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心の支えにしていたアニメPSYCHO-PASS

毎日ヘトヘトに疲れているのに、いつも夜眠れなかった。学校、部活、塾…家に帰ると23時をまわる。夜ご飯を食べて、お風呂にはいって自室に行く頃には日付がかわる。いつしか木曜日の深夜アニメを見るようになった。その日は新しいアニメが始まるので、一体どんな内容なのか楽しみにしていた。


"人の心を数値化できる"

その設定だけで一気に引き込まれた。
そのアニメの世界ではドミネーターという銃型の機械で人の心をはかれるというのだ。


人間関係にずっと悩んでいた私には上手くいかない原因が判明するのではないかと、縋るように毎週リアルタイムで見つつ、手動で録画を録り、次の話が放送されるまでに何度も見返した。

人の心を数値化し、あらゆるものを最適な道へと導くAIをシビュラシステムという。

シビュラシステムの目とも言われるドミネーターを向けると、相手の心をはかることができる。そして将来的に罪を犯す確率もわかるようになる。それを犯罪係数という。これが100を超えるとドミネーターがパラライザーモードになり、撃たれると麻痺して気を失う。そして施設に連れていかれ犯罪係数が下がるまで生活することになる。一度入ったら出られる確率はかなり低い。

また、犯罪係数が300を超えてしまうとドミネーターがエリミネーターモードになり、撃たれるとバラバラになる。つまり即時死刑。


ではドミネーターを使う刑事の役割とは何だろうか。ここではただドミネーターを人に向け、犯罪係数が100以上だった場合、解除されたトリガーを引くだけになる。

PSYCHO-PASS(無印)では、犯罪係数を測れない人間が現れ、シビュラシステムの正体に迫る。

2期では、複合的な人間。ひいてはシビュラシステムはシビュラシステム自身を裁けるのかを問われる。

3期では人の在り方、AIをどう認識するか。そして、人とシビュラシステムの共存の道を模索していく。


映画や小説もあり、どれもとても面白い。
また作中でも本の話や論理思考、哲学、宗教の話などが出てきて、チェックしていく内にもっと学びたくなる。

1期で槙島がグソンにすすめた『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』を私も買った。当時から何度か読み返しているが、読めば読むほど面白い。

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さて昨日、最新作のPSYCHO-PASS PROVIDENCEをみてきた。

ネタバレは控えるのでふわっとした感想になるかなと思ったけど、頭の整理が追いついてないからあまり変わらないかも…。


物販で買い物したことなかったけど、今回は勇気をだして(?)パンフレット買った( *˙ω˙*)و


OPからテンションMAX!
EDはこれ朱ちゃんだ…と思いながら涙が止まらなかった。
凛として時雨、EGOISTどちらも良すぎてつい買ってしまった。


内容は、朱ちゃんが捕まった謎や慎導灼の父親の死の真相等、映画SS3とアニメ3期が繋がるものだった。

お馴染みのBGMがかかるとテンションあがる。戦闘シーンも兵器も迫力あって、ドキドキしながら見入っていた。


PROVIDENCEを引くと"神の意志・神の導き"といった意味だった。神についてだったり、聖書の引用だったりもそういうことかと。使徒について調べるといろいろ面白かった。


まだ全然整理ができてないから、また見に行こうと思ってる。入場者特典の設定集も欲しい( -᷄ ֊ -᷅ )


最近よく映画をみている。映画館だったり、家でだったり。登場人物たちの熱さ、信念に向かって必死なところをみていると私もまだまだやることあるなと感じる。


昨年でPSYCHO-PASSは10周年。深夜アニメでリアタイしてた時から10年。本当にあっという間だった。


noteに初めて投稿してから数年。細々とやってたから解像度は低いけど、振り返った時に笑えるような歩みを続けていきたい。

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