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Inspire Me! 成果発表日本語訳

 Inspire Me! では、いろいろな夢を持つ高校生が、国際系、医療系、ビジネス系のカテゴリーに分かれて活動しました。今日は国際系を例に、高校生と地域社会が繋がって活動し、刺激を受けることが、私たちの夢へ繋がり、そして、地域社会にいかに利益をもたらすかについてお話します。なお、その他のカテゴリーの詳細は、みなさんに配られているInspire Me! 資料のQRコードを読み取ってご覧ください。

 国際系では、生徒自ら考え作る国際交流であったり、発展途上国についてオンラインでJICAの方にお話を伺ったり、商業イベントで外国人来場客に英語で街頭インタビューを行ったりしました。また、女子高校生2人が三沢のケーブルテレビであるマックテレビで、国際交流の成果発表会を行いました。そのなかで彼女たちは、「大人のみなさん、これからも高校生に有意義な活動の場を与えてください。」と要望しました。 これはコロナ禍で活動を自粛していた子供たちの魂の叫びにも聴こえました。

 私達は、自分で作る国際交流、ハロウィンパーティー、三沢基地内での交流に参加しました。自分で作る国際交流では、外国人留学生や三沢に住む外国人と一緒に活動しました。(参加者A)は留学生に和食のマナーを伝えたいと考え、計画、実行しました。また、(参加者B)は外国から来た方と伝統的な遊びをしたいと考え、八戸の郷土カルタを行いました。(参加者C)は伝統的な唄に触れてほしいと考え、民謡の輪踊りを教え、その後 披露しました。私たちが日本の食事、伝統的な遊び、伝統芸能を教えた理由は、外国人や留学生に日本について知ってほしかったからです。日本に住んでいてもあまり体験することのできないことを外国人に体験してほしい、留学生には日本に来たことを感じられるような体験を楽しみ、帰国した後、現地の人に日本の伝統を少しでもいいから教えてほしい、そんな思いを胸に 私たちはこの計画をしていました。私たちの望み通り、参加してくれた外国人や留学生たちは、この活動を楽しみ、活動に満足しているようでした。とてもうれしかったです。

 後日、一緒に活動した三沢基地内のアメリカ人が、私たちをハロウィンパーティーに招待してくださいました。ハロウィンパーティーでは、皆で仮装をしてtrick or treatと言って沢山お菓子を貰いました。日本とは規模が大きく違いとても感動しました。現地の方によると、「私達が子供の時に体験した楽しい思い出をあなたたちにも経験してほしい。」とおっしゃっていました。人を楽しませる為に、沢山お金をかけて大規模な飾り付けや仮装、お菓子を用意してくれる彼らは、とても素敵だなと感じました。本場のハロウィンを体験しその良さに気づきました。三沢基地内での交流では、和太鼓の体験を行った後、バーガーキングで初めて英語で注文 しました。

 私達は、native speakerの方々と英語でコミュニケーションをとりながら、共に多くの活動を行いました。その活動を通して、テストのためではない、コミュニケーションのための英語学習の重要性を感じました。間違えを恐れず、拙い英語でも勇気を持って話せばコミュニケーションがとれ、自信を持つことができます。その後の英語学習のモチベーションに繋がりました。

その他の参加者の声もお伝えします。
・勇気を持ち活動に参加する大切さを知った
・様々な考え方を知り、自分の視野を広げることができた
・地域の課題、良いところなどを知ることができ、地域愛がアップした
・自分が社会と繋がっていることを再確認した

 高校生と地域住民が繋がることにより、地域の良さや日本文化を教えてもらうことができ、それを外国人に教えることもできる。私達はこのInspire Me!と出会い、たくさんの経験や発見をし、刺激を受け、いろいろなことを学びました。これが私たちを成長させ、将来の夢に繋がっていきます。そして私たちが新しい社会を作っていく。そのことは、高校生にとって、地域にとって、日本にとっての大きなメリットになるのではないでしょうか。また、私たち高校生は、メディアやSNSに慣れています。その強みを活かし、地域のこと、若い世代に伝えたいことをメディアやSNSで発信することも、地域の活性化に繋がっていくと思います。

 最後になりますが、県内の高校生の中で、何か活動したいけれど何があるのかわからない人も多くいるはずです。そのため、私達はこれから伝える活動もしていきたいと考えています。例えば、コロナ禍前に行われていいた英語のプレゼン交流会。このプレゼン内容を課外活動等にして、多くの学校と交流する。そうすることで、お互いにヒントを得られ、さらに良い課外活動がうまれ、人を巻き込んでいけると思っています。高校生である私達にしか思いつかない発想がきっとあるはずです。国際社会に生きる私達が今、何をするべきなのか、何ができるのかを考え実行していきたいです。

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