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M&Aアドバイザーのつぶやき

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M&Aアドバイザーとしての日々の気づきを徒然に書きます
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M&Aアドバイザーの本が週間ランキング1位に!|M&Aアドバイザーのつぶやき

こんにちは。かきもとみさです。 私はM&Aアドバイザーの仕事をしています。 昨日、新宿の紀伊国屋書店に立ち寄ったら「週間ランキング」の1位を飾っていたのがこちらの本! もちろん私はM&Aアドバイザーなので目に付いたのですが、週間ランキング1位を取る程、世の中からは注目されるようなテーマなのか?と不思議な感覚でした。 まだ数ページしか読んでいないのですが、まず共感したのはこちら。 M&Aアドバイザーは"総合格闘技" M&Aの世界では、財務・税務・法務・マーケテ

買手インタビューでアドバイザーの存在価値を再認識した話

こんにちは。かきもとみさです。私はM&Aアドバイザーの仕事をしています。 昨日は、昨年成約した買手企業の社長へインタビューを実施させていただきました。非常に濃い内容になったので、記事に仕上げるのが楽しみです! 今回は、印象に残った部分だけを抜粋します。 交通渋滞・ミサイル危機、、ことごとく「天からのお告げ」が? インタビューで初めて知ったのは、成約前に実施したトップ面談の2回中2回とも、買手社長が遅刻気味だったときのこと。。 1回目は渋滞にハマり遅刻、2回目は

M&Aなら、買手企業の「覚悟」を求められる|M&Aアドバイザーのつぶやき

こんにちは。かきもとみさです。私はM&Aアドバイザーの仕事をしています。 最近の発信では「売主社長はM&Aに始動する前に、きちんと覚悟を決めましょう」ということをよく書いたりしています。 ですが、逆に買手企業にとっても「覚悟を決めてもらう」という効果がM&A自体にはあると考えています。 今日はそのあたりを書いてみたいと思います。 買手の選択肢は?買手目線でみたとき、会社を成長させたいと考えたときにどのような選択肢がかんがえられるでしょうか?ざっくりとですが、下記

「覚悟」が決まるとできることがある?|M&Aアドバイザーのつぶやき

こんにちは。かきもとみさです。 私はM&Aアドバイザーの仕事をしています。 M&Aに始動する前に、きちんと覚悟が決まっているのかどうかの気持ちの棚卸をしましょうという話は以前に記事にしました。 記事はこちらから。 今回は、覚悟が決まったあとの売主社長と話したときの気づきを書いてみたいと思います。 M&Aに始動する前の覚悟の決め方まず、M&Aに始動する前に売主社長は下記の順で覚悟を決めてもらう必要があると思います。 この③まできて、第三者承継を選択することで、M

イソップ寓話とM&A|M&Aアドバイザーのつぶやき

こんにちは。かきもとみさです。 私が尊敬するM&Aの大先輩の記事で、面白いものを見つけたのでシェアしたいと思います。 いつも案件相談やアドバイスなどをくれる、齋藤 由紀夫先輩の記事です! イソップ寓話とは、ブラックファンタジーというか、生死をかけた残酷な状況で人間の本質を痛感させられるような話が多いのですが、M&Aもまったく同じような世界なので、重なる教訓が多いのです。 いくつか紹介しますので読んでみてくださいね。 この「欲」は人間に付き物ですが、買手候補である相手

イソップ寓話とM&A - その2|M&Aアドバイザーのつぶやき

こんにちは。かきもとみさです。 今日は昨日も記事にした「イソップ寓話」とM&Aにおける教訓の話です。 上記リンクは、いつも案件相談やアドバイスなどをくれる、齋藤 由紀夫先輩の記事です!以下、記事の引用します。 これに似たギリシャ神話?を聞いたことがあります。 3人の兄弟がいて、神様から「1タラント」のお金をもらいました。長男は商売を成功させ、次男は使って無くしてしまい、三男は大事に1タラントをとっておきました。 神様は三男に「1タラントを大事に持っているだけではダメ

M&A仲介業者へのフィーが高い理由/前編|M&Aアドバイザーのつぶやき

こんにちは。かきもとみさです。私はM&Aアドバイザーの仕事をしています。 「事業承継」「後継者不足」「M&A」という言葉を新聞では見ない日はないくらいにある種のブームとなりつつある昨今。 「M&A仲介業者」への非難やアンチというのもよく聞こえてきます。 言葉の意味の補足をしますと、FA(ファイナンシャルアドバイザー)というのが、売り手側もしくは買手側どちらか一方の交渉代理人として稼働するのに対し、「仲介者」というのは、両側と契約をし、両方からフィーをもらうケースが

発信の効果?ご紹介をいただき感謝|M&Aアドバイザーのつぶやき

こんにちは。かきもとみさです。 私はM&Aアドバイザーの仕事をしています。 2022年も良い案件をそこそこの件数、成約に導くことができました。 年末はしばらくは落ち着くかなぁと思っていたのですが、弊社株式会社カレンシアに、つい先日急にお問い合わせがきました。 当日中にweb面談を実施し、お話をお伺いすると、売却のご相談でした。 もちろん、どんな売却希望の背景だったとしても、売主の意向が堅いのであれば、情報をお伺いして買手探しをお伺いするスタンスです。 ただ、

紙一重|M&Aアドバイザーのつぶやき

こんにちは。かきもとみさです。私は世の中に少ない女性M&Aアドバイザーとして仕事をしています。 「もしあのとき、あの人に連絡を返していたら、あの人と結婚していたかもしれない」 そんなの経験をしている人はたくさんいると思います。 人生のあらゆる場面で、紙一重で運命が決まるものですね。 M&Aの世界も紙一重で結果が分かれるケースというのは本当に多く、何が正解だったのかなんて誰にもわかりません。 「あのときのあの発言のおかげで、成立に決定的になった!」 「あのとき

M&Aに向いてない人とは|M&Aアドバイザーのつぶやき

こんにちは。かきもとみさです。私は世の中に少ない女性M&Aアドバイザーとして仕事をしています。 本日は「M&Aアドバイザーのつぶやき」です。 M&Aに携わる立場に「最も向かない人」について話をしたいと思います。 「他責」アドバイザーであれ、売主であれ、買主であれ。 起こる事象を他人の責任にする人は、この世界に向いていません。 どんな場面でも、何が起こっても、M&Aのいかなる場面において、「自分の責任だ」という覚悟が必要だと思っています。 シドニー五輪1