仕事ができない人の文章

仕事で文章を書くとき、誤字脱字や言葉遣いを間違えないようにして伝わる文章を書こうとします。しかし「文字数」を気をつけている人はあまりいません。

あなたが書いた文章のワンセンテンスの文字数を数えてみてください。もしワンセンテンス60字以上なら要注意です。

たとえば、以下のような文章は、「文章長くて読むのがめんどくさい」
「だから何」と読み手に思わせてしまう一例です。

●返事が遅くなり大変申し訳ございませんが、既存客への配慮に関して修正した方が良いという意見が多々寄せられたため、再度ご相談させていただきたく、また追ってご連絡さしあげます。

読み手が読みづらい・理解しずらい理由は、ただ単に「ワンセンテンスが長い」からです。一文にたくさんのメッセージがあり、読んでも読んでも結論にたどりつかない長い文は、読み手を疲れさせます。

「長すぎて、読みたくない！」と読み手を疲弊させるメールや企画書を書いていると、確実に自分の評価を落としてしまいます。ワンセンテンスが長いだけで、仕事の評価も印象も悪くなるのはもったいないですよね。

文章を書くことが苦手なのも、ワンセンテンスが長いことが原因です。長文は、読み手も書き手も疲弊させてしまいます。短い文書を心掛けるだけで、書くのが嫌い、うまく書けない、伝わらない……そんな悩みから解放されるはずです。

●今回の広告は、世帯収入600万円の家庭に向けたものです。SNSで拡散すれば、彼らに商品の認知度が爆発的に上がります。（58文字）

スッキリした文面は読んでも疲れません。わかりやすいので理解もしやすいです。ワンセンテンス60字以内にするだけで、伝わる、評価される、結果が出る文章になります。

短いは正義――「６０字１メッセージ」で結果が出る文章術