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「右脳が疲れてる」と言われたので、右脳を育ててみることにした。

脳美容という(ざっくり言うとヘッドスパみたいな)施術が好きで3か月に1度のペースで通っているのですが。

先月の施術のとき、「右脳が疲れてる」と言われ、思い当たる節がありすぎてびっくりしました。

確かに、感情がぐちゃぐちゃになっている自覚があったから。
感情の高低差が大きくてというよりも、感じているはずの感情をうまく認識できなくて、先月の私はじたばたと暴れていました。

左脳の方が重かった人


小学生の頃、早すぎる肩こり頭痛デビューをしてしまい、母に連れられて整体院に行ったことがあります。
その整体師さんは目が見えなくて、もうおじいちゃんだったけど、腕の良さは地元では評判だったそう。

そこで「あなた、左脳の方がちょっと重いねえ」と言われたのでした。

その時は、視覚を補うために他の感覚が研ぎ澄まされて、そんなことも分かるのかすごいな!とか、左脳が重いって賢いってことじゃないのとか、昔すべり台のてっぺんから落っこちたせい?とか、適当なこと言っていたけれど。

成長できなかった右脳


私はめちゃくちゃ直観(直感?)で生きるタイプ。順序立てて道筋を考えるのは苦手で、本当に今でも左脳が重いのかは甚だ疑問。

なのに。とくに精神を揺るがす大きな出来事があったわけでもないのに、自分の感情がわからなくて苦しんだ挙句、右脳の疲労が明らかに体に表れているなんて。私の右脳、ちゃんと仕事してる?

そう振り返って気が付いた。私の右脳は乳児レベルかも。
心当たりはありすぎる程にある。左脳がまるで優秀すぎる執事のように右脳を甘やかしてきたからだ。

左脳執事による右脳幼児育児


右脳が「ちょっと不快かも…」って、泣きはじめの(おむつ濡れた赤ちゃんが大泣きする一歩手前の「ふぇ…」みたいな)顔をした瞬間に、左脳が飛んでくる。
で、「じゃあこれは辞めて、こっちにしよう」といい感じにお膳立てしてくれる。

なんなら、不快を感じそうなことは、あらかじめ選ばないように、慎重に慎重に選択肢から排除してくれている。しかもそのスキルが高度。
おかげで「めっちゃ不快!!!」を感じる経験があまりにも少なかったのです。私の右脳。

なんということでしょう。私、自分で自分を過保護に育ててしまったみたい。その結果、32歳になっても右脳はまるで乳幼児のまま(それにひきかえ左脳はまるで仙人になった)。

所感

いいところ

  • 左脳が右脳のサポートに徹しているところ

  • 右脳が突拍子もないこと言っても動じないこと

  • 常識や前例で右脳を束縛していないこと

  • 左脳の処理速度のおかげで、愚痴る間もなく不快が解決すること

よくないところ

  • 左脳の過度なサポートが右脳の経験と成長を奪っていること

下半期の課題

  • 左脳を介さず世界をそのまま感じ、表現すること

  • すぐに肉体を動かし、分析は後回しにすること


インサイドヘッド風の世界観で生きていて、自分の脳内を覗くのは私にとっては日常的なこと。文章化したことがなかった気がしたのでやってみました。

そしていつも記事を書くときは、左脳の校正部問とやりとりしながら仕上げているのですが、幼児とおじいちゃん執事はなかなか話がかみ合わず、ちっとも記事が完成しないので、以降は甘々校正でお届けします。論文じゃないし、ブログだし、これも練習(と自分に言い聞かせる)。

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