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【女性の転職】結論:新卒入社した会社にずっといるのが一番

こんにちは、水無月です。

今回は私が転職活動を通して導き出した結論についてお伝えしたいと思います。

結論:女性の転職活動においては
「新卒入社した会社にずっといるのが一番」
です!!
いきなり元も子もないことを言ってすみません。

ただ、一番良い選択であるとは言ってません。(ここポイント)

このような結論に至った理由について、詳しく書いていきます。


ライフイベントを考える

まず、何といってもこれです。ライフイベント。
一般的には22歳くらいで大学を卒業します。ここまでは男女一律、同じスタートラインに立った状態です。
しかしこの先、女性が考えるべきライフイベントが結婚出産です。

もちろん、すべての人が結婚すべきとか出産するとか思っていません。ただ、考えるべき、とは思っています。

学生時代から交際している人がいれば、働いて数年もすれば「そろそろ結婚かな」と意識し始めるでしょうし、これからいいパートナーを、と考えている人も「2~3年くらい付き合ってから結婚を考えたい」と思っている人が多いのではないでしょうか。
であれば、まずこの結婚というライフイベントを考える時期が26~28歳くらいになることが多いです。

そして出産。晩婚化が進み、30代半ばでも出産する人が珍しくない世の中ですが、妊娠しやすい時期などを考慮すると、30歳までにまずは1人、と考えている人も多いのではないでしょうか。そもそも自分の人生で子供を持つかどうかを初めて考えるのもこの時期、この年齢だと思います。

このように考えると20代後半に2大ライフイベントが発生する可能性がある、または、少なくとも検討しなければならないことになります。

そしてさらに、新卒入社して3年が経過するころ~は転職を考え始める時期ではないでしょうか?

つまり、20代後半の時期に人生にとって大事なイベントが3つも重なり、結論を出さなければならないうえにそこまで悠長に悩んでいる時間はないということになります。

もしかしたら考えすぎかもしれません。でもこういう考えの人もいるととらえていただければと思います。

また、男性だって一緒じゃないか、という声も聞こえてきそうです。それでもあえて言わせてください。転職やキャリアを考えるうえで、女性にとって結婚は大きな障壁となりうるものです。(この辺りは実際の経験を別の記事に書きたいと思います)
出産となればなおさらです。妊娠・出産前と比べて体調や体質、精神状態も大きく変わります。時短勤務をしたり仕事を辞めざるを得ない人もいたりします。社会全体もまだ「育児は女性が主体となってするもの」という考えが多数派です。いろいろと建前はありますが、実際は残念ながら変わってません。(そうではない、理解のある会社もある!と反論をもらいそうですが、特定の会社の話をしているのではなく全体的な傾向として、です)

なので、女性の転職というのは思ったよりハードルが高いというのが私の考えです。


就職活動と比較する

転職活動と比べて、大学生のころの就職活動は圧倒的に楽です。
よく新卒カードと言いますが、本当にそうだなと思います。

就職活動は

  • 具体的なスキルがなくてもOK

  • ビジネスにおける実績がなくてもOK

  • 男女で差がない、差が付かない

以上の点で、転職活動よりも圧倒的に楽です。
ちゃんと考えればもっと出てきそうです。

よく就職活動に向けて資格を取る人もいますが、資格を持っている=採用されるわけではありません。勉強したアピールややる気アピールには役に立つでしょうが、企業側も資格を持っているからと言って仕事で実践できるとは思ってません。

また、学生にはビジネスにおける実績がありません。学生のうちから起業しているような人は相当なイレギュラーとしておいておくと、一般的な学生には実績なんて何もないです。サークルや部活のことをそれっぽく言えるだけで最低限OKなのです。企業側ももちろん、そのようなエピソードや体験を「実績」として評価しているわけではありません。

言葉は悪いですが、なーんにもできない人間でも新卒ってだけで採用してくれるのが就職活動です。もちろん私もなーんにもできない人間だったので言ってます。

一方で転職活動はそうはいきません。
これまで会社でやってきたこと、どんな専門性をもってどんな実績を出してきたか、定量的にアピールしていく必要があります。そしてそれが転職先でどう活かせるかを具体的にアピールすることも重要です。若さややる気だけで採用されるわけがないのです。


転職しないのが“良い”のか

細かい理由はいろいろとありますが、主に上記の2点から、
「新卒入社した会社にずっといるのが一番」
という結論に至りました。

ただこの結論には続きがあって、厳密には
「新卒入社した会社にずっといるのが一番“楽”」
なのです。

なーんにもできなくても内定をゲットして、大学卒業して、入社して、数年したら結婚して、出産して、産休育休を経て会社に戻る。

これが一番楽な道だと思います。(念のため補足ですが、ひとことでの表現が難しいので「楽」としましたが、ニュアンス的には「余計なストレスや労力がかからない」という意味です)

この流れに、転職というイベントをぶち込むと、途端に難易度が上がるんです。

でも私も、いま転職を考えている人も「この会社にとどまっていてはだめだ」「もっとこんなことがやりたい、もっといい暮らしがしたい」というような思いから転職という手段を取ろうとしているのだと思います。
大きなストレスと労力をかけてまで、現状を変えようとしているということです。

仕事をしながら転職活動はつらい、面接に落ちたら悲しい、単純に忙しくなって心の余裕がない、疲れる
これらすべて乗り越えて、納得のいく転職ができた際にはこれまでの自分とは全く違う自分と出会えると思います。
私も振り返ってみると、本当に転職してよかったと思いますし、転職していなかった自分を想像すると、いまは全く違う世界を生きられているなと思います。

なので本心としては、
「新卒入社した会社にずっといるのが一番“楽”」
だけど
「転職したらより良い人生が見えてくる」
だなと思ってます。

なんかきれいごと言ってるな、と思われそうですが、これがわかるのは実際に行動を起こして転職した人だけです。

つらかった転職活動を思い返すと安易にお勧めできませんが、転職しよう!!と思っている人の背中は全力で押してあげたい、と思います。





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