価値観の違いで解散しよう
会話が通じる、ってかなりありがたい。
同じ人間同士が同じ言葉を使っていても会話が通じないなんてことはざらで、向こうからしたらこちらもそう思われているのだからおもしろくない。価値観、いわば言葉の重みは会話におけるたったひとつの「ルール」であり、約束事なのだ。
空手家と水泳選手は競わないし、ラケットや鉄球じゃキャッチボールは成り立たない。
例えばセックスという単語一つ取っても忌み語のように扱ったり馬鹿にする人がいれば、崇高な魂の会話だと言う人もいる。この二人は同じ言葉を使って