見出し画像

デビュー戦から型破り

いよいよ私にもこの時が来ました、ファシリテーターデビュー!

今一番興味のある自己開示について、このワークショップを仮説検証の場にすることにした。

そこで私が用意したワークショップは「想い起こし」

1. 検証したい仮説

自己開示せざるを得ない環境づくりは、短期間で素の自分を出すのに効果的

そもそも自己開示って言うのは、自ら心の扉を開けるイメージ。通常だと、参加者が自己開示できるようにゆっくりアプローチしていくのがファシリテーターのお仕事。だからファシリテーターから扉を開けてずかずか入っていくなんて御法度。

そこをあえて開けてみようっていうのが私の挑戦。

私自身、とりわけ理由もなく自分の素を出すのにためらうことが多いから、何かの弾みでそのストッパーが取れれば楽なのにな、なんて思うことが多くて。じゃあそのストッパー蹴飛ばし役に自分がなってみようってのが今回のねらい。

2. ワークショップの内容

何をしたかって言うとファシリテーター関連で最近の想いと、1ヶ月後の理想の姿をメモに書いてくださいって言うワークショップ。

で、その内容をシェアしてみませんかって聞いてみた。きっと型通りだと、書き始める前にあとでシェアしてもらいます、と一言添えておく。そうするとシェアしてもいい内容を書くことになる。

でも私はこれを自分を開示しているとは思えなくて、自分に向けて書いたものをシェアすることで初めてありのままの自分をさらけ出すことになるかなって。

画像1

1回目の呼びかけに応えてくれた人は0人。想定内だったし、それだけみんな真剣に書いてくれたってことでもあると思って、嬉しかった。

3. 挑戦

ここからが私のチャレンジで、今回のワークショップにかける私の想いと、自己開示したらどんないいことがあるのかを伝えてみた。

画像2

そして、もう一度同じ問いかけ。「想いのシェアしてみませんか」

ここで挙手をしてくれたのが3人。誰も手が上がらないとしても、誰かを指名するなどしてシェアしてみてもらうつもりだった。けど、実際しばらくの沈黙が流れた時は正直ひやっとして、誰を当てよう、誰かに不快な想いをさせてしまわないかな、など考えてしまった。つまり、最悪の状況のシミュレーション不足だった、ということ。

嬉しかったのは、その後の展開。1人目の参加者が涙を流しながら想いを教えてくれた。普段明るくてみんなの盛り上げ役に回ってくれるような子の、ファシリテーションに対する熱い想いに初めて触れることができた。

4. 検証結果

自己開示してくれた本人たちに変化があったかは分からないけど、少なくとも聞き手は3名をより知ることができたと思う。
実際、メンバーからのフィードバックでも、「みんなの気持ちが知れて、とても幸せでした。」などの嬉しいお声もいただけた。

結果

自己開示した人に対する、周りの理解が深まる。

自分も書いたメモをシェアしたが、特に自分のなかで想いの変化は起きなかった。むしろ恥ずかしいだけ。

だけど、開示してくれた3人について、私はより深い理解をすることができたはず。それが今後どう作用するかはまだ分からないってのが正直なとこかな。

少なくとも、想いを胸のうちにしまっておいてください、とかシェアする前提で書いてください、というようなワークショップにしなくてよかったなと。

挑戦って楽しい!


▼以下はただのメモ

失敗/ 気をつけたこと / コーディネーターからのFB /メンバーからのFB

<失敗・反省点>
-自分目線-
・最悪のシミュレーションをできていなかった
・自分の想いが強いからか、ねらいを簡潔に説明できなかった
・山手線ゲームでの予想以上の盛り上がりに対し、時間が気になり乗り切れなかった。

-コーディネーターより-
・ひとりの参加者がZOOMから落ちていることに気付いていなかった。早急に気付き、プライベートチャットなどで状況を説明してあげるとその参加者も遅れを取らずに済む

