見出し画像

機密解除された文書の要約

私が訴え続けている想像を絶する人権侵害と、2016年にキューバの首都ハバナで複数の米国大使館員が被害に遭い、その後数年にわたって世界各国の米国職員が被害を受けたAHI(異常健康事象)(以前はハバナ症候群と呼ばれていた)には関連があると考えています。

The Asahi Shinbun Globeから以下の記事が、2021年10月21日に公開され、2022年1月23日に更新され、さらに2024年5月4日にアーカイブとして再投稿されました。

この記事はハバナ発のAHI(異常健康事象)に関する米国のネットメディアの報道を引用しており、その基となったのはこのメディアが請求して機密解除された文書です。

機密解除された文書はこちらです↓

この文書は、JASON(*)がキューバで発生した出来事に関する迅速対応評価を依頼され、その結果をまとめ、2018年11月に提出されたものです。

(*) JASON: 主に機密性のある科学技術に関する問題についてアメリカ合衆国連邦政府に助言を行う、エリート科学者たちの独立したグループ

JASON - Wikipedia 

機密解除文書といっても、依然として秘匿されている部分が多いですが、本投稿ではこの文書を章ごとに要約して紹介します。

Chat GPT-4oによる章ごとの要約も参考にしました。


元のPDFファイルは全ページに縦の筋が2本入っており、OCRにかけても正確な英文にはならないため、英文を書き起こしました。


第1章 エグゼクティブ・サマリー

JASONが依頼されたこと

1. 職員(およびその家族)が報告した音響およびその他の感覚の発生源を評価すること。
2. (秘匿化されています)
3. 今後同様の出来事が発生した場合に、医療的な影響を避けるために住居内で職員を保護する方法を提案すること。


レビュー項目

  1. 米国職員によって録音された高周波音の音声および映像記録

  2. 最近の複数のケースレポート

  3. (一つの項目が秘匿化されているか、次の項目を修飾する言葉が秘匿化されています。)

  4. 感覚現象と医療症状の個人的な記述

  5. 公開された医療評価の結果

  6. 未発表の医療データ


ハバナでこれらの出来事の一つを個人的に体験し、その映像を録画した大使館職員にもインタビューを行った。


調査結果

被害者の多くが異常な音を聞いたと述べている

ただし、録音された音が症状の発症と同時だったのは2018年5月の事例のみ。

その他の音は、録音された時間や場所が被害を受けた時間や場所と異なる。

被害者の一部は音を報告していない。

1.1 調査結果

1.1-1 単一のエネルギー源は否定的:
録音された音や映像信号、および報告された医療効果を両方とも引き起こす可能性のある単一のエネルギー源(ラジオ/マイクロ波、音波など)は存在しない。

音圧レベルの影響:
記録された音の音圧レベル自体は、報告された長期的な害の原因ではない。

短期的な症状(頭痛、吐き気など)を説明するには十分だが、長期的な医療問題にはつながらない。


1.1-2
実際の医療証拠:
被害者の苦痛は現実であり、治療が必要であるという客観的な医療証拠が存在する。

しかし、現在利用可能なデータは、これらの事件の性質を正確に特定するには不十分。

 ・被害者の基礎データ(キューバ配属前の健康状態)がない。

 ・対照群(被害者の経歴や職歴に見合った人々)の医学的異常レベルとの比較が欠如している。


1.1-3 異常な音の報告
多くの被害者が異常な音を聞いたと報告しているが、一部は音を報告していない。


1.1-4 音の起源
録音された音は、電子的なものではなく、機械的または生物学的なものである可能性が高い。

最も可能性が高いのはインディーズ・ショートテール・クリケットの鳴き声。


1.1-5 録音された音

録音された音は、高出力の無線周波数や超音波パルスの非線形検出(*)によって生成されたものではない。

(*) 例えば、高調波(元の周波数の整数倍の周波数の波)の発生や干渉(ノイズの発生)のようなことを指していると思います。


1.1-6 パルスRFと音響信号
パルスRFが脳内(Frey効果を通じて)および電子機器内(RF干渉/ピックアップを通じて)の両方で音響信号を模倣するという考えは、非常にあり得ないと判断している。

音自体は無害だが、犠牲者の病的症状を引き起こす為の別の方法を隠すために使用された可能性にも言及しています。

It cannot be ruled out that the perceived sounds, while not harmful, are introduced by an adversary as deception so as to mask an entirely unrelated mode of causing illness in diplomatic personnel. In that case, the medical data must be most carefully assessed.

