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同人サークル活動での本当にあった怖い話(実体験)13.中の人

「中の人などいない」と言ってもいるものはいる。
諦めろ、認めろ、そしてお互いに見て見ぬふりをしましょうな私です。

さておき、今日本日話します「中の人」と言うのは、着ぐるみのアクターさん等ではなく、「公式の人、制作者側の人、推し対象側の人」を指します。
そんな「中の人」と私の実体験を話そうと思います。

これもなあ、話すかどうするかなあとなりましたが、定期的に私が嘆いていてご存知の方も多いので、話そうと思います。 
同人サークルだからの話というより、私の実体験強めな話です。

前回の話「同人サークル活動での本当にあった怖い話(実体験)12.陰口」はこちら。


事前注意

一応話せる範囲でしか書かかないので「あの話がないぞ」とかの苦情は受け付けません。
そして語れば短い話ばかりなので、今日こそはオムニバス形式でどうぞ。
読まれたみなさんにおかれましては、同じ状況になる事を想定して、肝を冷やして下さい。


うちにあるで?

あれは忘れもしない出来事、私はその日とあるSNSで「〇〇先生(作家)の新刊買って読んだ」と書きました。
まあ良くある購入+読んだ報告ですね。
新シリーズ始まったばかりでみたいな話を書きました。
コメントがつきました。

「お、〇〇先生人気作家だからコメントも早いわあ」と楽しみに確認しました。

友人Aのコメント「〇〇先生やったらうちの親父と良く遊んどるで?
私「は?????え?あ、君のお父さんてあれか、〇〇先生の趣味つながりか!」

友人Aのお父さんはちょっと希少な趣味をされており、〇〇先生もその希少な趣味をしていると著書に書かれていたので、ファンとしてすぐに察する私。
なお、友人Aはマンガやアニメは読むけれどライトなオタクで、同人活動とは無縁のタイプの友人です。

友人A「そうそう!めっちゃ親父と話してるで?サインもうちにあるで?あ!今度趣味のイベントで親父と一緒に行くけど、〇〇先生来るし手伝いに来るか?
私「お前ぶん殴るぞ?(行けるわけないだろうが)」
友人A「えー?手伝いきたええやん?会えんで?
私「そんなにお前タヒにたいのか?(オタク心を知れ)」

ここで更に補足しますが、友人Aは大変調子の良い輩です。
殺意がわきつつ断りましたが、以後友人Aと友人のご両親から「〇〇先生のファン」と認知され、会う度に「〇〇先生のエピソード」を聞かされる事になりました。
そして何かにつけて〇〇先生と会わせようとして下さいました。
会わせようとするな?

しかしこの感じだと私の話も逆にされているのではないかと言う、一抹の不安に肝を冷やしていますが、オタクは推しに認知されたい訳ではないと、どうか知ってほしい話でした。


お買い上げありがとうございます!

とある友人Bと飲んでいた時の事、酒の肴にあれこれと雑談をしていました。
友人Bは都内に来てから紹介で知り合った飲み友だちです。
私は最近遊んだオンラインゲームの話をしました。

私「そう言えば最近、新しい●●ってゲーム遊んだんすよ!カンタンで面白くて…」
友人B「あ!●●ですね!お買い上げありがとうございます!
私「…はい?」
友人B「●●は弊社の製品です!最近弊社で取り扱い開始しました!弊社への課金ありがとうございます!
私「きえええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!面白かった!です!他のも!お願いします!!!(大声)

気軽に話した雑談がこれで、東京さ怖いところだ。
そんな怖い話でした。


言ってくれれば良かったのに

あれは私がJDの時の話。
私は選択必修の担当官だった古典文化の教授と雑談していたら趣味があい、よく研究室に入り浸っては能楽や文楽や歌舞伎などの趣味の話をしていました。

