同人サークル活動での本当にあった怖い話(実体験)8.釣り銭事件
本日はイベント時にあった怖い話をちゃんとします。
ちゃんとって何だって話ですが、読んで頂けるとわかります。
因みに前回の「同人サークル活動での本当にあった怖い話(実体験)7.金銭トラブル」はこちらです。
明日から暑くなるそうですので、避暑になるようお楽しみ下さい。
イベント参加時
さて、私はイベント参加時にサークル参加すると、基本自分の本は自分で頒布したい派なので、設営から開場、基本の店番は全て私が行います。
でも一人だと買い物やトイレ休憩が不可能なので、一般参加する仲良しの相互さん(確実に身元把握と信頼がある人)を確保し、買い子とトイレ休憩の時の一時的な売り子を依頼します。
お礼はサークルチケットで、事前に了承を得ての感じです。
そんな感じのサークル運営です。
サークルでの釣り銭事情
みなさん、イベントでのサークルの釣り銭はどうなさっていますか?
私は頒布する本の金額にもよりますが、だいたい五千円を全部百円に変えて用意します。
買い物用のお金(千円札メイン)は又別に用意していますが、私のサークルはだいたい開始してしばらくしてパーッと出て、後は閉会まで数人入れ替わり立ち替わりという感じなので、買い物用のお金(千円札メイン)も合わせてだいたいこと足ります。
「千円札いる?」って思われるかもですが、たまーに「事前にお金崩せなくて…」と申し訳無さそうに万札出されたりする時があるので、備えとくにこした事はありません。
ある日のイベントにて
買い物をお願いする相互さんと待ち合わせをし、スペースまで移動。
買い物に邪魔になる相互さんの荷物を預かり、私が設営しつつ、相互さんが壁サークルなどの戦地へ赴かれるのを見送り、開場に備えました。
敷布を敷いて、頒布用の新刊既刊の在庫を並べ、値札とお品書きを配置して、最後にポスターを掲げて完了です。
釣り銭は、小銭は頻繁に使うので、百均の蓋がついた収納ボックスに入れておきます。
念の為、蓋の持ち手に紐を通して、サークルスペースのテーブルの足と繋ぎます。
代わりにあまり使わないお札は、百均のチャック付きのビニール袋に入れ、そのビニール袋に紐を通して私の首から下げておきます。
雑な感じですが、私(もしくは留守番時の売り子さん)が常に目の前にいる配置に加えて、こうやってあからさまに見えるように紐で繋げているので、盗難対策バッチリです。
隣のサークルの人
さて、私がこんな感じで準備をしていたのですが、隣のサークルさんは開場間近になっても現れません。
以前話した「ダミーサークル」の件がチラつきますが、急病や急用での欠席も有り得ますし、邪推は良くないと思いつつ、何となく気になります。
暫くして開場しました。
パチパチパチパチとみんなで拍手していると、隣のサークルスペースに人がやってきました。
お一人の様子で、息を切らせてやってきたご様子なので、遅刻だったんですね。
お疲れ様です。
ホッとしつつ、お隣の設営のご様子を眺めていると、お隣の方と目が合いました。
お隣の人「あ!すみません!寝坊して!電車間に合わなくて!!(ぜえぜえ)」
私「いいですよー!まだ開場してすぐですし、そう言う時ありますよね?」
お隣の人「はい!あ、布がない!あ!新刊届いてる!(搬入の箱を確認された)」
独り言なのか、こちらへの話かけなのかわからくなってきたので、急ぎ焦りで大変なんだなあと思いつつ、設営をされるお隣を気にしつつ、のんびりと開場後の人並みを眺めていました。
お隣の人「ああ!釣り銭がない!くずし忘れた!(デカい声)」
と隣からかなりの声量で聞こえました。
ぎょっとして隣を見ると、既刊新刊並べて何とか設営はできたららしいお隣の人が慌てていました。
うっかりデカい声に視線を向けてしまったので、声をかけるべきか、無視すべきか悩んでいたら、お隣の人の方から声をかけられました。
お隣の人「あの!すみません!釣り銭忘れちゃったんで、両替して貰う事ってできませんか?」
開場すぐに買い物ではなく、両替ですか?
