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モデルの肌の責任の所在

写真に写っているモデルの肌は、綺麗な方が絶対にいい。
ではそのために、何をすればいいか。

これから書くことは一般論というよりも、撮られる側も撮る側も経験した私の考え方だけど、ヘアーメイクが入っていない現場や撮影会などでは、カメラマン、モデル双方この考えは頭に置いて欲しいと思ってます。

まず、撮影現場に来るまでの肌の責任はモデルにあります。

体調管理と肌ケアをしっかりとして、ポーズを取るだけの人形としてではなく、一緒に作品づくりをするメンバーとして、自分の肌に責任を持ちましょう。

でも人間だもの、体調の浮き沈みやホルモンバランスのせいで、肌トラブルが起きる可能性もゼロではない。
そんなときは、自分の持っている知識を総動員して、コンシーラーやファンデーションなどの力を借りて、ナチュラルに美しくカバーしましょう。

現場についたら間違っても「肌の調子悪くて〜、あははは〜」なんて笑っちゃダメ!
明るく報告しているつもりかもだけど、真剣に仕事に向き合っているスタッフや、撮影会であれば、この会を楽しみに来たファンの方に失礼です!

隠しきれない肌トラブルがある場合は、真剣に報告してくれれば、撮り手はそこが目立たないポーズや、撮影後の処理を考えながら撮影できます。

さて、ここから肌の責任の所在は撮る側に変わります。

光の扱い方ひとつで、肌をより綺麗に見せることはできます。
部分的なトラブルなら、ポーズでも回避できるかもですね。

そして、大切なのは撮影後。
もし肌トラブルが目立つカットがあったら、綺麗に修正してあげましょう。

(肌の状態を知るためのオーディション写真とか、モデルから修正なしの要望があったりなどの特別な場合は除く)

作品として仕上げるのならば、モデルにもSNSなどで自分の写真を上げてもらいたいのならば、美肌修正は施してあげるのがいいでしょう。

でも、やりすぎないでね!あくまでナチュラルにね!
アプリ加工したような、ぬるん、つるんとしたのっぺらぼうにしたり、人形のような肌にはしないように!

ここまでやって、撮り手の肌の責任が完了となります。
次回の撮影の肌の責任の所在は、その写真を見たモデルからのスタートとなります。

いい写真を撮るために、美しい肌の責任は、モデルから撮り手へリレーしましょう。

モデルの肌が綺麗で、ノーレタッチ、JPEG撮って出しできるのは理想だけどね♡
コチラはそんな理想写真。

モデル:大川成美
撮影機材:ライカM10-R


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