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ネガティブな感情をまき散らしたくないあなたへ

私のライフミッションは、
マイナスからプラスを生み出す「転禍為福」で、
1人1人の可能性を引き出し、
思いやりに満ちた優しい未来を創ることです。

これは、わたしが自分の人生の棚卸しを通して、
人生を懸けて取り組みたい仕事を見つけたストーリーです。

人のネガティブな感情に大きな影響を受けて生きてきたからこそ、そのエネルギーをプラスに変換できる優しい世の中を創りたい。

その為に何ができるのか?
そんな事を書いています。


私は、本来は、マイペースな性格の自由人なのに
親の顔色を伺って、与えられた選択肢の範囲で
楽しみを見つける少女時代を過ごしました。


愛情ゆえに私にかける期待も大きく、
勉強ができて、お行儀がよく、道理を
わきまえた優等生でいることを強く求める母と


普段は寡黙で飄々としているのに、
ふとした瞬間に強い怒りやこだわりを見せる父の
視線もあって天真爛漫ではいられませんでした。


例えば、勉強を最優先にする事を望む母に応えて
お洒落をして、遊びに行く為のアルバイトは諦めたけれど


成績の悪い数学には目もくれず
成績表の上では伸びしろのない大好きな国語
ばかりを突き詰めるといった具合です。


本当に学歴至上主義の親だったら、
それすら許さず、結果を求めて
管理されたと思うのですが


母の場合は、漠然とした不安から、
移り変わる流行の為に時間を切り売りする
よりは、将来に向けて身になることに
時間を使って欲しいと思っていたので、

国語の問題集に出てくる論説文を通して、
いろいろな学問や社会問題に興味を持つ私を
肯定的に見てくれました。


父も大学の国文学科で講師をしている程なので、
私のこういう所には、
一切文句を言いませんでしたが、
「しゃべり方が生意気だ」といった些細な事で、
何の前触れもなく、怒り出し、
私の人格を否定するような罵声を浴びせたり、
手を上げたりする事のある人でした。


そんな父に攻撃する隙を与えないように、
自分の至らない所が露見することがないように、
いつも警戒していたせいか、


人の表情や言葉の端々に垣間見える
ネガティブな感情に非常に敏感だった私は、
流行に乗れずに、小難しい話が好きな変わり者が
スクールカーストの下位に位置づけられる感じを
肌で感じていました。


そして、人を怖がり、壁を作って
寄せ付けないようにしているくせに
どこか人恋しさを感じている自分を恥ずかしく思っていました。

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そんな私が大人になると、
アルバイトや恋愛などの経験が皆無のまま、
本で読んだ知識で理想化した
「仕事観」や「結婚観」にがんじがらめで、
現実とのギャップに苦しみます。


「お客様に寄り添うこと」に大きな価値を感じて
営業職に就いたのに、現場で教え込まれたのは
「言うことを聞いてもらえる関係性の作り方」と
「押し売り営業トーク」だったり、


これからは女性も自立する時代だと
妊娠・出産後も会社から復帰を切望されるくらい
実力をつけてから結婚する計画だったのに
11歳年上の彼のライフプランに
合わせ、半人前のまま家庭に入ったり、
といった具合です。


「世間知らずの理想主義」
「人嫌いでコミュニケーションが下手」
「Noと言えない妥協癖」


こうした私の欠点のせいなのか、
相手の問題のせいなのかは定かでないけれど
結婚生活もまた苦難の連続でした。


特に傷ついたのは、
妊娠5ヶ月で赤ちゃんの性別が分かった時
女の子が欲しかった夫から
「何だ野郎かよ、堕ろせよ」と
言い放たれた事。

そして、
1歳半の息子の前で首を絞められ
「母親がこんな姿、子どもに見せていいのか?」
「生意気な女、放して欲しかったら謝れよ」と
罵り脅された事です。これは、たまの休みくらい
羽を伸ばしたい夫と育児を手伝って欲しい私の
利害関係の対立がエスカレートしての出来事でした。


こんな事が続くので、
私は離婚を考えるようになり、
保育園激戦区で1歳児を抱えていても
経済的に自立する方法を模索して、
ブログやSNSを使ってモノやサービスを販売する
ネットビジネスの勉強を始めます。


実際は、常に抱っこじゃないと泣きわめき
夜も何度も起きてくる息子がいる中、
在宅で作業時間を捻出するのは難しく、
思う程の成果は出ませんでしたが1つだけ収穫がありました。

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同じように未就園児を育てながら
結果を出しているママが家事や育児の分担
といった夫のサポートを得るために
多くの工夫をしている事を知り
妻側の働きかけによって夫の態度は
変わり得ることを学んだのです。


