「やーめたっ。」もう、諦めて身軽に生きよう
もう絶対に許せない!
もう一生会いたくない!
何で思い通りにいかないの。
どうしてそうなるの?
自分が正しいと思って全力でやったことが必ずしも良い結果に繋がるとは限らない。これは誰もが知っていることだ。でも、最初から失敗させるつもりで何かに取り組む人はいない。少しでも上手くいくようにと行動するからこそ力が入り思い入れも増し、結果的に湧き上がる感情は許せなく譲れない頑ななものになる。
こんなにしてあげたのに。とか、こんなに頑張ったのに。とか。
結果や相手を自分の手でコントロールしようとする。
わたしたちはきっと人に対して無意識に見返りを求めていることがある。見返りとまではいかなくても、きっと頭の中で自分が描きたいストーリーをこの世界に押し付けてしまっていることは少なくない気がする。
そしてそれに伴う痛みや悩みや迷いは粘り強くしつこい。親友、彼氏、両親、旦那、子供、親戚、身近な人であればあるほどに力みが出て感情はどんどん膨れ上がる。絡まりすれ違い、どうしたものかとまた悩む。
ふっと力を抜いて
もう、いっそのこと諦めて身軽に生きよう。
そう思った。
もう、無理だ。太刀打ちできない。
そうやって手放すから始められることもある。手放すからまた一つずつ冷静に着実に積み上げ続けられることもある。
あれもこれもと抱え込んでパンクをしてしまうなら、いっそのこと全部放り投げてしまえばいい。やーめた!って。ばんざいをして後ろにひっくり返ってやれ。
手ぶらになったその両手だから新しいものが掴める。
だからもっと、身軽に、やーめたって言っていいんだ。力が抜けてからが本番。
人は変えられない。そしてもっと言うと変わることは目的ではない。
幸せになってもらうために、相手自身で気づいてもらい自分で変わっていってもらうしかないのだ。そしてそれを、どれだけ時間や手間がかかっても叶うまで話を聴き続け見守り導き尊重し続ける。
そんな無償の愛を注ぎ続けるために、もっともっと手放して諦めて、身軽に生きよう。
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