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HSPが悩みやすさから脱却した話


HSPは生きづらいとかウツになりやすい等の情報が目に付く方もいるようで、LINEやメールでは「HSPのネガティブな部分が強くなってウツが再発しました」とメッセージをいただくこともあります。

HSPはポジティブでもネガティブでもなくて「そういうもの」と私は思っています。というのも50歳すぎるまで、悩んでばかり・基本ネガティブだった私が、悩みやすい状態から抜けやすくなったからです。

悩むのを辞めればいいのだろうけど、意味がよくわからない方のご参考になったらとおもってnoteにしました。


悩むのはムダ、と思っていなかった

以前は、悩むのは時間のムダ、と言われても、正直ピンときていませんでした。むしろ、「気持ちわかってよ!」とカチンと来てたかも。


「もっと頑張らねば」と思っていた

今思えば、それは悩んでたというより、あらゆる面で予測しておきたかっただけでした。

何かが起きてしまうと、そこまでリスクを予測できなかった自分に落ち度があるかのように、なぜか感じてしまう。そんな感覚が昔からあったのです。

落ち度があった時に激しく落胆。自分でもどうしてそんなに落ち込むのか言葉にできないでいました。

それでも幾度かこの感覚を家族に説明しようとした時期もありました。しかし、とても理解してもらえる気がせず、誰にも言えないでいました。ちゃんと説明できないなあ、という感覚を乗り越えたくて「もっと頑張らねば」と思ってもいたんだと思います。


周りは「ネガティブ」と思っていた

家族は、そんな私のことを、「細かいことを変に気にする」「神経質」「愚痴ばかり言う」と嫌がっていました。「気にするな」「もっとポジティブに生きなさい」とよく言われていましたね。


「完璧に考えたかった」

悩むのは時間のムダだよ、とこれまで数えきれないほどアドバイスされました。言われるようになった頃は、ピンとこないなあ、と思い、言われてばかりになったら、その言葉に慣れてしまい、何とも思わなくなりました(笑)。

ここ数年、今の夫と再婚してから、また言われるように。50歳過ぎても言われるということは、私はよほど、時間のムダな使い方をしてるのかもしれないなあ・・・。

漠然とそう思うようになったある日、「おお、私は、悩んでるんじゃなくて、あらゆることを完璧に考え抜きたいだけだったんだ」と腑に落ちたんです。たまたまかもしれませんが、HSPの4つの特徴を熟考していた時でした。


「完璧というものはない」

これまでたくさんの時間とエネルギーを、完璧に考え抜くために使ってきたはず。実際は、いつも想定外のことが起きたり、気力や体力が尽きて手を打てないことの方が多かったのです。ようやく、現実をとらえた時、「完璧を目指したいのに、今までのやり方ではきっと完璧には到達しないんだ」と理解できました。

完璧に考えることがいい、の考えがケロリと変わった瞬間でした!


成果の意味あいが「変化した」

いつまでやっても完璧にはならないのなら、どうしよう!?と、地に足がつかない感覚にしばらく見舞われました。すると、自然に、「できるところまでやるしかないんだなあ」と納得している自分がいました。

成果とか結果は、以前の私の定義でいう「途中過程」なのか、となんとなくわかったんですね。

そこからは、何をしても完璧じゃない、だから途中の過程を、できるところまでやって、休んで、また続きをする。という生き方に変わっていきました。

以前の私の悩みの大半は「完璧になれない自分への不甲斐なさ」だったので、完璧になれないのが当たり前になった途端、悩む理由がなくなったわけです!


今は引きずらなくなった

悩みがすべて消えたわけではありません。相変わらず、高い理想を掲げようとしたり、完璧な状態に思いを馳せ、すぐに到達できない自分にしょっちゅう苛立ってます(笑)。

ただ、今は、苛立ちそうになる瞬間に上を見上げ、「今はここまで」と決断を下すのがうまくなりました。それで引きずらなくなったんですね。

どうせ、また取り組むんだから、今日できる分を思い切りやろう。おいしいごはんを食べて、眠って、起きたら、明日また続きをすればいい。今日やったことを、心を込めて振り返る。実感する。

これが、私の、HSPなのに悩みやすさを辞めたエピソード、でした。





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