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前十字靭帯5度目の再建手術、入院〜術後6日目の私の記録。

まずはじめに、『前十字靭帯5度目の再建手術。闘うと決めた私。』を読んでくださった皆さん、ありがとうございます。沢山の方に読んでいただき嬉しく思います。

さて、今回のnoteは題名の通り入院〜術後6日目までについて書いていこうと思います。怪我をした経緯など、なぜ5度も前十字靭帯を手術しなければいけなくなったのか気になる方も多いと思うのでおいおいそれも赤裸々に書きたいと思います。

手術前日、当日

手術の前日に入院する。→当日は、手術時間に合わせて絶食や点滴などが始まる。手術室までは自分で歩いて向かいました。手術室に入り、麻酔の先生や看護師さんと会話しながらいろんなものが体に取り付けられたり、準備が進んでいきます。手術室はドラマで見たことのあるようなあんな感じです。そして主治医の先生と会話します。ちなみに私が先生などと手術前に会話する内容は「痛いの嫌やなー」とかそんなどうでもいい会話です。麻酔の先生や看護師さんが前回と同じだった時などは「またここに帰ってきたのー?おかえり!!!」という嬉しくないおかえりを言ってもらったりしました。会話しながらだんだん麻酔が身体に入っていくので知らない間に意識がなくなります。頑張って耐えよう、起きてみようと試みたこともありますが、5秒後くらいにはいつも意識がありません。笑私の今回の手術は初めは2〜3時間予定だったみたいですが、実際は約4時間半ほどかかりました。他の人(亡くなった人)からもらった移植腱を自分の中に入れれるよう整えるのに時間がかかったこと、膝の中の構造が特殊なため骨を削ったりしたので時間が思ったよりかかったと聞きました。手術自体はとてもうまくいき、成功したそうです。(手術が失敗する可能性もありました。)私は全身麻酔をしたので起きてからそんなに時間がかかっていたことを知らされました。麻酔が覚めてから先生や看護師さんとちゃんと会話をしているそうですが、記憶はとても曖昧です。(ほぼほぼ覚えていません。笑)術後1時間もすると意識もしっかりしてきてこの時点からトイレなどは車椅子に乗っていけます。何度も経験しているので車椅子への移り方は完璧でいつも看護師さんにびっくりされます。(なんの自慢にもなりませんよね)意識がはっきりとし起きれるようになれば、飲み物を口にできたり、ご飯が食べれるようになります。そしてここから先は痛みとの闘いです。私は痛みに強い方だそうです。何度も経験し慣れている&痛みが想像できているので今は心構えができますが、1番最初の時は、世の中にこんなに痛くなるものがあるのかというくらい痛くて痛くてどうしようもなかったのを覚えています。何もしていないのに痛いし、動かせれないし、トイレ行くのも激痛と闘いながら行かなければならないし、足が動かせれないから同じ体勢しかできず、お尻や腰、背中なども痛くなるし、眠たいのに痛くて寝ることもできませんでした。こんなに痛いなら手術なんてしなければよかったと思ってしまいました。痛みを和らげれるものは薬を飲むか、下剤を入れるかですが、痛みが強すぎてあまり効きません。また、手術の際に出血を止めるために足を縛ります。手術時間が長ければ長いほど縛る時間も長いので足の痺れがひどく感覚がありませんでした。ただただ時間が経つのを待つというとても過酷な時間を過ごします。寝れても1〜3時間続けて寝れるかで、ぐっすりねれることはありません。

術後1日目

手術当日の夜を乗り越えれると気持ち的に少し楽になります。
トイレに行くのも慣れてきて、許可が下りれば一人で行けるようになります。
抗生剤の点滴をしたりするので、まだ点滴は入ったままでとれません。また、採血もあります。私は金曜日に手術したので土日はリハビリがありませんでした。痛みと闘いながらただただ時間が過ぎるのを待ちます。動画を見たりもしますが時間が過ぎるのがとても遅く感じます。痺れもまだまだ強く、膝はパンパンに腫れてとても熱を持っています。私は2日目に傷口のガーゼをとり、防水のシートに貼り替えました。この時点で傷口の出血は大体止まっていました。夜はだんだん痛みに慣れて少し寝れましたが、それもほんの少しです。また過酷な夜を過ごしました。

