師
三島澄恵のプロフィールはこちらから↓
https://united-waves.jp
想いをカタチに。人の心をつないでゆく。
ユナイテッドウェーブス合同会社
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