2nd EP"OSMO"セルフライナーノーツ【前編】EPを作るに至るまで
はじめに
2023年11月24日
ソロとして3年ぶり、2作目のEP”OSMO(オズモ)”をリリースしました。
!!!やったよ!!!
オフィシャルな紹介文はこんな感じなのですが(↓)
こちらでは私の言葉そのままに、イチオシポイントからEP、楽曲に込めた想いをたーーっぷりお伝えできればと思います。
(超長いので前後編に分けることにしました)
■EPをつくるに至って
まずはOSMOリリースに至るまでの経緯、、したがって自己紹介的な話からはじめてみます。
曲の解説だけ読みたい人は後半を読んでね。
2nd EP"OSMO"セルフライナーノーツ【後編】楽曲ごとの紹介https://note.com/preview/nd019bc465389?prev_access_key=94d32f3121b23f0f055994a6efaa4269
私は15歳(2015年くらい?)から音楽活動を開始して(”MISA”として活動していた第一章があったり、某カラオケ番組に出たり。。)
2019~に留学や、7BULLとしての活動が始まったことで、ソロとしての活動のペースを減速していきました。(1stEPのneonをリリースした後くらいだったような。)
お休みを経て、2021年の末にAbsolute Blueでのライブをきっかけにソロ活動の第2章スタートすることとなったのですが、
1st EPの”neon”はオール生演奏のJR&Bだったし、
再始動して直後も、フルバンド編成のワンマンをしたりしていたので、すっかり生のサウンドでやっていくんだろうな、と疑いを持たずにいました。
まさか全曲DTMで作ったエレクトロEPをリリースするとは・・・と、当時の私はびっくりだと思う。
エレクトロに傾倒し、活動の方向性を変更させたのは2022年春頃。
理由を簡単に挙げると、
・小中高と、EXILEやアリアナ、KPOPにどっぷりだった私にとって、打ち込みシンセサウンドはど真ん中だった
・大学時代にゼミで、ディスコからハウス、テクノ、MTVに至るまでのダンスミュージックを研究して、クラブカルチャー、ダンスミュージックへの興味が湧いていた
・7BULLの活動を始めたことで、「7BULLではできない音楽をしたい」というマインドになった
・豪華フルバンドでのワンマンで、
!!破産した!!(これがでかい)
こんな感じで、
エレクトロなサウンドに憧れがあったことに加え、
”サステイナブル”な音楽活動のための”自立”
をモットーに掲げた2O22年が始まりました。
2022年の夏から、PCとローンチパッド(AKAIのMPD218を経て、PUSH2)を携えた形態のライブをはじめ、
ライブのたびに音色やミックスバランスを変えたりしながら、楽曲も少しずつ増やしながら、いつか来るリリースに向けて活動していました。
そんな活動をしながらも、「対話したいわ」「寝れない」(あと来年1月末にリリースされる「Blue Fire」)は、トラックメイカー/プロデューサーの市川豪人くんと作ったりもしていました。
彼はエレクトロに超!精通している音神様なので、彼と出会った影響も大きいと思います。
全曲自分でトラックメイクをしたEPをリリースしようと決意したのは、たぶん今年(2023年)の6月くらい。
「完成品」を世の中に放出する勇気がなかなか持てずにいたのですが、
ライブで曲を褒めてもらえたり、周りの友人のリリースを目の当たりにしたり、近しい人の後押しもあって、
「どっちにしろ、いつかはやることなんだし、今やったるわ~い!!」
という気持ちのみで、いざ制作!!に入るのでした。
■歌詞づくりの動機
以前インタビューでもお話させていただいたのですが、
「対話したいわ」(2022)の歌詞を書いたときに、私の書きたい歌詞のざっくりとした方向性が見えました。
また、この数年は自身の音楽活動ことでネガティブになったり、恋愛でも自暴自棄になっていたので、
徹底的に自分の内面と向き合うことでたどり着いた「オリジナル哲学」で、そういった不安やネガを撃退(むりやりの正当化も含め)していました。
この時期に、自分を守るためのオリジナル哲学に助けられていたし、むしろそれだけを頼りにやりくりしていたような。
「オリジナル哲学って大事じゃん!」ってことをシェアして、それを元にリスナーの方と対話したいな、なんて思うようになりました。
それが、「対話したいわ」から今に至る歌詞づくりの動機です。
■OSMO(浸透する)
2022年が"自立"の一年とするなら、
2023年は"共生"でしょうか・・・・
今年から、
私のソロ名義のライブでも、サポートのミュージシャンを迎えるようになったこと
リリースに向けて関わってくださる方が増えたこと
7BULLでも主催企画をしたり、活動が増えたこと
親友と喧嘩をして、少し距離を置いた上で、修復できたこと
家族や恋人と対話する時間が増えたこと
音楽活動もそれ以外も、人間関係を「深める」ことに向き合った一年だったように思います。
いざ人と真正面から向き合う時、
自分の中で積み上げてきたオリジナル哲学は、簡単に効力をもたなくなってしまうし、
むしろ、他の人の価値観や意見によって揺るがされてしまう。
せっかく見えかけていた「自分」が溶けて透明になっているんじゃないかと不安になったりする。
人と共生することを選んだからこそ直面する、
「動揺」「不安」「やるせなさ」。
この漠然としたテーマに対して、一つEPとしてアンサーしてみよう、と思った次第です。
OSMOのEP全体のコンセプトは「浸透」ですが、
一曲一曲に個別のオリジナル哲学を込めています。
そしてM1~M4という曲の順番は、
【自分のオリジナル哲学だけ頼って生きてきた私が、他人との関わり合いや新しい環境の中で、いろんな価値観を「浸透」させ、ときに人を頼りながら変化してゆく】
また、その変化すら楽しんでいる今の私がいる、
という、実際に私の内面が歩んできた軌跡を描いています。
それが、
といった、本EPのコンセプトです。
また、ご自身にしっくりくる曲順に並び替えて、カスタムして楽しむこともできると思っています。
さまざまに楽しんでいただいて、ぜひその楽しみ方やご感想、
#misamisaOSMO で聞かせてもらえたら嬉しいです。
後半は、おまちかねでしょうか
一曲ごとの紹介、音楽的なリファレンスやこだわりなんかにも触れながら、
よりOSMOを楽しめる内容をお届けしていこうと思います。
ちょっと休憩しつつ、残りもぜひ読んでくださいネ。
2nd EP"OSMO"セルフライナーノーツ【後編】楽曲ごとの紹介https://note.com/preview/nd019bc465389?prev_access_key=94d32f3121b23f0f055994a6efaa4269
RELEASE INFO
"OSMO"
アーティスト:美咲ミサ
配信開始日 : 2023年11月24日(金)
配信リンク:ultravybe.lnk.to/osmo
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