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サンタさんにお願いしたいこと

今年のクリスマスは、やってきたのかもう通り過ぎたのかわからないほどに目まぐるしい季節になった。

「みさとにとって、まさに師走だったね(笑)」

そう笑う親友は、いつも落ち着いていてゆったり今日もわたしの前でご飯を食べる。

「みさとらしい選択だと思う。」


そう言ってにっこり笑う彼女は、何事もなかったようにわたしの話を聴いてくれる。

わたしが一方的に起きた出来事や決断したことをぶぅわぁー!と話し、それをうんうんと聴いてくれる彼女の存在がわたしをほっこりとさせ、また寂しくもさせた。

わたしの一年は、なんだかずっとこんな感じだったように思う。

後悔しているわけでは無い。やっと辿り着いた答えにほっとしているという表現の方があっている気がした。もう、自分だけのレールを歩くと決めたのだ。決められた自分に、心底ほっとしている。


自分が幸せになる道を、選ぼう。

誰かのためじゃなく、自分のために生きたいと思い下した決断。今までの人生、人のことばっかり気にして生きてきたからこれはこれである意味本当の挑戦になりそう。


もし、今日の夜サンタさんにお願いをするとしたら

みんなが幸せに暮らせますように

純粋にこれを願いたい。


自分のことは自分で幸せにすると決めた。それはきっと自分で選んだからには茨の道で時に泥水も飲むかもしれない。でも、自分一人幸せにできないと周りを幸せにできないと思うから、わたしは振り出しに戻ってそこからゆっくり始めようと思う。

だからこそ、みんなの幸せをサンタさんに頼みたい。

家族や友達や大切な人。

いつかわたしもサンタさんのようにたくさんの人を笑顔にできるように。

それまでもう少しだけ、サンタさんにお願い事をしていいかな。

師走を駆け抜けるわたしが欲しいのは、みんなが幸せでいられますように。そんなありきたりで大切な、プレゼントです。

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