見出し画像

人生の指針となる本~双極性Ⅱ型でも夢をかなえる~

こんにちは、Misakiです。

愛犬を亡くしたことがきっかけで、また長い鬱に入ってしまったのが2年前。この2年間、まるで答えや希望を探すかのように、たくさんの本を読み漁りました。

そしてようやく、自分の人生の指針となる本に出合いました。

「夜と霧」

世界的な名著で、ご存知の方も多いと思います。

ナチスによる強制収容所を生き抜いたユダヤ人の精神科医によって書かれた本で、極限状態で人間は何に希望を見出し、人間の本質の違いはどこに現れるのかが、冷静かつ鮮明に分析され、記されています。

心に刺さった文を引用します(出典:夜と霧)。

・人間にはほかのありようがあった
・つまり周囲はどうあれ、「わたし」を見失わなかった英雄的な人
・人は強制収容所に人間をぶちこみすべてを奪うことができるが、たった一つ、あたえられた環境でいかにふるまうかという、人間としての最後の自由だけは奪えない
・わたしが恐れるのはただひとつ、わたしがわたしの苦悩に値しない人間になることだ
・そこに唯一残された、生きることを意味あるものにする可能性は、自分のありようががんじがらめに制限されるなかでどのような覚悟をするかという、まさにその一点にかかっていた
・およそ生きることそのものに意味があるとすれば、苦しむことにも意味があるはずだ
・苦悩と、そして死があってこそ、人間という存在ははじめて完全なものになるのだ
・おのれの真価をはっきする機会を生かしたか、あるいは生かさなかったか。そして「苦悩に値」したか、しなかったか。
・苦悩があってこそ可能な価値の実現へと飛躍できたのは、ほんのわずかな人々だけだったかもしれない
・人間の内面は外的な運命より強靭なのだということを証明してあまりある
・それは強制収容所にはかぎらない。人間はどこにいても運命と対峙させられ、ただもう苦しいという状況から精神的に何かを成し遂げられるかどうか、という決断を迫られるのだ

本:夜と霧

現代社会においては、物理的な状況は強制収容所と全く異なりますが、著者が言わんとすることは、どこにいても、どの時代においても、通ずると思うのです。

せっかく生きるのなら、
生きなくてはならないのなら、
自分の譲れないものをもって生きていきたい。

極度の空腹状態でも、弱った人にパンを差し出して、そして最終的に亡くなった方のように、
その方の亡くなった時のお顔が、物質的なものではなくても満ち足りて見えたように、
自分が自分自身に誇れるような生き方をしたいと、強く思いました。

あなたはどう生きていきたいですか?


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?