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art×science コラボ授業実施

本日12月19日10〜13時遂に宇都宮美術館様(学芸員小堀様)とのコラボ授業が実現しました(手前味噌ですが現役の臨床医と美術館学芸員がコラボで医学教育を行う、というのは本邦初なのではないかと思っております)。


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今回はプロトタイプ版ということで参加者は自大学の学生さんとFacebook上で集まった合計6人の学生さん達です。

当初宇都宮美術館に企画書をもって文字通り飛び込み相談に行ったのは2020年初頭だったのですが、それから新型コロナの流行があって約2年越し、更にオンラインでの実施となりました。

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詳細は割愛しますが、工夫したこととしては下記のようなものになります。
・自分(医師)と学芸員さんでscience・Artの2つの視点で作品が観られるような構成にした
・使用する作品は極力、宇都宮美術館が所蔵している作品にした(直接現物を鑑賞する機会を大事にしたいと思っていたため)

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個人的反省点・次回留意点
・人数
オンラインだと6名くらいが上限かもしれない。それ以上になると発言回数が減ってしまいそう。
・時間
途中での休憩時間は必要(10分くらい?)
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アンケート(一部)
・アートとの向き合い方・自己の人生への活かし方をより深く考えるきっかけになった
(参考になりそうなシチュエーション)
・患者さんとのコミュニケーションやほかの医者との会話
・臨床推論をする際に、様々な情報に目を向け、本質を捉えるために重要な姿勢だと思う。
・対話型鑑賞ではたくさんの能力を磨くことができるのと同時に、人との関係性を学ぶ、人と人をつなぐような役目もあるように感じました。
・いつも新たな視点を得ることができること
・自分の知らないことの大きさを認識することで、空、余白の部分ができ、それが人とわかり合う、歩み寄ることにもつながり、結果的に周りの人とより良い関係性を築ける
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フリーコメント:
・アートの捉え方について色々な考えがあると思いますが、一つの側面としてアートとは”思考活動の結果、生まれたもの”と考えると、対話型鑑賞そのものがアートのように思いました。
・最後の感想共有の際に、「反復していくことが大切」という話が印象に残りました。確かに、一度の経験にとどめず(それだけでも十分価値はあると思いますが)、やはり継続して積み重ねることでより能力の向上においても威力を発揮するもののように感じました。自分なりにこの学びを継続して、訓練していけるようにしていきたいです。

*宇都宮美術館 様HP(現在改装工事中〜2022年秋まで)

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