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リノベーションスクールのハナシ
私の背中をドーン!と押してくれたリノベーションスクール。すごく自分の中で大切なことなので書き留めようと思って書いてみたら7000字を超えてしまったので、3部構成に分けることにしました(笑)
1部目の【リノベーションスクールに行くまでのハナシ】はこちらから。
早速オンラインで行うホームスクールへ参加。当時働いてた会社でこういったスクールは運営する立場だったから受講者として参加するのはなんだか新鮮。良い緊張感。
お互い簡単に自己紹介。同い年の女の子がいた、ゆいちゃん。私この子と絶対仲良くなるなあ、となんだかすぐ感じた
運営のリノベリングのアキラさんがリノベーションスクールのことを説明してくれた
エリアの価値を上げ、豊かな未来を築くことに真摯に向き合う3日間の実践型スクール
私は建物のリノベーションにはあまり興味はなかったし、正直何をするかあまりよく分かってなかったけど何かやりたい事に近づきそうだという確信だけはあった
リノスク当日。
朝早く出てカフェで彼とズームをつなげて人口統計の取り方を教えてもらったり、アドバイスもらって緊張を和らげて、、笑
あ〜ズームで見た人達だ。わくわくどきどき
グループ毎に分かれてテーブルに座る。会場はローカルマスター美隼さんのお店の2階。私はユニットBだった。ユニットマスターは、西山芽衣さん。美咲は西山さんと話した方がいい、と彼が激推ししていたのでとっても嬉しかった!
オリエンテーションが始まって、スクールマスター遠矢さんのライブアクト。色んな肩書きを持っているのに、なんて飾らない人なんだろう。それが遠野さんに感じた第一印象だった
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私たちユニットBの対象物件は、公園!
"リノベーション = 建物" のイメージだったから、公園もあるんだ。私が将来やりたいのは何もない山だから私にとってぴったりだ
自己紹介をして、美隼さんのお店でひとまずランチ。さっき会ったばかりだからぎこちない、、(笑)
ユニットマスターの芽衣ちゃんが料理を待ってる間にA4用紙をみんなに渡してくれて、「これに自分のこと書いてみよう〜」と。あ、これ私の好きなやつだー!
料理が来たので、「夜ご飯の時にでも見せ合おうね」と
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それから対象物件の公園に実際に行ってみて、歩いてみて、触れてみて。
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まちの中も歩いてみて。
私たちユニットBのメンバーのほとんどが開催地の姉ヶ崎とは無縁。熊本、東京、福岡、、
ここをよく知る美隼さんに姉ヶ崎のことをたくさん聞いた
会場に戻ってからは、ユニットAのユニットマスター今村謙人さん(今ちゃん)のライブアクト。「とりあえずやってみる」を体現している人。メキシコで旅(INPUT)に飽きちゃって屋台(OUTPUT)をやり始めた人。
私は社会へのインパクトがあるものへの行動のハードルは高く感じてしまっていたから、「こうやって始めるんだ」とか「この状態で始めていいんだ」を初めて知れた、はじめのいっぽはかるく
なんだかうずうずしてきた
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それからはユニットワーク。
さっき行って見てきたまちのことや、公園のことを「ここってどんな場所かな?」をみんなで考えを出し合う
姉ヶ崎駅には西口と東口がある。
私たちの公園は西口
東口には、居酒屋やコンビニがちらほら。人通りや学校も断然こっちの方が多い
対して西口には駅を出たところにはほとんど何もない。少し離れたところに会場である美隼さんのお店やバーがちらほら
なんだか、東口が正面で西口が背中?みたいだね
昔ながらを感じるお店や、知る人ぞ知る、のようなお店も。
西口って、B面みたい
これが私たちユニットBのキーワードになった
と思ったらユニットメンバーの大学生のかなえちゃんが、「B面がもっと栄えてしまったらA面になっちゃう、だからB面って決めるのは違うと思う」
なんだかすっごい嬉しかった
集まったメンバーは皆違うバックグラウンドで違う価値観を持っている
だからこそ、一つのことを決めようとするときに色んな意見が出てきて当たり前。けれど社会人になると「決めること」が目的なことが多いから決まりそうになったらそっちに合わせにいく。
かなえちゃんのこの一言がきっかけで、私たちは「どう思われるか気にせず」思ったことを全て言えるようになった
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1日目のユニットワークが終わって懇親会へ。懇親会に向かう途中で夜の公園も見に行こう、と公園へも行った
