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(59)8時すぎに

朝摘んだタンジーと黄色のミニトマトが元気で夏らしくていい。タンジーは独特の匂いがあって、虫除けになるというので部屋に置いていたら、蚊よけではなく、小蝿などに効果のあるものらしい。なるほど、昔の生活は色々大変だったなと思う。でも今の生活も後々の時代には、そのように感じられるものかもしれない、と最近は思う。

昨日の朝、キッチンの床を見てもらうために大工さんが来てくれた。ちょうど庭仕事を終えたところで、8時すぎたところだったが、前日に不動産屋から電話があり、予定の8時に行けないと聞いていたので、あれ?と思った。床を見てもらいながら、大工さんに話を聞くと、予定通りの、8時すぎに行くと不動産屋に伝えたとのこと。

不動産屋の連絡を受けた時、にぎやかな休憩室にいたので聞こえづらかったのだが、予定通りに行けないが、午前中には終わると聞いたので、てっきり予定が変更されたのかと思っていた。大工さんの訪問予定時刻は、来てもらうのがその日の仕事の何番目かによって変わってくるもので、2番目や3番目だと訪問が1時間前後するのもよくある。それで、順番が変わったのかなと思っていた。ただし、朝イチの仕事なら、予定通りで、大工さんの〇〇時すぎは、時計の長針がその時間を過ぎたら、という意味になり、昨日は8時3分にドアベルが鳴ったのだった。

電話をくれた不動産屋の人は若い男の人だったけども、8時すぎ、の感覚が違うのだろうか。もしくは私の方でも何か聞き違いをしていたかもしれないけど、大工さんの〇〇時すぎ、を彼は知らなかっただけなのか。それならばまだいいが、時間を表す言葉が通じなくなっているなら困るなあ、注意するべきなのだろうかと悩んでいる。


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