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無職十日目

十日が過ぎた。思ったことを書いていく。まぁ厳密に言えばまだ籍は会社にあるので有給消化中なのだが。
長くなるから、小見出しをつけた。気になるところだけ読んでもらえればいいと思う。

時間について

会社にいる時は、毎日早かったように感じる。うちの会社は年功序列で昇級などもなかった。なので、悪い言い方をすれば仕事を頑張っても頑張っていなくても毎日出社していれば給料がもらえた。
もちろん、仕事している時は「まだ水曜日か…」「もう日曜か…」と思ったりもした。
それでもある程度毎日やることは決まっていたので一日の長さが今とは違って短く感じた。
起きる→通勤→仕事→ひるごはん→仕事→退勤→風呂→ごはん作り→ごはん→晩酌→眠る
の毎日だった。
最初の三年間は知らないことがたくさんあって毎日楽しかったが、5年になるとある程度慣れて、十年後も会社でまだ働く自分が想像できてしまった。

今は、毎日が自由だ。何をしてもいいのだ。
仕事していた時にやりたかったけれど気力が足りずできなかったことをやっている。
これが無職の醍醐味だと思う。

お金について

辞める前にはあまり思ってなかったけれど、収入がなくなると思うとやっぱり不安になる。
買い物も少し気をつけようという気にもなる。
まだひと月分の給料と退職金は入るし、失業保険ももらうつもりなのでとりあえず一年くらいは大丈夫だろうとは思っているしお金がなくなればバイトでもしようとは考えている。それでも収入がゼロになると思うと、私は不安になるのだなぁとしみじみ思っている。芸人志望で極貧生活をしていても不安を感じない人はいるみたいなので、ここはやっぱり性格の違いなのだなとおもう。

無職に対する罪悪感

私の家の近くには保育園がある。朝八時くらいに外を見ていると子を預けにくる親達や駅に向かう人たちが忙しなく道を行き交う。
あー、みんな働いてるやと思うけど、そこには罪悪感は生まれなかった。多分、働こうと思えば働けるからだと思う。これは、健康でまだ二十代だからだとおもう。

お酒について

私は晩酌で酒をめちゃくちゃに飲んでいた。ビール500缶にハイボール4-6杯。
一人で泥酔して夫に怒られる日も少なくなかった。
自分はアルコール依存症ではないのか。無職になれば昼から酒浸りの生活になってしまうんじゃないかという不安があった。
しかし辞めてみると意外と大丈夫だった。
飲まない日も増えた。なんだか飲む気にならないのだ。朝、気持ち悪くなるあの感覚が嫌だと感じる。これは意外だった。もしかしたら気づいていなかったけれど、仕事のストレスがあったのかもしれない。仕事は嫌いじゃなかったつもりだったけれど。やりたいことがあるのに違うことをしているストレスだったのかもしれない。何にせよ良かった。

会社へ感じること

それと、会社を辞める前に社員の人たちに辞めますと伝えてた時は結構しんどかった。せっかく色々教えていただいたのに、入社させてもらえたのにごめんなさいという気持ちと、所属していた部はこれから大丈夫かという気持ちがあった。
辞めてみると、良くも悪くもやはり他人事になってしまう。お世話になった人たちには苦労してほしくないと思う反面、人事は社長が一人でやっていたのでどこに誰を異動させてどんな仕事をさせるかは会社が決めることなので私が考えたって仕方ないとも思う。
仕事に関しても私ができて周りができないことなんて一つもなかったのでどうにでもしてくれるだろうと思う。
きっともう2度と会うことのない人が大半だろう。それでもまだ付き合いがあるだろうという人も少しはいるので、その人たちは大切にしたい。

#無職 #感想 #社会 #ニート #やりたいこと #会社

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