【イタリア国立医学部】リゾートで学べるカリアリ大学医学部の概要まとめ。《University of Cagliari》

2024年6月4日 18:04

Ciao! イタリア国立医学部生のNobuです。

イタリア国立医学部は、どの大学もそれぞれ特色があり、どの大学を選ぶべきか迷ってしまいます。

特に新設の医学部の場合は、医学部の実態がつかめるまで敬遠しがちです。

本記事では、2024年度より募集が始まったカリアリ大学（University of Cagliari）医学部の英語コースについて、ざっくりと紹介します。

まだ公開されている情報は少ないですが、1年次の履修科目を紹介しますので、入学後のイメージが少しでもできるようなら嬉しいです。

より詳細なカリアリ大学の特徴やカリキュラム、定期試験の概要などは、別記事で解説しています。

それでは早速、本題に入ります。

カリアリ大学（University of Cagliari）とは？

カリアリ大学は、リゾート地として世界的に有名なサルデーニャ島にある1626年に医学部が開設した歴史ある大学です。

医学部英語コースは2024年から新たに始まり、Non-EU枠・EU枠ともに募集しています。

医学部の定員数は100名で、内訳はNon-EU枠で20名、EU枠で80名となっています。

1年次は医学の基礎的な概念や知識を学び、2年次には解剖学、生理学、生化学など基礎医学を学び、3年次から臨床科目が始まります。

1年次からインターンシップに参加できるので、座学が中心になりがちな国立医学部の中で、より実践的なカリキュラムで医学を学ぶことが可能です。

University of Cagliari は、1年次の科目が多いです。
科目が多い分、1科目あたりのウエイト（単位数）は減っているので、勉強しやすいと言えるでしょう。

※ CFUとは、単位数のことです。

カリアリ大学の医学部英語コースに入学するためには、他のイタリア国立医学部と同じくIMATを受験し、合格しなければなりません。

IMATは International Medical Admission Test の略で、1年に1回、例年は9〜10月におこなわれます。

試験形式は、択一式のマークシートのみで、記述問題や口述試験（面接）などはありません。

試験内容は、理科3科目（生物・化学・物理）や数学のほか、論理的推論や一般常識で、幅広い分野が満遍なく問われています。

IMATの試験概要などの詳細や受験手順は、下記記事で詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。

また、IMATに2位で合格した医学生の勉強法を合格体験記として紹介しています。

カリアリ大学は、サルデーニャ島の南部のカリアリにキャンパスがあります。

サルデーニャ島は、ヨーロッパでは言わずと知れた高級リゾート地で、夏にはバカンスを楽しむ旅行者がヨーロッパ中から押し寄せます。

ミラノからカリアリまで空路で1時間30分、ローマからは1時間と、どちらの都市からもアクセスが良く、RyanairなどのLCCも利用可能です。

他にも海が近いイタリア国立医学部は何校かありますが、高級リゾート地にある医学部は、カリアリ大学が唯一でしょう。

本記事では、今年度より新しく英語コースの医学部を開設したカリアリ大学 (University of Cagliari) の概要をざっくりと紹介しました。

カリアリ大学はサルディーニャ島の南部の都市のカリアリにある医学部で、Non-EU枠は20名・EU枠は80名とどちらの枠でも募集しています。

個人的には、綺麗な海を眺めながら勉強できる医学部に入学できるなんて、羨ましい…と思ってしまいました。

医学部の勉強は大変なため、特には息抜きが必要です。綺麗なビーチが近くにあれば、勉強のストレス発散も簡単に発散できそうですね。

Non-EU枠の募集人数は少ないものの、新設のコースなため、今年度は狙い目かもしれません。

カリアリ大学の特徴やカリキュラム、定期試験の概要などは、別記事で詳しく解説しています。

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