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ラトビアに来てから興味が出たこと #ラトビア日記 36週目
2024年4月29日 オスロ観光日記
朝、お世話になった友人の家を出発。オスロの市街地へ。
東京にもある「Fuglen」というカフェの本店がオスロにあり、朝からコーヒーを飲みたかったからFuglen目指して歩く。
土曜の朝と打って変わって、にぎやかな街。やっぱり首都なのだ。
朝のラッシュをまったく考えずに行動していることを思い知る瞬間、いつも「あ、わたし旅人なんだ」と自覚する。暮らしのルーティンから外れた、よそもの。
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コペンハーゲンにいたときも思ったけれど、オスロも日本からインスパイアを受けたと思われるモノが多い。日本語表記も、ちらほら見る。
ホテルに早めにチェックインして、街中を歩く。
友人におすすめしてもらったお店で、ノルウェーの名物の一つであるブラウンチーズが乗ったワッフルを食べた。
山羊のミルクから作られたチーズで確かに口に入れるとふんわり獣のにおいというか、牛のチーズにはないクセが鼻腔を掠める。
ワッフルにはクリームチーズとジャムが乗っていたからか、ブラウンチーズの臭みはほとんど気にならなかったし、むしろおいしくてあっという間になくなった。
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あちこちランダムに歩いて、たどり着いた公園で休憩後、スーパーで買い物をして、ホテルへ戻った。
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歩き疲れて足がパンパン。
2024年4月30日 北欧で好きな国は?
朝、早めにホテルを出発して近くのカフェでコーヒーを飲む。
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またFuglenに行こうかと思ったけれど、せっかくならいろいろ試したい。
その後、たまたま見つけたNational Libraryへ。
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ここも入館証などなく、誰でも入れるみたい。いや、もしかしたら必要なのかも……。
でもとくにセキュリティチェックなどもされず、館内を見学。
一昨日行った図書館とはまた違う良さ。こちらは利用者の年齢層が高く、こどもたちのスペースなどは見当たらなかった。
一番下に食堂らしきものがあったんだけど、朝早すぎて開いておらず。どんなメニューがあったのか気になるなあ。
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次は「Norsk Folkemuseum」へ。ノルウェーのヴァイキング時代の住宅から現代までの暮らしにまつわる展示がされているオープンエアミュージアム。
天気が良すぎてお散歩日和。ノースリーブや半袖でウロウロしている人も多々。
ラトビアのオープンエアミュージアムにも行っていたから、なんとなくそのときのことを思い出しながら回った。
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ラトビアの住宅は、地面からそのまま建てられている住宅や納屋が多かったけれど、ノルウェーは石の基礎が敷かれていたり、高床式の構造が主流みたい。
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屋根にも白樺が使われており、どの程度の広さが白樺で覆われているのかは分からないけれど、撥水効果のために白樺が適切だったのだろうか。
ちなみに瓦屋根っぽい家もあり、地域によっては瓦が気軽に手に入ったということだろう。
そういえば瓦ってどうやってできているんだろう。
それから窓や扉。住宅はさることながら、食料や穀類の貯蔵庫の扉の装飾が、すごく細かい。
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「そこまでこだわらなくても」と思うほど、熱心に彫っていた当時の人の顔が浮かぶほど。
豊穣を祈る/感謝する気持ちや、食糧が腐るのを防ぐ厄除けのような意味があったのだろうか。
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近現代のおうちも、かわいいね。
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市街地に戻り、リガに戻るフライトの時間までフラフラ。公園で小腹を満たしたり、本(課題……)を読んだりして過ごした。
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1月末に行ったコペンハーゲンは想像以上にせわしなく、ストックホルムはなんとなくフラフラした時間が長かった。
だからか、そのふたつよりも、オスロに対する解像度が高くなるのを感じた。