機密解除文書 第1.1節の最後の二文

1.2 推奨事項

この節は、全体がほぼ秘匿されているのですが、Chat GPT-4o が以下の情報を掲載してきました。
考えられる内容だと判断したので、そのまま掲載します。

主要目標:JASONは以下の2つの目標に最優先で取り組むことを推奨している。
1. 特定の調査と分析の強化
2. 被害者の健康状態と治療の評価の改善

追加の推奨事項:
1. 音の発生源とその影響のさらなる調査
2. 被害者への適切な治療と支援の提供
3. さらなるデータ収集と分析の実施
4. 他の可能性のある原因の特定と評価

第2章 序論

米国職員が被害に遭った場所:キューバの住居や複数の異なるホテル

2.1 ブリーフィング

Jasonは2日間のブリーフィングを受け、国務省から現状の概要が提供された。

2.2 大使館員のインタビュー

<大半が秘匿されており、この部分に具体的な内容が記載されていると考えられます>

職員の自宅での音は、光のビームのように局所的ではなく、単一の場所(裏口のドア)から発生し、音源からの距離に応じて強度が徐々に低下していた。

これは、以前の非常に局所的な音の報告とは対照的である。

2.3 音の録音

少なくとも8つのケースで、経験者が録音した音にアクセスが許可された。

音の発生源や音(またはそれを生じさせるエネルギー)を監視するためのセンサーについての検討を要請された。

2.4 知覚された感覚の記述

Jasonは被害者の一部の知覚経験に関する情報も得ており、これらの大部分は既に公開されている医学論文(*)に記述されていた。

(*) Swanson, R. L., et al. (2018) Neurological manifestations among US government personnel reporting directional audible and sensory phenomena in Havana, Cuba. JAMA. 10.1001 ama2018.1742.

これらのデータは個人の解釈や生物学的な差違に左右されるが、重要な手がかりが含まれている可能性がある。

音を聞かなかった3人の患者のうちの2人を含めて、車の窓を部分的に下げた状態で走行中の空気の『衝撃 (*) 』に似ていると表現される感覚刺激を受けた人が複数存在する。

(*) 英文では、"baffling"となっていますが、"buffeting"の誤りと思われます。

2.5 医学評価

ペンシルベニア大学の脳損傷修復センターによる評価結果
(対象:2016年末~2017年8月にハバナ駐在の21人)

最も一般的に報告された症状:

  • 持続的な睡眠障害:18人(86%)

  • 視覚症状:    18人(86%)

  • 認知的困難:   17人(81%)

  • 頭痛:      16人(76%)      

  • バランスの問題: 15人(71%)

  • 聴覚症状:    15人(71%)

その他

  • 3か月以上の症状の継続:   20人(95%)

  • 認知障害が疑われる人:     16人(76%)

第3章 音声記録の分析

大使館職員が記録した2つのMP4形式の携帯電話ビデオファイルを分析し、サンプル「X」として指定された信号の分析を行った。

観察結果

1. 音声の記憶と一致: 録音された音声は、録音者が記憶している音と一致。

2. 音の強さ: 音の強さは耳を覆うほどではなく、痛みを伴わないレベル。

3. 音の広がり: 音はアパートの広い範囲で聞こえる。

4. ドアの影響: キッチンと裏庭をつなぐバックドアの開閉により音の状態が変わる。

5. 音のレベル: スマートフォンで記録された音のレベルは、居住者が報告したレベルと同程度。

6. 他の電子機器の影響: 録音中、他の電子機器(WiFi経由のNetflix TVなど)は正常に動作していた。

3.1 信号が周期的である証拠

観察結果

・録音された信号は周期的である可能性が高い。 

・他のサンプルでも同様の特徴が見られるが、周波数成分に若干の違いがある。

3.2 提供された録音は類似した特性を示すが、異なるPRFを持つ

PRF:  Pulse-repetition frequency パルス繰り返し周波数

提供された複数の録音サンプル(A、B、C、D、E、F、G)には似たような特性が見られますが、全く同じではない。
それぞれ異なる特徴や違いが存在する。

< 後半は全て秘匿化されています >

3.3 信号のPRF(パルス繰り返し周波数)は秒単位で不規則に変化する

< 全て秘匿化されています >

3.4 録音の分析結果の要約

結論:

