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利尻島ソロキャンプ 沓形岬公園キャンプ場とドマドーム1plus 紹介

今回は3泊した沓形岬公園キャンプ場と、2022年1月の雪中キャンプから使い始めたアライテントのドマドーム1plusのインプレッションをしてみる。

まず沓形岬公園キャンプ場。
このキャンプ場の入り口は①と②の二か所。

①の入り口。

テント1張り・車中泊1台1泊500円を朝夕に巡回する係員に支払うか、係員がいなかった場合は水場の隣の建物内に設置の投函箱に投函するように書かれている。
アタシは灯台の下の角にテントを張った。

2泊分1000円は投函箱に入れ、3泊目の朝、テント前でご飯を食べていたら係員さんと出会ったのでその旨を伝えたら確認済みと言われ、彼女に領収書は必要ですかと尋ねられたので今晩の分の500円をその場で支払ったら発行してくれたのがこちら。

キャンプ場利用者は、テントを張ったのはアタシ一人で、あとは車中泊の人がちらほら。
場内に外灯はなく(あったかもしれないが点かないと存在はワカラナイ)て夜が更けるとお手洗いの窓から漏れる光だけで、あとは真っ暗だった。

テントからキャンプ場を振り返った図。

左側がお手洗い棟。真ん中奥の三つ口が開いているのがバーベキューコンロ、手前に木製の備え付けテーブルとイス。
右側の建物は水屋と料金投函箱やコインランドリーがある建物。

蛇口が片側3つずつある水屋。

使用料金投函箱やコインランドリーが設置してある建物内は、日没後には人感センサーで明かりが点く。

画面中央が使用料金投函箱
コインランドリーと流し

建屋中央にイスとテーブルが設置してあるが飲食不可の貼り紙がある。もちろん宿泊もNG。

屋外の作り付けテーブルの向こうに見えるのはお手洗い。見えている入り口は鍵を閉めるのにちょっとテクニックが必要なパブリックトイレ。
女性トイレは全部和式で3つあるうち1つは故障中。

写真左端にアタシのテントが写っている

次行くことがあったらもちっとテーブルの近くに張ろう。


②の入り口からキャンプ場に入ってみる。

漁期に漁場が近いキャンプ場に泊まると早朝に起きることになる

②の入り口のすぐそばのサイト。

道路を挟んで海が見える
利尻富士もよく見える

テントを張る人が多いためか、このエリアは草が伸びずにいる。

場内の石畳の通路を辿ると丘の上に休憩所がある。

ここももちろん宿泊NG。風が冷たい時期は日没を待つのにいい。

そして岬公園キャンプ場のシンボル、四角い灯台。

さて、こうやってざっと見てキャンプ場内にゴミ捨て場が見当たらなかったのに皆様お気づきだろうか。
最近ゴミ捨て禁止のキャンプ場が増えていてここもそうなのかと思ったのだが違った。
ゴミ箱の設置場所が分かりづらかっただけだった。

ゴミ箱は、②の駐車場入り口の手前にあった。
アタシは①の入り口から出入りしていたので、キャンプ場内外を詳しく写真に撮っていて、初めて気が付いたのだった。

ボックスの中にはそれぞれ袋を被せた大型バケツが配置されている。
向かって左のボックス内には燃えるゴミと紙ゴミのポリバケツが一つずつ、真ん中はペットボトル、右が燃えないゴミ入れ。
紙ゴミのポリバケツに使用済みのティシュとか入っていたが、多くの皆様はご存じのように、紙製のゴミでも汚くなった紙は燃えるゴミで捨てるのだよ、一部の皆様。

そして米田商店で教えてもらったが、貝殻は燃えるゴミだそうだ。
貝殻って燃えるんだね←還暦


さて、次はテント。

今年の冬から使い始めたアライテント・ドマドーム1plusにもこの旅でずいぶん慣れ、使い勝手にも強度にも今のところ不満はない。
ので。
アタシの使い方を紹介してみたい。

