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#7【読書記録】フィンランド 幸せのメソッド
2022年5月に発刊された、堀内都喜子さん著の
「フィンランド 幸せのメソッド」を読みました
なるほど、とうなずき、学ぶことばかり。
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フィンランドは、
・幸福度世界一
・ワークワークライフバランス世界一
・行き届いた福祉
などで知られている
私が教育に興味を持ったきっかけも、
実はフィンランドに行ったことが大きい
この書籍では、フィンランドの良いエッセンスが多く記されている
大きくジャンル分けして、
・ジェンダー平等
・子育て支援
・教育
・福祉
・政治
について。
最も印象に残ったのは、
2012年にPISA世界一からフィンランドが陥落したことについて
そしてそれに対するフィンランドの反応である。
PISAとは
国際学習到達度調査であり、OECD加盟国で15歳を対象に3年ごとに実施されている。
フィンランドは2000年以降、複数の分野で1位や高順位をとったことから高い学力で知られるようになった。
定期テストもない、休みの長さ、詰め込まない教育など、日本と対照的な部分が多くある。
ではこの2012年に何が起こったのか
それは
平等な教育の揺らぎ
であった。
学習成果、学校間、移民人口、地域格差地域などの格差格がこの結果を引き起こしたと言われる。
これにより
生徒の勉強への興味、また親の学校への期待値が低下するとともに、
子供たちは競争へのプレッシャーや支援不足による孤独を感じ、結果として学習成果にも影響が出たと言われる。
この結果は、フィンランドが何よりも大切にするもの
「平等な教育」がやはり大切であることが見てとれると思う。
フィンランドは、すべての人への平等な教育を何よりも重んじる
そのために、授業料や給食費は全て無料
ほとんどが公立学校で、「家から1番近い学校が1番良い学校だ」と言う理想を掲げる
日本の教育にはいろいろな問題、改善点あると思うけれど、見習うべきことの1つだと思う
そしてこの結果、またフィンランドが大事にしていること以上に驚いたのは
PISAの結果に対して頓着していないこと
あくまで結果は、国内の地域や学校、生徒間の違いを見るために活用され、重要な事は他にあると割り切っている
一人ひとりの幸福感学習
学校楽しいものにすること
生徒中心の中心のあり方学校のあり方や学び
これらを追求している
多くの教育のあり方学校のあり方が溢れる中で大切な教育への視点を思い出させられた思いだった
お金があるから、良い生まれだから、
で受けられる教育ではなく
すべての人に平等に与えられる教育
これこそがシンプルだけど本質的な理想だなぁと思う
公教育を変える事は簡単ではないかもしれない、
けれど、小さな学校からでもこのムーブメントは起こせるのではないかと希望を持っていたい。
すべての教育に携わる人へ
今日もお疲れ様でした!うちは今テスト週間です。教師にとって、つかの間の休息になるかもしれませんね。頭をリフレッシュさせつつ、いつも本質に留まっていたいですね。尊い働きに感謝します
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