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教えてマユ子先生!今始めておこう 災害時の食の備え講座

災害への備えをしていますか?

私はこの質問にいつもドキッとしてしまいます。
何年か前にまとめて揃えたような気がするけれど、「どこにしたんだろう」「賞味期限は大丈夫だっけ」と不安な気持ちに。

各地の災害や、テレビでの特集を見ては「やらなきゃ」と焦る気持ちがあるのですが、いつもなんだかんだ後回しにしたまま、時が経ってしまうんです。

そんなとき、「身構えない災害食」というものを知りました。
「身構えない災害食」とは、缶詰やアルファ米などの非常食ではなく、いつも食べるものを備蓄すること。
防災グッズは一度まとめればいいけれど、食べ物は賞味期限もあって定期的に確認するのが大変なんですよね。

これなら私も取り入れられそう。そう思って、「身構えない災害食」を取り入れてみることにしました。

日常に戻るための「食」


災害が起きると、非日常が続いていきます。
先述の通り「身構えない災害食」とは、いつもの食べ慣れているものを備蓄しておくということ。

インスタントの味噌汁や好きな味のカロリーメイト。
非日常の中でひとときだけでも日常に戻り、心が落ち着くことも。

災害時は、カンパンやアルファ米などを食べなくてはいけないものだと無意識に考えていましたが、確かに非常事態の状況で、少しでもいつも通りのものが食べれたら。
大変な状況の中で少しでも心が救われるはず。

お菓子やレトルト、お気に入りのものを考えてみましょう。
色んな種類を用意しておくことで、いざとなったときも選ぶ楽しみも生まれますね。

反対に、缶詰の野菜や果物、野菜ジュースやレトルトを日々の食事に取り入れておくと、非常時も上手く利用できますよ。

日々のサイクルの中で


「身構えない災害食」のポイントはローリングストック。
ローリングストックとは、少しずつ古いものから使って、その分買い足していくことで、賞味期限が切れてしまうのを防ぐこと。

難しいことは何もなく、ポイントは1つ。「少しずつ買っていくこと」です。

そうすることで、賞味期限が一気に切れてしまうのを防ぐことができます。

そして、長期的な備蓄よりも賞味期限が短いものを選べるのでより美味しいものを選択肢に。

たくさん買わないといけないと考えると、備蓄へのハードルが上がってしまいますが、日々の買い物と共に少しずつなら簡単に実践できそうですよね。

日常の中で、レトルトを食べる日を作ったり、賞味期限の近い物を集めるパトロールをしてみると、フードロスも防げて継続的に災害の備えを確認。

パトロールを家族とやることで、どこに何があるのかみんなで把握できるのもポイントです。

備蓄品はお気に入りの箱に

備蓄品を段ボールなどに入れてしまうと、奥にしまったまま忘れられてしまうんだそう。
確かに私の家の備蓄品も押し入れに眠っていました。

普段から出しやすいところに置いておくことで、非常時も取り出しやすくローリングストックの管理も簡単になるんだとか。
せっかくならお気に入りの箱に入れておくと良いですね。

避難所などにすぐに持っていきたいもの、外に出られなくなった時に必要なもの。
用途に分けて、保管しておくことも大切です。

特に水はできるだけ備蓄しておくべきなんだそう。

まとめて置く必要はありません。少しでも空いてるスペースや全ての部屋に分散させることで非常事態に対応できることも。

命、健康を守るために

災害はいつどんな時に起こるかわからない。
でも備えができていれば、もしもの時に命や健康、心まで守ることができるかもしれません。

普通に生きていく日常の中で、防災意識を持ち続けることは難しいけれど、ふと気になった時にすぐ行動する。
「身構えない災害食」で災害の備蓄のハードルを下げることができました。
ぜひ今日から「身構えない災害食」を取り入れてみてください。


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