プレーからもキャリアからも逃げなかった2020年
お久しぶりの投稿です。
シュートアニージャへ移籍し、リスタンダードへ入社した2020年があっという間に終わりました。2021年の新たな一年の目標を定める前に、2020年を振り返ってnoteを書いてみようと思います。
セミプロ契約選手として一年経った、「今の小林海咲」について。
■「セミプロ契約って何やっているの?」
この一年、この質問を何度もたくさんの方に聞かれました。
アスリート界でよくある、チームのスクール事業やコーチをしていたり、体育館やフットサル場で働いていたりする訳ではなく、ごく一般的にオフィスワークをしています。
チームからの紹介でチームのスポンサー会社様で働くのではなく、チームを保有している会社(アニージャの場合はリスタンダード)で働かせていただいているため、セミプロ契約としていただいています。
このnoteで書いたように、競技からもキャリアからも逃げない環境に身を置いた一年となりました。
■プレーからもキャリアからも逃げなかった一年
まずフットサル。
コロナ禍の中スタートしたシュートアニージャの今シーズン。選手も集まり、新体制がやっとスタートしたところですぐに緊急事態宣言のため【チーム活動自粛】となりました。
半数以上が新規のメンバーとなるチームで、実際に集まってチーム活動ができないことは本当に何もできない状態と同様でした。オンラインでフィジカルトレーニングは継続して行っていましたが、コミュニケーションが全く取れない。
他の選手がどんな性格でどんなプレーをして、どんなストーリーを持つ選手なのかが全くわからないので会話も続きません。
実際に会うことの重要性をこの時ほど感じたことはありませんでした。
こんな状態でスタートしたシュートアニージャでしたが、結果的にはチーム創部以来初の【関東リーグ優勝】を果たせました。
優勝の一番の要因は、「どんな相手に対しても自分たちのプレーモデルを崩さずに、逃げずに戦ったから」だと思っています。
勝敗にこだわって自分たちのスタイルを崩すことも戦術のひとつであるとは思いますが、アニージャはそれをしなかった。
“強く美しく”を貫いての優勝は何よりも嬉しい結果でした。
個人賞としてベスト5を受賞することもできました。しかし、リーグを通して個人的にはとても満足いくプレー内容ではなかったので悔しさは残っています。
ただ、怪我無くリーグ全試合に出場できたことが大きな成果だなと思っています。離脱なくチーム活動に一年通して参加できたのはここ最近の10年程では初めてのことだと思います…笑
チームスタッフのサポートや充実した環境のおかげです。本当にありがとうございます。
優勝したことで得た地域チャンピオンズリーグへの参加権。まだ試合をする機会を掴むことができたので、さらに進化したアニージャのフットサルで優勝目指して頑張ります!
そして仕事。
最初はあるプロジェクトを進めました。
企画から集客、収益、キャッシュフローまで本当に0から始め、プロジェクトチームを作り、考え、悩み、自分が聞いたことも見たこともない事業を0から作りました。
そして、かっこつけましたが、結果”失敗”で終わりました。笑
本気だった。でもできなかった。
事業ってそんな簡単なものではないと感じました。
ここで指摘されたのは結果でなくプロセスについてでした。
・どのようにしたらうまくいったのか?
・次はどうするべきなのか?
・この経験で何を得たのか?
「失敗することが悪でなく、挑戦しないことが悪である」
「できる事・できない事の把握」
「わからないことをわからないままにしない」
「納期・約束を守る。すべてをあいまいにしない」
「課題から逃げない、見ないふりをしない」
普通のビジネスマンからしたら当たり前ですよね…笑
恥ずかしいですが、初めて“選手”ではなく“社員”として扱われていることに喜びを感じています。
事業失敗からスタートし、現在はマーケティング部門でライティングや編集を行い、より多くのアスリートや企業様に会社を知ってもらう仕事を行っています。
プレーさえよければ。
プレーさえできていれば仕事は何でもいい。
そんな環境にいた去年までの生活もきっと充実していたと思います。
だけど事業を創るプロセスを経験したから感じた「収益」の重要性。
“給与”とは、“お金を稼ぐ”とは何かを改めて感じました。
いつも競技をしていてどこかもどかしさがあった。
競技でお金を生み出していないのに給与をもらっているのではないか。
この現実と向き合わないように
これまでは競技に「向き合っていた」のではない「逃げていた」のだと思います。
30歳の節目に自分自身の大きな成長を感じ、繕うことなく自分に素直に生きられていることを実感しています。
■2021年
現役アスリートに新たな選択肢を持ってもらえるように。
こんな現役の続け方もあるのだと知ってもらえるように。
今年はアウトプットを継続して行っていきたいと思っています。
競技の継続・キャリアの確立どちらかを選択しないといけない、どちらかを諦めなくてはいけないと悩む人に自分自身の経験を伝えたい。
知らないから怖い。
怖いから出ていかない。
これまでの私は自分のいる世界で満足し、そこから出ることを怖がって、外の世界のことを知ろうともしていなかったということをこの一年で改めて感じました。
『今ある当たり前から新しい常識へ』
リスタンダードのビジョンでもありますが、アスリートに必要なことはまさにこれだと感じています。
これまでのアスリート界の当たり前を覆し新しい常識をつくっていく。
自分の将来を諦めていたアスリートでも、
競技もキャリアも続けることが困難だと諦めたアスリートでも、
スタートがいつになったって、無理だと決めつけてきたことに挑戦すれば新たな活躍の場をつくることができる。
この環境、この取り組みを今後も発信していけたらと思います!
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