-メンバーより-
・最初の山手線ゲームの順番はある程度始まる前から決めておいて、トークで送っても良かったかも!
  →画面共有していると参加者の名前が見えないことを知らなかった!チャットで事前に送るか、一度画面共有を停止してみんなの顔と名前が見える状態でゲームすべきだった。
・作業が終わった人からスタンプ押してください〜とかだと作業が進みやすかったのかなと思った!
・流れが悪い部分があったので、(写真を送るところの段取りなどで沈黙の部分が多かったかな)、段取りをスムーズにする工夫や、沈黙を作らないように音楽を出したり、喋り続けるなどの工夫など・・?
  →大学の授業で使ってるzoomの機能がないことに気付いて焦った。落ち着いて、「手を挙げる」ボタンで作業終了を教えてもらうなど、臨機応変に対応すべきだった。作業が終わった人から画面ONにしてください、などの指示も場合によってはアリ。
・自己内省にはいる前にもう一度書く内容を見せるか、画面に表示しておいていただけるとありがたいなあと思いました。
  →これは盲点。完全に参加者側の立場になって考えることができていなかった。

<気をつけたこと>
・山手線ゲームでは、テンションを高く保つことを意識した
・できるだけスライドはシンプルになるように心がけた
・Writing Timeではビデオオフにしても良いことにした。また、自分から実践することでビデオオフに対するハードルを下げた
・Writing Timeと最後のタイムカプセルに入れる作業ではBGMを流すことでリラックスしてもらえるようにした
・ひとつひとつの表現を大切にすることで開示しやすい雰囲気づくりを心がけた

<コーディネーター3名からのフィードバック>
・リスキーではあるものの、強い自分の想いをもとに実験してみたのはよかった
・お互いのことを知っていて、信頼関係を築くまで後一歩、という場面では効果的なワークショップだと思うから真似したい
・一方で、効果の発揮を期待できるコミュニティは限られている。自己開示に慣れているようなメンバーでないと、失敗に転びかねない
・意図した沈黙も重要な役割を果たす時がある。今回だと、「想いのシェア、してみませんか」の後に「立候補者が出なくてもいいので、1分だけ待ってみます」などの沈黙の時間を作ることで、より参加者は自分に向き合うことができ、雰囲気づくりにも効果的。

<メンバーからのフィードバック>
みんなが真剣にフィードバックをくれたのがめちゃめちゃ嬉しい!ここでは2人以上が同じ内容を書いてくれたものと、勉強になったものをそのまま引用

- アイスブレイクについて-
・最初の山手線ゲームから自己開示の要素を入れているのが素晴らしい!
最後にその伏線が綺麗に回収されていてめっちゃ素敵だなと思いましたー!
・自己開示をする前に、アイスブレイクとして山手線ゲームをして、それを生かしているのがすごくよかった!
・山手線ゲームからのメインコンテンツへの導入がすごい良かった!” テンポ良く素直に” っていうのを導入で実践してたからこそメインの気持ちの書き出しがとてもしやすかった!
・単純に山手線ゲームのお題が良くて、みんなのことを少し知れたのが嬉しかったです!

-雰囲気づくりについて-
・みさちゃんの空気感が周りに伝染してゆったりした時間をもてたこと
・自分の弱みを先に開示して、参加者が正直な気持ちを出しやすくなったこと
・みんなに寄り添いながら自己開示に持っていってるのがすごい!その寄り添いがあるからこそ涙も生まれているんだなと思いました!
・みさの音楽の選曲だったり、やさしさで私達は安心してシェアができました。
・声が優しくて、聞き取りやすかったよ

-ワークショップ形態について-
・未来に繋がるWSであるってのもおもしろいと思った!わくわくが増えました。
・合宿のときに答えを見るっていうのが面白かった!この時間だけで完結しないワークのあり方もあるのかなと思いました!
・30分で完結しないWS初めて!とても新鮮だった!








この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?