  • 信号は高出力の無線周波数パルスの非線形検出によるものではない(高い確信)。

  • 録音された音は生体音響ノイズと一致し、特定の昆虫の鳴き声が音響スペクトルと良く一致する。

  • 音響信号は生理的な損傷を引き起こすにはパワーレベルが低すぎる。

  • 信号のパルスは電子的にタイミングが取られていない可能性がある(中程度の確信)。

  • 音響信号が何らかの回転機械の軸受けノイズによって生成されている可能性がある(中程度から低い確信)。

第4章 録音と一致する機械および生物音

4.1 携帯型ガソリン発電機 & 4.2 ベアリングノイズ

  • 携帯型ガソリン発電機が使用されるコンクリートバイブレーターの音の短い録音サンプルと摩耗したベアリングの音を具体的に示すために作られたプールポンプの短い録音サンプルをダウンロードし、対象信号と比較した。

  • コンクリートバイブレーターやプールポンプの音は、対象のシグナルと類似していたが、音源の違いが損傷の原因を説明できない可能性がある。

4.3 昆虫

  • キューバで録音された音は、Indies short-tailed cricket(コオロギの一種)の音と一致することが判明した。

  • ロバストコーンヘッド(robust conehead)などの他の昆虫も調査されたが、完全には一致しなかった。

  • さらに、昆虫の音が神経障害を引き起こす証拠は見つかっていない。

虫の鳴き声の例

以下はこの節に紹介され、且つ秘匿化されていなかった昆虫の鳴き声のURLです。



↑ 上記サイトで三番目の録音の三番目(最もやかましい)の鳴き声が、"Approaching him without some kind of hearing protection is absolutely excruciating!"「聴覚保護なしに近づくことは非常に苦痛です!」に該当するのではないかと思います。


↑  上記サイトに録音されている最初の4秒間の鳴き声を聞いたとき、私が現在主に受けている三種類の耳鳴り攻撃のうちの「草むらの虫」や「蝉」のような音に分類している音と直感的に似ているかもしれないと感じました。しかし、翌日に聞き直すと違うような気がしました。


Indies short-tailed cricket

↑  上記サイトに収録されている鳴き声の2番目に収録されていた鳴き声に混じっている「キーン」という音は、私が「キーン的耳鳴り攻撃」と呼んでいる音の強烈バージョンに近い気がします。


