【 ディスクレビュー#8】『ITTO RYODAN EP』SHiPPO
-----------------------------------------------
夜系四つ打ちロックバンド ラパンテットの解散から1年と少し。ボーカルを務めていた田中志帆乃が、ソロプロジェクト SHiPPOとして初の音源『ITTO RYODAN EP』をリリースした。表題曲「ITTO RYODAN」は"あーもう疲れたわ”という歌い出しで始まり、世の中への不満を吐き出すような言葉が並ぶが、これはバンドの解散や変わってしまった世の中を通じて彼女が感じていた苦悩なのかもしれない。しかし、そんな苦悩さえも音楽にすることが、これからも歌い続けるという彼女の決意表明なのだと思う。そのほか、イントロからクラップを鳴らしたくなる「愛ノ証明」や、失恋から前に進もうとする女性を描いた「nerine」など全4曲を収録。悩み、迷い、時には傷つきながらも確実にステップアップしていく彼女の等身大の姿を描いたような作品だ。
-----------------------------------------------
『ITTO RYODAN EP』SHiPPO
各種配信:https://ultravybe.lnk.to/ittoryodan
ラパンテット、ライブ観たいと思いつつ観れないまま解散してしまって悲しみに暮れてたのだけど、こうしてまた彼女の歌声が聴けて嬉しい。今度はちゃんと生の歌声が聴けますように。(ラパンテットも聴き続けるよ)
追記:記事をツイートでシェアしたあとに、ご本人から素敵な言葉をいただいてとっても嬉しい……。
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?