せめて「一冊買います」と言ってくれれば釣り銭でお渡しする形になるので悩まなかったのですが、まあでも困っているのに無碍にするのもなので、(五千円分の百円玉があるし、千円札分くらいならいいか)と数秒の内に考えました。
私「少しならいいですよ?いくらくらいの両替で…」
お隣の人「ありがとうございます!」
私が了承と確認をした途端、私の声を遮りつつお礼を言うと、お隣さんは私の釣り銭ボックスを丸ごと持っていこうとしました。
紐が引っかかってガタンッとサークルスペースが揺れました。
私「何するんですか?!(紐を手繰って釣り銭ボックスを取り返しつつ)」
お隣の人「あ、あの一万円しかなくて…(おずおずと一万円を見せてくる)」
私「うちの釣り銭がなくなるからそんな両替困ります!常識的に考えて下さい!」
お隣の人「でもうち釣り銭がなくて…」
私「千円分くらいならいいですけど、他人の釣り銭ボックスに手を伸ばすの非常識ですよね?!」
お隣の人「…はい」
謝罪もないんかい!と呆れつつ、まさかこんな所で盗難対策が有効になるとは思いませんでした。
取り敢えずこんな事をされる人に現金を空手形で渡すのは恐怖しかないので「お客様が来て釣り銭に困ったら両替します(今はお渡ししません)」とお伝えして、お隣の人との会話は終わりました。
と言うかお隣の人はどう見ても私より年上、既刊の種類も沢山あるので、サークル参加初心者には見受けられません。
焦っているにしても、こんな非常識な行動がどうしてできるのかと恐ろしくなりました。
その後の話
お隣の人のスペースに何人か買い物にいらした人がきて、幸いにもみなさん小銭や千円札で支払われたので、私からの両替は不要になりました。
しかしながらお隣の人はその後も「トイレ行きたいのでみてて貰っていいですか?」と言いのこすと(了承してないのに)どこかへ数十分消えたり、ブツブツ独り言を言っていたりしたので、始終恐怖を感じました。
午後になるとお買い物してくれた相互さんがやってきたので、お隣の人を見つつ事情を話し、私不在時に気にしてくれるように伝えましたが、その後はそんなヤバい事にはならず終わりました。
因みにお隣の人とは、何かSNSでフォローされて一時期相互になったのですが、お隣の人が暫くしてアカウント名変えて別ジャンルに移動されたのを機に、怖いのもあって静かに静かにブロックして終わりました。
最後に
いやあ、長い事サークル活動してまいすが、実際のスリや置き引きなどの盗難にはあった事ないにしろ、盗難対策には気をつけていました。
しかしまさかお隣のサークルの人から釣り銭ボックス持っていかれそうになるなんて、想像だにしていませんでした。
釣り銭ボックスをスペースに括り付けるの、大事ですよね。
何となくSNSで見た防犯対策としてやっていましたが、実際に持っていかれそうなのを防いでくれたので、防犯対策として優秀だって本当に実感しました。
結局お隣の人は常識なしだっただけなのかな?とはなりました。
しかしこんな事があったのに、SNS特定してフォローしてきたりしたので、どういう心持ちだったのか、ブロックした今となっては測りかねてしまいます。
サークルの配置は自分では選べないので、お隣の人がヤバいと怖いですよね。
私は一緒に参加した相互さんたちがいたからよかったのですが、一人だったら助けも呼べないので、想像するだに怖いです。
そんなちゃんと怖い話でした。
そうそうこんな事ないと思いますが、人の善意を自分の良いように解釈し、勘違いする人もたくさんいますので、サークル参加時は気を付けて下さい。
今日の表紙は「たまにこんな感じでコイントレーにそのまま釣り銭置いている人」いらっしゃるけれど、こんな事があり得るから、ボックスがオススメですよの気持ちで撮りました。
お気をつけ下さい。
次のお話「同人サークル活動での本当にあった怖い話(実体験)9.不測の事態」はこちら!
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