利尻島では外観の写真をほとんど撮っていないので、雪中キャンプ時の写真も混ぜながらの説明になる。

このフライシートには新緑がよく似合う。

ドマドーム1plusは名前に土間がつくことで分かるように、テント本体とフライシートの間にかなり大きな前室(土間)がある。
前室は、多くのテントは本体からフライシートを前に伸ばして作るが、ドマドームの場合は独特な裁断・縫製した本体をリボンでつなぎスリーブにポールを3本通してできあがる土間にフライシートをすっぽり被せて作る前室なので、風雨(雪)にめっぽう強いテントだ。

床の図面はこう。アライテントHPより

赤く塗った部分が土間

この図を探すためしばらくぶりにアライテントさんのHPにアクセスしたらARAI TENTのロゴの下に「ヒマラヤでもウラヤマでも」とあったのに初めて気がついて大いに受けた。

↓土間は真ん中、緑色のグラウンドシートが覗いている部分。

向かって左の部分は本体の底部と同じ素材で作られた物置

ドマドーム1plusは、ドマドームライト1では左右にあった物置のうち右側を室内としたため、かなり居住空間が広くなり、アタシのように嵩高い人間が使っても窮屈さは感じない。

フライシートを被せた姿。

地面とフライシートの隙間が少ないので強い風雨(雪)にも安心。

風雨風雪の日には土間部分で煮炊きするので、靴をそこで脱いだり履いたりするのはちょっとな~と思い、手前にはグラウンドシートかレジャーシートを敷いて靴はその手前で脱着し、夜間や雨のときには物置部分にこんなふうに置く。

今回は木炭の入っていた箱に入れたが、真冬の夜間は持参した大き目のビニール袋に入れてテント室内にしまう。靴の内側が氷点下になるためだ。


調理時に風雨風雪がないときには土間部分にイス(チェアゼロ)を置き、イスの前に据えたローテーブルや焚き火台で調理する。

また雪中キャンプの記録でスミマセン


テント内部の使い方は、大体こんなふうに固まってきた。

スリーピングマット(モンベルU.L. コンフォートシステム キャンプパッド38 150)はテント入ってすぐの場所に敷いて、テントの奥側に着替えなどの荷物を置くスペースを作る。
左膝が悪いので外に出る際右膝を突くため、テントのグラウンドシートだけだと膝株がゴリッとなってめっちゃ痛いのを防止するようにだ。

日中着用したアウターやハットなどはハンガー、小物干しに引っ掛けて低いループにかけ、着替えや防寒用アウター(モンベルライトシェルパーカ)は畳んで置く。

入り口側ぴったりにシュラフマットを敷くと、ハンガーにかけた衣類に干渉せずに室内にいられる。
マットの枕元または足元の隙間にはショルダーバッグ、濡らしたくない食品(調味料など)や空のコッフェルを置く。

こうすると土間部分にイスを置いて料理をしている時、手を伸ばせば必要なものが取れる。

反対側はこんな感じ。シュラフはモンベルのダウンハガー800 #3

こっち側が少し低くなっていたのでマットの下には空のザックを置いてある。

ただしこの使い方だと162㎝のアタシより身長がある人だと頭が窮屈だろうので、

マットはテントの奥側に敷き、テント入って左側の空間にものを置くようにするといい。


箱を靴入れにしたので、木炭は大きなレジ袋に入れ、土間左側の、テントとフライシートの隙間に置いた。

このテント、風にも雨にも強いが、暑さにはきっと強くない。
それでも、大きなかまぼこ型の換気口がテント底部近く、入り口の反対側にあるので、入り口も換気口もメッシュにすれば短い筒状の換気口しかついていないアライテントのエアライズやモンベルのステラリッジよりはそこそこ風は通すとは思うのだが、

なんせドマドーム1plusを最初に使ったのが雪中で、2回目3回目になる利尻島は涼しかったので、このテントはまだ本当の暑さを経験していないし、アタシが行くのは夏のハイシーズンを避け、おまけに暑くない地域ばかりってこともあるので、風通しの良し悪しは他の方のインプレッションを参考にしてください(^_-)-☆


以上、沓形岬公園キャンプ場とドマドーム1plusを紹介してみました。
他のキャンプ場に行ったらまたご紹介しますね。

ではでは。

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