七五三の贈り物。

彼女と出会ったのは、大学１年生の時。
４年間ずっと一緒のクラス。

お互い大恋愛を経験したり、
ルームシェアをしたりしながら、
卒業して、大人になって。

それでも相変わらずよく会っていて、
私の２５歳の誕生日には一緒に【SEX AND THE SITY】の映画を観に行ってくれて、
２６歳の誕生日には、家出した私に付き合って一緒に旅行に行ってくれた。

彼女の前で何度泣いたことか。
何回爆笑したことか。

「親友」という言葉を使ったことはないけれど、
誰かに「親友は？」と聞かれたら、彼女は間違えなく頭に浮かぶ、
いわばマブダチなのである。

そんな彼女をSATCで例えるならば、運命の相手を強く信じるシャーロット。
シャーロットの運命の相手は、なんと、私の高校の友人。

友人同士が家族になって、私は勝手に親戚気分。

娘ちゃんの七五三に、もちろんとばかりに乗り込んできました。

早朝のご自宅に潜入。

「おはようございます〜。」

今日の主役、気持ちの準備はOKのようです！

ママがお支度中なので、弟くんもいい子に待ってます。

いよいよ娘ちゃんのお支度です！
どんどん変身していく姿を覗き込み、思わず笑顔。

初めてのお化粧。

あの子の子どもが、あの子にそっくりな顔で笑ったり、
くるくる表情を変えていて、
本当に可愛い。

そして着物に。

次の写真は、私が特にとても好きな写真です。

着物に着替えた娘を前に、
母の微笑み。

父の笑顔。

子どもの笑顔は、世界共通で可愛いもので、
特に自分と関係がない子どもでも、とっても可愛いと思えるもの。
親はもちろん、それ以外の人も幸せにしてくれる。

では、ママやパパの笑顔は。

私は、この写真、いつかの娘ちゃんのために撮りました。

ママとパパが、どんなにあなたの成長を喜んでいたかを、目に見える形にも残しておきたくて。

おせっかいなおばちゃんが、そっと、家族のアルバムに残しにきました。

成長の証は、きっと沢山残してもらっているので、私からのささやかなお祝いとしてこの写真にかえさせていただきます。

そして、弟くんもお支度。

さぁ、お参りに出発です。

家族大集合。
たくさんの愛情と歴史に包まれたお参り。

すべての七五三を迎えられるご家族には残せないので、
ご縁で私に大切な日を撮らせていただけるご家族に。

お子様への想いをとじ込めて、
シャッターを切りたいです。

撮らせてくれてありがとう。

産まれてきてくれてありがとう。