実際はどうであれ、被害者らが耳にした音として、こうした音を想起するのは個人的には納得できます。

4.3.3 昆虫仮説の探求に向けた将来の方向性

  • ハバナで似た音を出す昆虫の追加録音を取得する。

  • UVライトを使用して昆虫を引き寄せ、何が起きるかを観察する。

  • キリギリスやコオロギは主に夜間に鳴くので、事件が起きた時間履歴を調査する

  • コウモリが出す超音波を再生し、音が停止するかどうかを確認する。

  • 特に近隣住民にインタビューしてみる。

第5章 その他の実験結果

< 節のタイトルと図の説明文以外、ほぼすべて秘匿化されています >

5.1  単一音および合成波形による音響測定

< 音響測定のための測定設定等が示されている模様です >

5.2 スマートフォンの音声品質

  • スマートフォンのビデオ録画の音声が実験に必要な忠実度を保持できるかを評価。

5.3 無線周波数測定

< 図の説明から素人なりに推定すると、スマートフォンでマイクロ波が非線形音声変換されるかどうかについて実験されたようです >

5.4 提案実験

  • 遠方にあると考えられる、特定方向に音響波又はラジオ波を発信できるようなアンテナを見つける

第6章 賛否両論を含む説明シナリオ

6.1 一般的な考慮事項

全て秘匿化されています。

6.2 音響シナリオの議論

6.2.1 窓の音透過率の計算

窓は低周波音を高周波音よりもよく透過する。


6.2.2  シナリオ:誤作動した音響嫌がらせ

生理学的には説明できないが、物理的には説明できる音がどのようにして単なる迷惑を超えて実際の損傷を引き起こすかを説明できない。
<続きは秘匿化されています>


6.2.3 シナリオ:インフラサウンド

20Hz以下低周波音が中枢神経系にどの程度の損傷を与えるかはさらに調査が必要だが、吐き気、倦怠感、睡眠障害などの症状が低周波音曝露と関連していることが報告されている (*) 。

(*) Persinger, M. A. (2014) Infrasound, human health, and adaptation: an integrative overview of recondite hazards in a complex environment. Nat. Hazards, 70, 501-525.

< ハバナの被害者21人の検査結果をまとめた論文の一文が引用されています >
The sounds were often associated with pressure like (n = 9, 43%) or vibratory (n = 3, 14%) sensory stimuli, which were also experienced by 2 of the 3 patients who did not hear a sound.
「音はしばしば圧迫感 (n=9, 43%) または振動感 (n=3, 14%) の感覚刺激と関連しており、音を聞かない2人の患者も同様の感覚を経験しています。」

Swanson et.al, JAMA. 2018 Mar 20; 319(11): 1125–1133. 

<6.2.3は、後半のほとんどの部分が秘匿化されています。>


6.2.4 超音波

20kHz以上の周波数である超音波の安全限界とその影響について議論。
高周波数の超音波が人体にどのような影響を与えるかについて述べられている。

超音波エネルギーが米国職員が聞いたとされる可聴音にどのように変換されるかについて不明としている。


6.2.5 誤動作した超音波装置

高周波の聞こえない超音波信号が低周波の可聴音波を生成することがあることなどが述べられています。
<後半は秘匿化されています。>

6.3 電磁シナリオの議論

6.3.1 シナリオ: <タイトルを含めて全て秘匿化されています。>


6.3.2 シナリオ: RF源

電子レンジのドアの安全限界の強度(10 mW/cm²=102 W/m²=日光の10%)のRF波を3m×5mの部屋全体に照射しようとした場合に必要な電力が計算されているようです。
<計算部分は秘匿化されています>

JASONとしては、人間や携帯電話が認識する信号が実際に音響的であるとかなり確信しているので、ビームRFが原因である可能性を除外しているようです。


6.3.3 電気-熱-音響シナリオ:

電磁パルスが脳を加熱することで音を認識させる可能性について議論しています。フレイ効果が代表例です。

以下の二つのこと

1. 音の方向を推定できる
2. 枕を耳に当てても音の強度が低下しない

は被害者の証言を引用していると思われ、JASONは、これらが事実であれば、衝撃的な電磁エネルギーの吸収の結果として頭部内で音響圧力が生成される可能性を示唆することを認めています。

ただし、このメカニズムは電子機器によって記録された音を説明するものではないことを強調しています。

6.4 他のシナリオ

6.4.1 構造伝播振動
コンクリートバイブレーター等の音が建物の構造を通じて、居住空間に大きくて非常に不快な音を伝えるシナリオが考えれる。

主な問題は、このシナリオでは報告されている医学的症状を説明できない。


6.4.2 空間および時間的マスキング/マスキロフカ

音が単なる囮として使用され、米国職員が報告した症状の真の病因(すなわち原因)は音とは無関係であるというモデルを考えることができる。 (2024-6-14修正)

秘匿化されていない部分の説明では、異常な電子的に生成された信号の使用があまりにも明白になるため、隠蔽または否認のために機械音や昆虫音を利用したことが書かれています。


