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己の弱さと向き合うこと

明日、期末試験が終わり
春休みになる。

大学1年生としての1年間は
そして、20歳としての1年間は
とても色濃く、そして変化の多い年であった。

知識を得ること自体は非常に好きなので
大学の勉強は苦ではなかった。

しかし、
大学で学ぶ意味を見失ったり
己の無力感に気持ちが折れそうになったりと
これまでとは違う困難に向き合った1年間であったと思う。

まるかバツかの世界だけで生きてきた私にとって
こんなにも納得できず、やるせなく、そして切なくなるような学びと
向き合い続けることは 喜びであると共に苦しみであると感じる。

どれだけ授業を受けても、どれだけ本を読んでも
社会を変えることはできないし、戦争を止めることはできない。

考えても考えても模範解答は出てこないし
解答・解説集なんてものはない。
せいぜい高い部分点を取れた答案用紙を渡される程度だ。

結果が出ない。当たり前のことかもしれない。
大学を卒業して、それから何年も同じ研究を続けたとしても
答えは出ない確率のほうが高いだろう。

自分は大学の勉強を通して
パンドラの箱を開けてしまったように感じた。

「見なければ」「知らなければ」「気づかなければ」
幸せに生きられたであろう。
身近な人が幸せなら それでいいと感じていただろう。

私は見てしまったし
知ってしまったし
気づいてしまった

おそらく残りの3年間で
もっと見たくないような出来事を目の当たりにする

自分には何ができるだろうか
何を学べば良いだろうか
どこを見ればいいのだろうか

時々迷子になりながらも
目的地は見失わないように
これからも歩んでいきたい



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