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背負いすぎない 曖昧なものさし

雨の音。雨の匂い。雨の風。

全部が憂鬱で、全部が落ち着く。雨はいつも、やっかいだ。

晴れていれば良いというわけでもないのは、雨が好きな人もいると知ったから。明るい場所が好きな人もいれば、暗い場所が好きな人もいる。自分が「良い」と思っている形ほど曖昧なものはないのかもしれない。

これを言ったら。これを書いたら。

相手はどう思うんだろう?自分はどう思われるんだろう?

そんな行ったり来たりの永遠ループに、昨日食べた美味しい夜ご飯がエネルギーとして使われてしまうのはなんだかもったいないなぁと思いながらも、それでもぐるぐると考える。


一体、誰が?そんなこと思うんだろう。

わたしが「良くない」と思うことは、誰かにとっての「良い」かもしれない。わたしが「隠したい」と思うことは、誰にとっての「答え」かもしれない。


正解を、ひとりで背負いすぎないでいいんだよ。


打ち明けてみて、話してみて、一緒に正解を見つける道のりが、とんでもなく面白い旅路になるかもしれない。

すぐに相手を信頼する必要はない。だけど、一緒にいたいと思う人には、自分が思う「良い」も「悪い」も見せてみたらいい。

自分が感じることに、間違いなんて、何ひとつないのだから。

自分を見せることは、勇気ではなく、愛なのかもしれない。

そんなふうに、思う。雨。水曜日。

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