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懇親会ではゆいちゃんの隣へ。そこにローカルマスターの翼くんも。同じ千葉の田舎育ち、というのとゆいに関しては同い年で自分の好きを追いかけていることが共通項で、すっかり打ち解けた
ユニットBではランチの時に書いた自分マップをお披露目。さっきまでは全然知らなかったみんなのことを知る。
映画や小説、音楽などのカルチャー好きが集まっていた
そこから一気にユニットBのみんなが近づいた気がする
A面(本業)だけでは知り得なかったその "人" のことがB面(好きなこと)で繋がった瞬間だった
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その後は本当に楽しくなってしまったのと、この時間が終わるのが惜しくてメンバーの家に泊めてもらった(優しい世界)
リノスクの朝は早い
次の日の朝、7時とかに家を出てまずは公園へ
朝はどんな顔なのかな?と覗いてみる
会場へ戻ってからはリノスク卒業生のライブアクト
エナジークローゼットの方。この方の努力が凄くて衝撃だった、事業を始める前にビジネスアイディアを100個以上考えたと、、、
それからはユニットワークに戻り「じゃあこの公園を誰のために?どうする?」を考えた
市の方が用意してくれた人口比を見ると、ここ数年で西口の2-30代女性の人口が増えている
きっとここは工場地帯だしそこで働いてる人が転勤で住んでいる
地元に戻ってきた
都内へのアクセスもそこまで悪くないのでコスパの良い一人暮らし
理由はこの3つかなあ、と。
けど、昨日も今朝も歩いてる人を見かけない
まちに出るきっかけがないね
公園はその人たちのための、まちに出たいと思えるきっかけの場にしたらいいのかも
住んでる地域で "つながり" があるといい(でも本当に求めてるかな?)
でもそのつながりって、作るの難しいよね
その時にヒントになったのが、ユニットマスター西山芽衣さんの【HELLO GARDEN】
HELLO GARDENは、それぞれの新しい暮らしを見つける、まちの実験広場です。
ここは住宅地の真ん中にある屋外の小さな空間を活用した、公共空間。まちの人たちが自分たちで作る場所
子供から若い人、おじいちゃんおばあちゃんまでいろんな人がお茶をしたり、畑を作ってみたり、お店をやってみたり
ここが面白いのが、場所を作って「はい!良い感じの場所を皆さんのために作りました!どうぞーっ」と提供するのではなくて、使う人たちが実験のように、こう使ったら面白いねと場所を作っていく
何それ!面白すぎー!
そんな芽衣ちゃんの頭の中が覗けるライブアクトが2日目の夜に開催。
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健やかな日常に必要で、でも自分たちでしかつくれないもの。
血の通った関係性、本当に心満たされる時間、
居場所、自己肯定感、仲間
"過程にしかない" 創造的なワクワク。
仕事をやめるか悩んでいた私はこの言葉にすごくハッとなった
本来私が求めているのってこれだ、でも今の自分ってこれじゃない
1日目からみんなで一つの公園のことを考えていて、あーでもないこーでもない、これがいいかも!と意見を色んな角度から出し合って、私はずっと何故か目頭が熱くて。
芽衣ちゃんが言っていたこの、"過程にしかない" 創造的なワクワクを、血の通った関係性のナカマたちと感じていた、からだと思う
それからはユニットワークへ戻り、方向性を決める
"B面で繋がれる場"
ここに絞れた
そこに住んでいる人のB面に触れられるような場があったらいいんじゃない?本とかレコードとか置いてさ、帰り道とかに寄れたらいいじゃん
その本とかに感想書いたりさ、思い出とか書いたりしてさ、なんか日記とかも置けたらいいよね〜
えー、めちゃくちゃそれ欲しい
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HELLO GARDENのめぐる本棚がイメージだった
名前はどうしようか??
みんなで50個くらい出し合ったかな
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市原で広告屋さんを営んでいるみんなのお兄さん、マルさんのアイディアに決定!!!
はい、明日はプレゼンだからそれまでに今まで考えた私たちのアイディアを伝えるスライドを作らないといけないよ〜!
もっと話したいし詰めたいのに、時間がない
【決める】これが本当に難しかった
私たちユニットBのメンバーはみんな現実的に考え過ぎて、抽象的なことと具体的なことの話し合いのバランスが難しかった
リノスクはもちろん「実現する」ことが前提だけど、これで決定でやらないといけないというは無いから、後で変えられるから
と、何度も芽衣ちゃんは言ってくれた
それからどんなスライドが必要かをまとめた
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お腹空いたね〜、けど食べにいく時間なんてないねえ。。。
そしたら美隼さんが、、、!!!
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食べな〜!お代はいらないよ!
