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音楽の神様

 音楽をやっている人は皆、その瞬間神様になれる。
 ステージに立って汗を撒き散らしながら歌う、DJとして様々な音を溢れさせる、その瞬間、神様になれる。

 先週、ミュージックサーカスというフェスに行き、今日は友達がDJとバンドを演奏するイベントに行ってきた。

 そこで目にしたものは、神様だった。

 何万人という人間の前で歌い、音を奏でる。それはホントウに神々しい光景だった。神々しくて、音楽に塗れ楽しく笑顔になるはずの空間が、感極まって胸が詰まり涙が出そうになった。

 その場にいる人間達は皆、各々好きに踊り狂っている。その踊りをバカにする者は誰一人といない。皆、夢中になっているからということもあるが、それはなんて心地の良い空間なんだろうか。なんて気持ちの良い空間なんだろうか。大音量で好きな音楽に塗れ、時にアルコールを呑んで酔っ払い、視界はカラフルな服やライトで満ちる。一種のエロチシズム、妖艶さすら感じられるほどの空間である。( 実際そういう場でキスをしている男女を何度も目撃したので、皆もエロチシズムを感じているのだろうか。)

 話は少し逸れるが、好きなもので溢れる場は、自分の存在を認めてくれる気がする。
 「ああ、わたしも好きに踊っていいんだ。」
 皆、自分が楽しむのに夢中で、音に夢中で、ステージの上に夢中で、周りの踊る人など見ていない。だから、バカにする人もいない。

 わたしは引くほど人目を気にするタチなので、自分なんかが踊っていたら気持ち悪いと思われるんじゃないかと不安で、棒立ちでいることが多かった。だが最近、みんな自分の世界に夢中でぼくのことなんか見てなくね?だから好き放題踊っていいんじゃないか?ということに気付いた。
 これは大きな気付きだった。
 なんせ、フェスやライブハウスで棒立ちでいるより、踊り狂うほうが何十倍も楽しいからだ。
 そのことに気付いてからよりいっそう、フェスやイベントが楽しめるようになり、大好きになった。


 溢れる音、おと、オト。時折聞こえる咆哮、視界に満ちるカラフルな光、身体に回るアルコール、皆が好きに踊り狂い、産まれる一体感。
 こんなに気持ちの良い空間を作り上げる、ステージ上のひとはやはり神様なのだ。

 バンドを初披露する友達が、話の前後は忘れたが「バンドをやってるときは神になってるつもりで。」と、そのようなことを言っていた。
 その友達に感想を伝えれず帰ってしまったので、今ここでコッソリ伝えよう。

 シビれるほどカッコよかった、
 すごく楽しい時間をありがとう。
 本当に神様になってた、すげえよ。



眠くて脳みそフラフラの状態で書いてるので駄文ですみませんッ

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