『聲の形』
先天性聴覚障害を持つ転校生の西宮硝子をイジメ抜いたこと
それに加担した級友たちから手のひら返しを受け
自分がイジメの被害者になった現実
いじめの被害者になって初めて知る
硝子の感情
彼女は再び転校して消え去ってしまう
そして高校3年生になった5年後
硝子と再会を果たした石田将也の贖罪が始まる
被害者にならなければこんな生き方はしなかったのだろうと思う
加害者のままなら硝子のことは忘れているのははないだろうか
人間は皆平等と唱えるのは綺麗事だ
母親から産声を上げた瞬間から不平等の下に生まれ落ちる
性質の異なる人間同士がコミュニケーションを取る難しさ
人と人との関わり方は他人でも親子でも難しいものだ
ましては障害を持って生まれてきたのならば
兄弟だからと言って分かり合えるとは限らない
自分の中の不平等をどう解決していくかが自分の生き方なのだろうか
ふっと『月』を思い出した
呼吸をしているだけの存在
考えることができない存在
それは人と言えるのだろうか
「生きる」という意味がまたらなくなった
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