街中を歩いているときも、歩行者優先なのはラトビアやデンマーク、スウェーデンと同じだ。
ノルウェーとラトビアとでちがうのは、多少ゆっくり歩いても、車がエンジンをふかして急かしてこないところ。
わたしはなんとなく車を待たせるのが居心地良くないため、いつも小走りで道を渡るが、オスロではわたしが道を渡り終えた後にエンジンをふかして急発進する車は一つもなかった。たまたまかもしれないけど。
カフェに行ってもだいたい笑顔で迎えてもらえる。一人、パン屋さんで不機嫌な女の子がいたが、彼女の態度に他のノルウェー人が引いていたので、その様子も込みでおもしろかった。
わたしの中でデンマークとスウェーデンよりノルウェーのほうが肌に合っていると感じたのは、他にも、水のおいしさ。
甘くて飲みやすい!水道水も飲める。そしてうまい。
また、安易にひとくくりにはできないが、わたしの好みの傾向として、他の国々を支配したり侵略したりしていた大帝国より、彼らに気圧されながら自分たちの文化を築き上げた国や地域の方に惹かれるのかもしれないと思った。
ノルウェーも、スウェーデンやデンマーク、ドイツに支配され、ノルウェーとして独立したのは1905年。
ラトビアもドイツやスウェーデン、そして旧ソ連に翻弄され、自分たちの国を確立した歴史がある。
羽振りのよい派手さより、王国や帝国の華やかさがなくても我が道をゆく雰囲気が好きなのかも。たとえその我が道が、わたしの好みに完全一致していなくても。
2024年5月1日 ごきげん
いい天気。公園で仕事や読書ができる日がやってきました。
外は気持ちいけれど、そろそろ蚊が出てくるから気をつけなければならない。
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交換留学の授業登録について問い合わせ、同時進行で、ラトビアでの居住許可更新について問い合わせ。
手続きしかしていない。とはいえ、ラトビアに来たばかりのときに感じていた、息が詰まりそうな不安はない。
海外に暮らす異国の人々は、こういう手続きから永遠に逃れられないのだろう。
ただ「住む」というステータスを得るためだけであっても、本当に一つひとつの細かい作業をクリアしないと辿り着けない。
天気がいいから、めんどくさいなと投げ出したくなるようなことも、前向きにやっていける。
2024年5月2日 人を疑うのって疲れる
秋学期から交換留学をするため、家を探していたのだけれど、たまたまFacebookグループで連絡をくれた女性の家を借りることになった。
Facebook経由でのやり取りを完全に信用していなかったため、契約と、頭金の支払いへ進む際、わたしの「IDを送って欲しい」というリクエストしてみた(もちろんわたしは契約に伴いパスポートのコピーを共有する)。
彼女はイタリア国籍でオランダ在住とのことで、送ってくれたIDはイタリアのものだった。が、フェイクIDを調べたところ、彼女のIDの一部とフェイクIDの情報が合致し、動揺。
「このフェイクIDの番号と、あなたのこの番号が一緒だけどこれはどういうこと?」と、質問した。
IDの質問も含め、どれにでも寛容に回答してくれたけれど、不安になったため矢継ぎ早にあれこれ質問したからか、テキストでのやり取りとはいえ、イライラしているのが伝わってきた。
だから最後のリクエストとして「支払いをするからビデオコールできるか」と聞いたが、断られたためボイスコールはどうかと提案したところ、既読にならないので、そのまま放置した。
人を疑うのって、ものすごく疲れる。疲労のあまり、逆に頭が冴えて、なかなか眠れない。
2024年5月3日 ため息ばっかり
散歩しながら、居住許可に必要な書類を投函した。
ラトビアもこの時期、連休だ。だから郵便局が閉まっているかと思ったが、開いていた。
郵便局員の男性が、独特の発音で、英語で話してくれているのに、なんと言っているのかまったく聞き取れず、大きなため息をつかれるなど。
こういう仕草に対して、まったく気にならないときと、すごくへこんでしまうときがある。
今日は、すごくへこんでしまう日だった。
昨日の「疑う疲労」を引きずっているのかもしれない。
2024年5月4日 noteにもお天気マーク設定があったらいいのに
なぜ学校の宿題の日記帳に、天気の欄があったのか、子どもの頃は意味が分からなかった。
けれど今となっては、noteの書き出しは天気の話ばかり。どれだけ天気に心身が左右されていることか。
20代後半になってから、居心地の良さは天気に左右されることを良くも悪くも思い知った経験から、肌に合う気候・環境は多かれ少なかれ、誰にもあるのだろうなと思う。
部屋を掃除し、スッキリ。
日照時間が長くなるとともに、一輪挿しのバラが元気いっぱいで、新しい葉っぱがどんどん出てくるんだが、このまま次のバラの花が咲いたりするのかな?
土が近い暮らしが、やっぱりいいな、と思う。こういう植物も、直接庭に植えて、のびのびさせてあげられる。
ずっとペットボトルの花瓶に差さっているの、窮屈だよね。
2024年5月5日 ラトビアに来てから興味が出たこと
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