 6.4.3 シナリオ: 化学または生物攻撃

化学兵器や生物学的攻撃の可能性について、現在のところ、これらの可能性を支持する証拠はない。

第7章 <タイトルを含めて全てが秘匿されている>

唯一、目次には7.1節のタイトル 「A Two Stage Approach」と記載されているだけです。

この章には真相を解明する鍵が隠されているかもしれません。

第8章 緩和策

< ほとんどの部分が秘匿化されています >

自身が危険にさらされていると感じている人々に対して、保護措置が取られていることを安心させることが有用である。

ある程度の保護を提供することが可能である。

第9章 医学的評価と考察

9.1 神経損傷の客観的評価の重要性

  • 症状(患者によって報告されるもの)と徴候(医療従事者によって観察されるもの)を区別することが重要。

  • 適合した(*) 対照群が存在し、被害に遭う前の個人のベースライン測定データが無い場合、客観性に注意を払うことが特に重要。

(*) 適切な対照群は、類似の展開歴と経験を持つ米国人員のセット(非常に作成が困難または不可能)で、キューバには派遣されていない人々で構成されるでしょう。

第9章3節より
  • ハバナの21人の米国人員の評価では、眼球運動障害や前庭機能障害など、神経損傷の客観的な兆候が見られ、職員が実際に健康を害するような体験をした可能性が高い。

  • 持続的姿勢感覚的めまい(PPPD)が不適応反応としての可能性として言及されている。

  • ペンシルベニア大学で検査を受けた21人全員に対してMRIニューロイメージングが行われたが、偶発的で非特異的な発見しか得られなかった。CTおよびPETイメージングは実施されなかったが、同様に決定的な発見をすることは期待できない。

9.2 動物から得られる情報

最も客観的な証拠は、コルチ器や前庭器官の病理学的研究から得られる。

被害を受けた職員の家庭内ペットには検査が行われていない。
しかし、ペットを犠牲にするのは不合理である。

9.3 配属前の医学的ベースラインテストの重要性

(*) ペンシルベニアの研究において一部の人々が明らかに客観的(つまり、偽造が困難な)テストで認知障害を示している一方で、その損傷がキューバで発生したのか、以前の任務中、仕事の割り当て中、または非仕事関連の活動中に発生したのかは不明。

対照群の分析がないので、JASONはまだ、米国職員が報告した音や感覚と報告された神経学的欠陥が因果的に関連している「決定的な証拠」を見ていない。

キューバに派遣される米国職員は、出発前に一連の医学的評価を受けるべき。

9.4 音波と前庭系

高周波振動が前庭系に与える機械的影響について検討。

音響波が毛細胞を刺激する可能性があるが、音響エネルギーがどの程度前庭系に影響を与えるかは不明。

9.5 心因性疾患

心因性疾患が報告された症状の説明となる可能性がある。

その理由は、RF(無線周波数)や音響兵器と脳損傷との因果関係を明確にする科学的証拠が乏しく、事前の基準測定や同様の背景を持つ対照群がないため。

心理的な影響が前庭機能に及ぼす影響は一般的です。

「機能的(心因性)めまい」に関する臨床神経学ハンドブックの章で、著者の説明を引用。
「前庭症状(すなわち、めまい、不安定さ、ふらつき)を引き起こす機能的および精神疾患は一般的です。実際、それらは多くのよく知られた構造的前庭疾患よりも一般的です。」

9.6 公表されていない身体的損害の主張

マイアミ大学のマイケル・ホファー博士による軽度の外傷性脳損傷の主張には、独立した検証が必要。

彼のコメントや主張は査読付きの科学または医療雑誌には公表されていない。

彼が実施した分析テストと同じテストを用いた患者の独立した評価が存在するかどうかは明らかでない。

彼が研究開発している診断システムはFDAの承認を受けていない。

ホファー博士が2011年にイラクで行った外傷性脳損傷の研究において、利益相反の問題、研究の管理と運営の不適切さ、患者ケアの質の問題、研究の審査と承認プロセスの欠陥を指摘。

第10章 結論

最終的な結論が、概要チャート(全体が隠されています)とその説明で終わっていることから、現象の原因について確定的な結論や断定を下しているわけではないと考えられます。


補足

1.1節の3で秘匿化されている部分は、第1章の冒頭に記載されている文章が当てはまると考えられます。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?