離婚の目的は、
私と息子が安心して暮らせるようになる事
だからパートナーシップの改善が可能なら、
むしろ、その方が良いように思えました。


そして、夫の価値観を知る努力を始めたら
DVやモラハラ的な言動は仕事のストレスを
ぶつける要素が強いことが見えてきました。


本人にフィードバックすると
自覚はなかったけれど、思い当たる節があると
転職をして仕事の比重を下げることになりました。


年収6割ダウンの転職でしたが
私のビジネスの勉強を離婚ではなく
共生していく方向で生かせばいいと考えて、
夫には「私も働くから大丈夫だよ」と言って、
全面的に転職のサポートをしました。


転職したことで、夫はすっかり丸くなりました。
私に手を上げた事は、転職してから1度もないし
息子のことも随分気に懸けてくれるようになりました。

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そして「いつかは年収1000万」
「働く事が嫌いなら早めにリタイアする?」
と大きな事を言う割に、いつまでも収益の出ない
私の「起業」を止める事もなく
無関心でいてくれたのも信頼の証で
端から見たら良い夫だったことでしょう。

だけど、私の主観では、
夫は「最低なパートナー」のままでした。


子どもを叱る時に
馬鹿だのクズだの言うことも


幼稚園の送迎当番を気分であっさり放棄して、
私の予定を狂わせることも


過去にされてきた事の数々も
どうしても許せませんでした。


元から人との密接な関わりは苦手だったのに、
こんなわだかまりのある相手と暮らす事は
大きなストレスだった上、

会社の看板に頼らず
「お客様に価値提供できているか」が
シビアに収入に表れる働き方にも
プレッシャーを感じ始め


さらに、発達障害傾向のある息子の
癇癪やその場にそぐわない行動に
振り回される日々も重なって、
私は知らず知らずのうちに心の
バランスを崩していきました。


忙しさと余裕のなさで
1人になれる時間を渇望している上に
夫と息子に共通する、
「やめて欲しい」と言ってることを、
なかなか止めない所や
断っても断ってもしつこく要求
をしてくる所に嫌気がさしていて、


事あるごとに
「あんた達2人なんて大嫌い!
 私の首を絞めた男とそっくりなその息子でしょ!」と叫ぶようになっていました。

2人に目の前から消えて居なくなって欲しいという
殺意にも似た感情をオブラートに包むように
「家を出たい」「父子家庭になって欲しい」と
繰り返し夫に懇願していました。

そして、我が子に対してこんな感情を抱えていることで、同じ母という属性の友人や知人とは、なるべく距離を置きたいと思うようになりました。

我が子への愛情溢れるお母さん達と一緒にいると些細な言動を自分と比較して、酷い自己嫌悪に苛まれるからです。


親子向けの食育のインストラクターをしていた私にとって、これは致命的な事態でした。

子どもの健やかな成長を願って
食の知識を伝えるコンテンツを
扱っているのに、こんな心境でいたら、
自分の気持ちに嘘をつかなければ、
SNSの発信すらもできません。


嘘をつくのも、本当の事を言うのも怖すぎて、
活動の屋台骨であるSNSから、
日に日に遠ざかっていきました。

その頃には、子供も幼稚園に上がっていたので、
ビジネスを辞めてパートで働く選択肢もあったのですが、

ずっと親の敷いたレールや夫の敷いたレールで
生きてきた私が初めて自分で選び取った打ち込めるもの。

「家庭以外の居場所」であり
「自分を知り成長する機会」でもある
インストラクター活動を手放すのは惜しく、
辞めようと思ったことは1度もありませんでした。

とはいえ、こんな黒い感情を抱えた私が間に入ったらコンテンツを穢してしまう気さえして

SNSで発信したり、講座を開講する気持ちには
どうしてもなれませんでした。

そして、
自分の言葉で語ることは極力避けながら
協会の広報やイベント運営のお手伝いなどで、
自分が貢献できる場面を作ろうと躍起になっていきました。


頭の片隅には、夫の転職の背中を押すための
「私も働くから」を嘘にしてはならないと、
売上に対する焦りもありましたが、

それ以上に無価値感を埋めたくて、
承認や感謝の言葉が欲しくて欲しくて、
必死に自分の活躍の場を求めていました。


心の平安のないまま、無理をして、
絞り出したエネルギーを注ぎ込むような
活動の仕方を続けた結果、


周囲との軋轢を生みがちな
自分に嫌気がさして燃え尽きてしまい、
活動を一旦離れざるを得ない
心理状態に陥りました。


1人1人の可能性を無条件に信じて
認めてくれるコミュニティーでも、

悪意のある人なんて誰1人として
いないコミュニティーでも


自分が傷だらけな事で、
些細な事にも反応してしまい、
健全なコミュニケーションが
取れない事が重なり過ぎて、


自分を整えない限りは、
誰とも信頼し合えないだろう事に
目を背けられなくなったのです。

子供の頃から積み重ねた
人の顔色をうかがう癖や人に対する恐怖心を
手放して、夫や息子に対する憎悪も成仏させて、
望む未来を手に入れる為に自分と向き合う事に
専念できる場を求めた私は
LMCのトゥインクルスター養成講座の門を叩きます。