私が最近見た舞台の話をしに行ったら、教授はその演目に関する専門書を貸してくれるので、授業以外でも大学行くのが楽しかった思い出があります。

さてそんなある日、私の通う大学で、とある作家先生(小説家)が講演会をする事になりました。
薄い本とか多数出ている人気ジャンルの作家先生でした。

しかしまあ大学では腐女子であると知られていないので、あくまで一学生として、楽しく興味深い公演を聞かせて頂きました。

そんな楽しい公演から数日。
いつも通り教授の研究室に遊びに行くと、先日まで見なかった教授と作家先生の記念写真が、研究室にデカデカと飾られていました。

私「…教授、これどうされたんですか?
教授「あ、それ先日の講演でね?僕が作家先生招待したから講演会したんだよ?僕すごいでしょ?
私「あーその、私も作家先生のファンなので、講演会参加したのですが、そうですが、うちの大学で何で作家先生が来たのかと思ったら、教授だったんですね…(確かに教授の専攻を考えれば作家先生の作品傾向と合致する…わからんでもない)」
教授「えー?聖龍。さん作家先生の作品とか読むの?古典が好きだからてっきり現代文化に興味ないのかと思ったよ
私「いやまあ、教授とは古典の話しかしませんからね?
教授「前もって言ってくれればよかったのに、そしたら作家先生との食事会に呼んだよ?
私「どちらにしろ謹んで辞退致します
教授「えー?ファンなんでしょ?」
私「ファンだからです!(腐っているから会えません)」

会わせようとするな(二度目)
身近に繋がりがあると気が抜けないとなった話です。
いやまあ、正規の手段でファンとして会いに行くのはいいのですが、こういうセッティングは腐心もあり怖いと思った話でした。


そう言えばさ?

あれは友人Cと呑んでいた時の事。
友人Cはゲームなどをよく一緒に遊んだり、飲みに行ったりする友人でした。
腐女子ではありません。
そんな友人Cと私のおすすめのお店で呑んでいたら、友人Cが言いました。

友人C「そう言えばさ?聖龍。さん、音楽好きだよね?◎◎ってバンド知ってる?
私「(◎◎は私がめちゃくちゃハマってツアーで地方公演も追っかけて一ヶ月の間に十公演は参戦した最推しだったバンドですね…)もちろん知っていますよ?
友人C「そうなんだ。あのさ、今度の集まりでその◎◎のバンドの△△さんて人が来るんだけど、聖龍。さん来る?
私「は??ナンデ??????
友人C「え?知らない?△△さんて結構この集まりで有名でね?聖龍。さんが◎◎ってバンド知ってるなら△△さん来るし興味ない?
私「絶対に行きませんが???(お前マジふざけんな?)」
友人C「えーなんで?あ、◎◎ってバンド嫌いだった?
私「(シングルもアルバムもDVDも全部持っていてめちゃくちゃツアー公演参加したしラジオの公開収録で並んで最前で収録聞いた事もあるし△△さんが公演中に客席に中に投げた■■をジャンピングして負傷しながら勝ち取ったぐらい)大好きですけど?!だから行きませんが????
友人C「えー?好きならいいじゃん!人数多い方が面白いし、ファンならなおさらじゃん!
私「ファンだからなおさら行けませんが??!?(解釈違いです)」
友人C「もったいない

会わせようとするな?????(三度目)
推しには認知されたくない、私は壁になりたい腐女子です。
そろそろわかって下さい。
たぶんまかり間違ってプライベートで会うことにでもなったら、その瞬間に「生きていてごめんなさい???」ってダッシュして逃げます。
そんな私の気持ちも知らず「もったいない」と始終言ってくる友人Cの優しさが怖い話でした。



最後に

とまあ、私が「中の人」について書ける話はここ迄です。
思っていた「中の人」との話ではないかも知れませんが、みなさんがこう期待するような乳がヒュンする話もあるにはあるのですが、しかしながらそうなってくると書けない話なので、ここでは割愛します。

結論から言うと中の人は身近にいすぎます。
みなさんもお気をつけ下さい。

私は腐女子で愉快に楽しく二次創作もファン活動もしてきましたが、これからもくれぐれも言動と行動には、一ファンとして気を付けて生きて行こうと思った実体験でした。

みなさんも推し活動の際、推し対象に捕捉されても強く生きて下さい。

次回は「同人サークル活動での本当にあった怖い話(実体験)14.宣伝」こちら!
ホラーというよりこっち(同人サークル)側からすると毎回ホラーな話です。

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