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1年生授業・始まりました!

2022年度にリニューアルした”名画で鍛える診療のエッセンス”のシリーズ授業(全7回、年3コース予定)が4月20日から遂に始まりました。

第1回はシラバスを元にオリエンテーション、シリーズを通した課題、対話型鑑賞という流れです。

全体で定めた行動目標は下記の5つが柱になります。

① 観察力
② 言語力
③ 視点の多様性の受容と尊重
④ コミュニケーション力、協同での意味構築
⑤ もののあはれ、ネガティブケイパビリティ
(コマごとの厳密な区切りは設けず、全体を通して学び・触れていってほしいイメージです。)

①〜④は海外のレビューでも報告されている医学教育×アートで育 まれるスキルです、、、が、世界でも独自の進化(深化?)している私が愛してやまない日本的な”文化特性”、”感性(観方)”をどうしても今回取り入れたく⑤を追加しました。

型に沿って鑑賞するだけでなく、周辺情報や知識なしに直感的に、それまでの自分の人生との文脈から自然やモノやことに”美しいな”・”好きだな”、人の行動に”粋だな”と心の中でシミジミと感じる感性(もののあはれ)、すぐに答えを出さずに感じ・考え続ける姿勢(ネガティブ・ケイパビリティ)に伝えていきたいな、と考えています。

今回は⑤の達成のため、宇都宮美術館様のからご提供頂いた所蔵作品図録を学生に配布することになりました。それぞれの学生に任意の作品を選んでもらい、その作品を授業期間中定期的に継続的に観察、気付きがどうなっていくかを辿ってもらいます。

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その他いろいろ新しい試み盛りだくさんで緊張していますが、ワクワク感が圧倒的に勝っております。こんなに楽しくていいのでしょうか

まだまだコンテンツも未熟ですが応援して頂けるとすっごい励みになります!