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(61)立秋

今年も薄紅色の芙蓉の花が咲いた。昨日蕾を酔芙蓉と勘違いしていたのは、一年前より背丈が大きくなっていたためで、花も枝を整理したためなのか、とても大きい。立秋に秋の季語の花が咲いたし、彼岸花もお彼岸にきっちりと咲く。気温ではなくて、太陽の位置、光線の具合で季節を計っているのかと思う。

ちょうど梅の土用干しも終わり、保存用の瓶に詰めて棚下に納めた。梅干しが出来あがったという満足感はなかなか良いものだと思う。

朝は引き続きヤブカンゾウを掘り起こしている。茂みの中から、時折蝉が抗議してくるので、羽化したての蝉が羽を乾かしているのだろう。水引の葉はちょんちょんと黒が効いていて、とても日本的だ。

モモは少しずつ内側の毛をカットしていて、とうとうアゴの下から胸にかけて、襟巻きの部分も短くしたので、ちょうど人間で言えば身体の前側の毛をすっかり切った格好になる。玄関のタタキでよく寝ているけれど、冷やしすぎて鼻水を垂らすので、体力を消耗しないために切ったのは正解のはず。本人も涼しそうだし、良かったね。

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