現状に不満があるくせに
変化を怖がる気持ちも強い私が
受講を決意するには、
随分時間が掛かりましたが、

自分の幸せのコップの形を知らない限りは、
誰かの役に立つどころか、
どれだけ押さえ込もうとしても
漏れ出てくる不平や不満で
人を攻撃してしまう事に気づいた以上
そのままにしたくありませんでした。

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夢を語る事を許される場所に惹かれるのに、
その場に馴染むことができず、
自分の感情は殺したまま
評価される振る舞いや、
必要とされる役割を探って、
沿おうとする生き方しかできないと
何をやっても満たされない事にも
気づいてしまいました。


そして、過去の傷を癒やし
自分の感情を取り戻す方法を
体系化しているのは、
私の知る限りではLMCだけでした。


実際、私は、すべての面で足枷になっていた
息子に対する真っ黒な感情を
トゥインクルスター養成講座で
手放すことができました。

子育て講座でもメンタルクリニックでも
口にする事ができなかった、
「堕ろせ」と言われた息子を守る為に
私が我慢してきた事を全部吐き出して、

エコー写真の胎児に感じた愛おしさと
何があっても産み育てると決めた時の
気持ちを思いだした時、
息子への愛情を取り戻すことができたのです。

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この課題を解決する為にやってきたのは、
安心・安全・ポジティブな誰にも否定や評価を
されない場で自分の気持ちを言葉にする事と
ヒーリングコードの2つです。

ただ言葉にするだけで、ネガティブな感情が浄化
されていくなんて、にわかに信じがたいですが、
感情もすべてエネルギーだという、
ヒーリングコードの開発者である
アレクサンダー・ロイド博士
の理論に触れると、腑に落ちます。

そして、こうして自分の半生を振り返ってみると
私は周囲や自身のネガティブな感情に随分
振り回されてきた事に気づきました。

父の罵声や暴力の陰には、
経済的な豊かさと引き換えに好きな事を
仕事にした後ろめたさなど、
子どもには触れて欲しくない
何かを持っていた節があるし、

母が私の意向を訊くより先に
「自立した女性」を目指して
勉強する事を求めたのは、

「女に学歴は必要ない」
という時代に悔しい思いをして、
「娘には私の分まで頑張って欲しい」
と言っていたのと無関係ではないでしょう。

そして、私に仕事のストレスをぶつけた夫と
DV・モラハラ・孤独な育児のストレスから息子を憎みすらした私。

誰かが未消化なマイナスの感情を
抱えて生きることで、
それが、意図せずとも漏れ出して、
負の連鎖を引き起こす現場に
ずっと居合わせてきた気がします。

子どもの立場だった時には、
親の言動に何かネガティブな
違和感を感じていても、
親の庇護を求める本能のせいか
なんとか親に合わせてしまう感覚があり、
そこで、自分を生きづらくさせる思考の癖
を身につけてしまった気がします。

そして、1人の母としては
そうした事が心理学的に証明されて
育児書などで警告されている事もあり

子どもの傷になる言動をしないように
一生懸命自分を律しているはずなのに、
子育てを通して、
自分の未消化の問題が表面化することも多く、


模範的な親の役割に
徹することができない罪悪感が、
育児ストレスに拍車をかけた
側面も無視できません。


だからこそ、まずは大人が、漏れ出てくる
負の感情をそのままにせずに済むように
誰からの評価も気にしなくていい
安全・安心・ポジティブな場でネガティブ
を成仏させる場が必要だと強く感じます。


そして、子ども達が、
自分を生きづらくさせる思考の癖を
何十年も抱え続けるのではなく、
ティーンエイジャーのうちに
気づいて手放すことで、
就職や結婚で回り道をする事なく
1人1人の人生がより豊かで可能性に満ちたものになる事を願います。

私の座右の銘は、ビジネスを学び始めて
最初についた師匠が教えてくれた
「あなたが夜も眠れない程悩んだ事は、
同じことで悩んでいる人を助けるチカラになる」で、


ネガティブを消化して自分の糧にすることは
ネガティブをゼロにする事よりずっと素晴らしいと思っています。


それは、ビジネスとしてコンテンツになる
とうだけでなく、ただ、共感できる引き出しを持っている、というだけでも、大きなチカラになるのです。


だから私は幅広い世代に向けて、
自分の気持ちを言語化して、
ネガティブな感情とも上手に付き合う為の
手助けをできる場所を作ることが
他者の痛みが分かる、優しく寛容な人で溢れる、
温かな未来に繋がると信じています。

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私のライフミッションは、
マイナスからプラスを生み出す「転禍為福」で、
1人1人の可能性を引き出し、
思いやりに満ちた優しい未来を創ることです。


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