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私は食べることが好きだ。 食いしん坊とまではいかないけれど、暇な時はご飯のことを考えがちだ。 空腹になるとどうしようもなくなって、とにかく「食べたい!」の一心になる。 子供の頃はお腹が空いたら、母に飢えてるアピールをしていた。 食卓には食べ物と器が必ず並ぶ。 実家の食卓も、今の暮らしの食卓にも、食べ物に合わせた素敵な器たちが品よく置かれている。 もちろん、その日呑むお酒に合わせた酒器たちも。 結婚して2人暮らしを始めたとき、器にこだわる私を夫はもの珍しく見ていた。 確かに周
最近、ベビー用品を見る機会が増えた。 大人になってから足を踏み入れることがなかった、おもちゃがたくさんあるお店。 時々行く洋服屋さんに置かれている、ベビー服や子供服。 意外と世の中には大人も子供も一緒にお買い物できるお店が多いんだと感じた。 おもちゃや洋服を見ていて気づいたことがある。 それは目に優しい色やシンプルなものが多いことだ。 たまに「これ、可愛いのか…?」と思うおもちゃもあるけれど。 洋服に関しては、たぶん遠くからでもすぐ気づけるようにという意味を込めてか、派手な
自然と触れるのは、生きていくうえでとても大切なリラックス時間。 目に優しい色なのはもちろん、葉や樹木から発散される香りに癒される。 この香りは「フィトンチッド」と呼ばれるそうで、リフレッシュや消臭などの効用があるようだ。 科学的にも心理的にも、植物に触れることで人は癒しを得られると実証されている。 花や葉によって季節の移ろいを感じられるし、いいことづくめだ。 最近はひきこもり需要も相まってか、観葉植物を買う人が増えた気がする。 街の花屋さんにも、ショッピングモールにできた植
昔からぬいぐるみが好きな話は以前にも書いたことがある。 ふらっと寄ったお店で運命的な出会いをするぬいぐるみもいれば、これが欲しいからとわざわざ迎えに行くこともある。 心を閉ざしがちな私の、唯一の話し相手といってもいい。それぐらいぬいぐるみには安心感を覚える。 そんな私のぬいぐるみコレクション。 特にIKEAの子たちはだいぶ集まってきた。 その中でも、アイデアが画期的で私のような繊細な心の人にとても温かい気持ちにさせてくれるぬいぐるみがいる。 うさぎでまんまるなお腹なので、
いつだって、疲れた時は癒しを求める。 朝、日向ぼっこしながら読書する時間。 午後、コーヒーを1杯入れてゆっくり飲む時間。 夜、寝る前にストレッチしながら自分を労わる時間。 体を労わることはできても、心を労わることは難しかったりする。 たとえ時間があっても、心底落ち着けたと思えるときは少ない。 昔からぬいぐるみに囲まれて生きてきた。 母の収集癖も相まって、欲しいと思ったぬいぐるみはだいたい買ってもらえたような気がする。 ソファーにもベッドにも、本棚にも玄関にも。 とにかく色ん
26年間生きてきて、「ストレスが無い」という状態になったことはない。 常に緊張や周りの感情、そして自分への嫌悪が入り混じり、 生きているだけで、そこにいるだけでストレスにさらされている。 よく「ストレスフリーな生活を送ろう!」と目にするけれど、 軽減はできても消滅は不可だと思う。 「人生、良いストレスもあるんだよ」と言うけれど、 私にとって良いストレスってなんだろう。全部が不快なものに思えてくる。 まず朝起きて、あまり眠れなかったなあ。 家を出る時間に追われて、なんだかば
いつだって、肌触りのよいものに包まれていたい。 嬉しい時も、悲しい時も、元気な時も、辛い時も。 特に冬の寒くて塞ぎ込みがちな時には、 ふわふわとしたものを求めてしまう。 寒い日には、暖かくてもこもこで触り心地の良い服に身をつつみ、 守られているという感覚をもって外にでる。 ひとたび風が吹いてしまうと、私の体は簡単に凍える。 冬将軍は冷徹で非情だから、自分の身は自分で守らなければ。 実家を出てすぐの頃に買った、何の変哲もないワッフル生地のバスタオル。 乾きも悪くなかったし、
灯りとは、不思議なものである。 そこに灯された瞬間、周りの色が暗い色からほのかに明るい色へと移り変わる。 それはまるで、辛い現実から救いの手を差し伸べられたような感覚に似ている。 最近、ストレス解消法を模索しているなかで、 キャンドルに出会った。 いつも見ている憧れの人が、キャンドルを愛用していて、 ただそれの真似っこである。 香り付きのもののほうがリラックスできそうと思って、 お気に入りの1点に出会うまで雑貨屋さんを巡り吟味した。 そして見つけたのがこちら、 YANKE