術後2日目

この日もリハビリはありませんでした。この日はお父さんがお見舞いに来てくれたので、コーヒーを飲んでお話をして良い気分転換ができました。手術当日も来てくれました。お父さんありがとう。膝もほんの少しずつですが痛みが減ってきて、車椅子などの移動が楽になります。少しずつ痛みや痺れがましになっていくのでとても気持ち的にも楽になります。この日の夜で点滴が最後でした。点滴が腕から抜けると身軽な気持ちになります。2日目の夜は昨日よりも寝れるようになり、夜の時間が過ぎるのも早くなります。

術後3日目

やっとこの日からお風呂に入れるようになりました。お風呂も一人で入れます。病院のお風呂には椅子やいろんなところに手すりがあるので片足がつけなくても入りやすくなっています。
そして今日から待ちに待ったリハビリがスタートしました。私は術後1週間過ぎるまでは、足に荷重をかけることも膝を曲げることも禁止のためあまり出来るメニューがありません。それでもリハビリができることがとても嬉しくウキウキしていました。
リハビリメニュー
1.理学療法士のT先生に膝を触ってもらいながら膝を伸ばす
私がずっと見てもらっているT先生は、私の膝は他の人(亡くなった人)から腱を移植したのでかならず手を合わせて感謝してから膝を触ります。(と書いてね!と言われました。すみません、嘘です。でも感謝しているのは本当です。)というくらいお茶目で、でもリハビリに関してはドがつくくらいSな先生です。とても信頼している理学療法士の先生です。
2.ボールを使っての力入れ(5分間)

3.電気を使っての力入れ(10分間)

4.・横向き足上げ(横向きで膝は伸ばした状態で中臀筋を意識しながら)×20回
  ・うつ伏せ足上げ(これも膝は伸ばした状態で中臀筋意識しながら)×20回
 上の2種類を左右各1セットずつ
5.微弱電流を流しながらアイシング(20分間)
6.自分で腹筋など
(汚い足をお見せしてすみません、、、笑)
今できる範囲で行っているリハビリはこのくらいです。
できることは少ないですが、それでもリハビリができることはとても嬉しいです。
私の手術は珍しい手術で症例も少ないため、リハビリも先生と相談しながら手探りの状態で行っています。あまり前十字靭帯のリハビリと変わりがあるわけではないですが。
こんな感じで3日目の夜は2日目の夜よりもたくさん寝ることができました。

4日目 5日目 6日目

リハビリメニューに関しては4番目の足上げが各2セットに変更した以外は同じリハビリメニューをこなしました。他の人(亡くなった人)から移植腱をもらうので自分の組織を傷つける箇所が少ないためか、前の前十字靭帯の手術の時よりも痛みが少し少なく、力が入りやすいように感じています。腫れもだんだん引いていきます。
動かすと痛かったり、急に傷口がズキズキすることもありますが、それでも1日目や2日目に比べると、格段と楽になります。1人で車椅子で行動できる時間が増えたり、ベッドの上にいない時間が増えたりもしてきています。採血は定期的に行っています。
夜も日によって多少変化はありますが、全く寝れないということがなくなり、起きる回数も減ってきています。

こんな感じで手術〜6日目までを過ごしてます。明日でやっと1週間です。明日からは少しずつ荷重をかけたり、歩く練習をしたり、膝を曲げていくことがOKになるので、できることが少しずつ増えていきます。早いようで遅いような感じですが、こんな感じでこれからもリハビリのことなど更新していこうかなと思います。

長い文章を最後まで読んで頂きありがとうございました。
ご質問等ありましたら、遠慮なくしてください。
※手術やリハビリなどはあくまでも私の場合です。病院によって全然違ったりもします。


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