て、なんて優しい、、。
このソーセージもパンも全部手作りなんだって
すんごく染みた
大体詰められたから一旦今日は解散。0時前とかだったかな
今日も家へは帰らず(笑)近くのホテルを取った
ホテルへ戻ってからスライドを作り始めた
めっちゃ絵柄が、はい!AIです!て感じだけどchatGPTに作ってもらったイメージがこちら
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ま、まあこんな感じ(笑)
一通り終わって就寝
次の日もなんとか起きれて、会場へ
みんな、昨日ほぼ寝れてないんだろうな、と最後やるぞ〜!の顔
ここまで順調っぽく書いてきているけど、全然そんなことは無くて、毎日ショートプレゼンがあってそこで沢山言われているしツッコまれている
芽衣ちゃんも抜けがないよう(全然あるけど)ここはどうするの?と沢山ツッコんでくれる
私たちのプレゼン相手は、市原市長。
公園は市のものだから
頭がわあ〜〜〜となりつづけていた笑
発表は15時。資料提出は14時!
やばいよ、あと5時間しかないよ、、、、
昨日作ったプレゼンを印刷して再構成、足りないところを分担して練り直していく
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この時間が本当に良い時間だった
余裕がないからバタバタしてるんだけど、みんなが一つのことに向かって頑張っている感じ。
それからプレゼンの練習を始めた
みんな練習なのに、緊張しすぎちゃって噛むし飛んじゃうしで、、、
私もプレゼンは仕事で何度もしているのに比にならないほどの緊張だった
今まで考えてきたこと全てが飛んだ
発表会場までの車の中で、「一回お互い話しかけるのやめよ」とか言って超集中モード入ったりして(笑)
最後の最後まで確認し合って、大丈夫だよね、うん、うん、と言い合い、言い聞かせ
いざ、公開プレゼン!
(これを自分で見直せるまで1ヶ月くらいかかった(笑))
ずっと最前列にいた芽衣ちゃんと美隼さんの顔を見ながら安心しようとしてたけど、もう本当にど緊張でした!最後のライブアクトでスクールマスターの遠矢さんがネタにしてくれて本当によかった(笑)
プレゼンは全然完璧じゃなかった
でも、みんなでやり切った
これが一番大事なんじゃないかな
市長さんが「感動した!」と笑顔で言ってくれたのは本当に嬉しかったな
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受講者のみんな、スクールマスター遠矢さん、ユニットマスター芽衣ちゃん今ちゃん、ローカルマスター美隼さん翼くん、市原市の方と最後にみんなで(あれ、リノベリングのアキラさんどこ、、)
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なんだか、一旦この会が終わって芽衣ちゃんと美隼さんが振り向いてくれた時に涙が溢れてきてしまって
本当に信じられないほど泣きじゃくってしまった
大変だったね、頑張ったよ〜と言ってくれたんだけど、ああ違うそうじゃない〜て、全然大変じゃなかったしただただ楽しかった
みんなでプレゼンが完成できたことはもちろんなんだけど、それだけじゃなくて「元の自分に戻れた」気がして。
泣きすぎて言葉を発せずこの時はそんなことは言えず
それからは最後の懇親会へ。
1日目の懇親会とは全然違う距離感で
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じゃあ最後に受講生から一言ずつもらいましょう!じゃあ美咲さんから、と市原市の三澤さんが。
「あ、ごめんなさい、私今話すと泣いてしまうので後に回してください」
と、後に回してもらったのに私の番が来ると意気揚々に5分以上話してしまって、しまいにはすごい泣いた、また
こんな酷い顔載せたくはないし(お恥ずかしい)見せるものでも無いのだけど、リノスクでのモットーの一つに
心のパンツを脱ぐ
めちゃめちゃ真っ裸になったので
(笑)
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一旦ここでリノスクは終わり。
やっと家に帰りました(笑)
帰ってからも余韻がすごくて、次の日5時起きの母に1時間以上ぶっ通しでこの3日間のハナシを聞かせた(泣きながら)
ここで一旦は終わりなんだけど、アフターフォローがあってその話も次の記事に書こうと思います
私はここで仕事を辞める決意がついたので、この2日後に仕事を辞めることが決まって10日後には辞めます
その後のことや、リノスクメンバーで今どんなことがカタチになりつつあるのかも次に書こうと思いますのでよろしければお付き合いください
長い文章読んでいただいてありがとうございました( ◠‿◠ )
さいごに
サムネの写真は、21歳の頃九十九里の朝陽を撮り続けていた時の一枚。朝陽が昇って10分くらい経つと水面に映る光が赤から白くなってくる。光を受け止める波の形によって明るいところと暗いところとキラキラしてるオレンジのところが。太陽は一つで平等に光を注いでいるけど受け止める水面の形状で反射する色が変わる、それが1秒たりとも同じ瞬間はないんだよなあ。当たり前のことなんだけど、ね。
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