0.愚者(タロットの象徴を独自考察)
愚者の絵について見てみる
絵を読み取り書き出してみる
派手な服を着た人物が空を仰いでいます。
派手な服を着ているところから、かなりお金を持っている出自なのかもしれません。
持ち物は杖の持ち手にカバンをくくりつけたものと一輪の花で、旅人だとしたらあまりにも軽装なので、宗教的な巡礼なのかと思いました。
しかし、それにしては派手な気がします。旅人ではなく近所から赴いたというのが自然かもしれません。連れている犬ははしゃいでいるように見えます。絵の人物は飼い主なのかもしれません。
海は波が崖にぶつかり砕けています。これだけでは荒れているのかどうかは判断つきませんね。
太陽が描かれていて、雲一つないところから、非常に天気が良いということがわかります。
愚者の0番という数字からの意味を見てみますと八卦の坤が思いつきます。絵の天を仰ぐところと一緒に考えると、六十四卦の天地否でしょうか。
絵から印象を書き出してみる
全身に光を浴びるような姿勢なので暖かそうです。
巡礼というわけでもなさそうですし、職業を表すようなものもありません。仕事着でもなさそうです。
そこから、自由人か遊び人であることが伺えます。軽装で天気の良い日に日光を一切遮るものがないのでとても日焼けしそうです。(私はすぐ焼けるので太陽光が苦手です。)
一輪の花だけ左手に持っているところはとても自由な人である印象があります。
犬と一緒にいるのは楽しそうですね。
書き出した絵の特徴や印象から意味を考えてみる
主要なキーワード
自由
重荷がない
副となるキーワード
暖かい
遊び
今を生きる
順調なスタート
心配がない
仲間
人道が軽視される。
以上をキーワードとして読み取りました。
これを意味として書き出すとこんな感じでしょうか。
自由であり特に心配することはない。
生き方も、遊びも、物事の開始も、自由に行うことができる。
重荷を背負わず生きていくことの心地よさを感じられる。
仲間と自由な関係を築くことができる。そこにしがらみや重荷はない。そのことに温かさを感じる。
自由故に人道を尊重するルールが無秩序。
これらを私は導き出しました。
逆位置の意味を考えてみる
逆位置について、私は意味が反対になるということを採用しています。
それを踏まえて書き出してみるとこんな感じでしょうか。
主要なキーワード
規律。
責任。
副となるキーワード
冷たさ。
仕事。
将来を考える。
きわどいゴール。
心配。
孤独。
人道が守られる。
意味
責任を取れるようルールに則った仕事をする。
将来についてのルールを考えたり、責任を感じられるようになる。
ルールや責任があるゆえの危ない状況下であるのに迎えられたゴール。
ルールが破られるとか、責任の重さへの心配。
ルールに固執しすぎたり、責任ある立場であるがゆえの孤独。
人道のルールにちゃんと責任を持つ。
このあたりを思いつきました。
結び
あなたはどういう意味を思いつきましたか?
愚者は全体として、自由や重荷からの解放という意味が大きいかなと思いました。
犬という仲間がいるのも重要なところだと思いましたが、主人公はどのような状態なのか、それが重要だというふうに考えます。
あなたもタロットの意味を考えてみる試みをぜひしてみてください。
タロットの考察まとめは下のリンクになります。
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