見出し画像

【日々を綴る】成人式と90年代の原宿の思い出

日付が変わってしまいましたが、昨日は成人式でしたね。

新成人の皆さま、おめでとうございます✨

ネット上で、様々な成人式に関する写真や動画を見かけた一日でした。

友人一同と、20年間育ててくれたママへのサプライズの様子。
「これからもみんなのこと見守らせてね」と投稿するママさん。心温まります。

晴れ着の袖をたなびかせ、雪山をスノーボードで駆け巡る動画。(衝撃!)
なんて格好良いのでしょう。
振袖の渋い赤色が銀世界を切り裂いて、それはそれは美しかった。

私が成人式を迎えたおよそ20年程前とは、当然ですが、だいぶ時代が変わりましたね。

GoProとか、なかったし。笑。

そんな楽しそうな方々を見て、私も自分の成人式の日を思い出しました。


私は転勤族の家庭で育ったので、これといって「地元」という概念の故郷がないんですね。

まぁあると言えばあるのですが、成人式の頃にはその地域には住んでおらず。
なんとなく、そこで生まれ育った皆に混じって式に出るのも違うし、今住んでいるところで出ても殆ど知り合いもいないしなぁという感じで、特に式には行きませんでした。

そこで、同じく式には出ないという友人と2人で、10代をよく過ごした原宿へ遊びに行きました。

原宿は大好きな街で、たくさんの思い出があります。

最初に連れて行ってもらったのは、確か小学生の頃。
なかよし派だった私は、猫部ねこ先生の「きんぎょ注意報!」が大好きで、グッズを買いに連れて行ってもらいました。

いや懐かしすぎるわ…!

中学生になると、ロック音楽とファッションに興味があった私は、自分でリメイクした服を着てたびたび原宿に遊びに行くようになりました。

山手線に乗って原宿駅で降り、竹下通りへ。
好きなバンドのファン仲間と交換する名刺も、竹下通りで作りました。

高校生になって、聴く音楽がヴィジュアル系からパンクやメタルになっても尚、原宿通いは続きました。
古着ブームで、古着屋さんによく行ったなぁ。Chicagoやハンジロー。

90年代の原宿は自由で、どのブランドも自己主張がものすごくて。笑。
だけど誰もがそれを楽しんでいる雰囲気があって、私はとても好きでした。

そして裏原にも足を伸ばすようになり、表参道で食べ歩きをするようになり。

皆様ご存知の通り、原宿は大きく変わっていきました。

だけど私は、80年代のタレントグッズのお店も覚えているし、ジャニタレのブロマイドがいっぱい売られていたのも覚えている。
駅前のキディランドや、竹下通りのマックやクレープ屋さん。HIPHOPファッションのお店の黒人のお兄さんや、V系ファッションのお店や、通りを抜けた先のムラスポ。
ストリートスナップが盛んだった表参道のローソン前や、キャットストリートでオシャレな似顔絵を売っていた絵描きさんのことを覚えている。

みんなきっとそうですよね。

話がそれました。

で、成人式の日の私は、振袖を着て友人と2人で明治神宮へお詣り…
と思ったのですが、出足が遅すぎて、着いた頃にはもう明治神宮は閉まっており。笑。

神宮橋あたりで、沢山の外国人観光客からの写真リクエストに応え、お祝いの言葉をいただき、そしてふらっと立ち寄った可愛らしいカフェで素敵なアニバーサリーデザートプレートを楽しみ、プリクラを撮って帰ったのでありました。

それはそれは、大好きな場所で大好きな友達と過ごす、私なりの素晴らしい成人式でした。


この記事が参加している募集

多様性を考える

この街がすき

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?