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「Neo Human」を読んで、最適解について考える_20210707

「自分を実験台に、AIと人間の融合を試みる人の話」です。

読んで気がつくのが「禁忌」に触れられている箇所が多いことです。

著者のピーターさん、ALSという病気と戦うように見えて、実は、社会を取り巻く常識と戦っています。

ピーターさんが装備するテクノロジーは、最先端ではあるものの、実現可能な技術ばかりです。それを実装しようとしたとき「ALSは死に向かう病だ」「医療でコンセンサスを得られている治療はここまでだ」という常識の壁にぶつかります。

様々な常識の壁を、一個一個クリアしていく、挑戦の物語です。


現在、私達の身の回りは、正解や最適解があふれています。

「これをやると、年収○○になる」

「フォロワーを増やすには、○○したらいい」

「子供の習い事は、○○がいい」

もしピーターさんが「ALS患者の最適解」をたどろうとしたら、Neo Humanのような物語は生まれなかったと思われます。

最適解は知っているけど、じゃあ自分はどうやって行動したいのか。

ピーターさんの物語は、それを考えるためのヒントになります。

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