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お酒とか作品とか感情とか豊かさとか

朝活をはじめてからあまりお酒を飲まないようにしているのだけど、寒い夜には赤ワインがなんだか無性に飲みたくなってしまって、安物だけど最近は時々赤ワインをいただく。
普段は冷やしてストレートだけど、冷たいと体が冷えるので時々リンゴジュースで割ってレンジで温まる程度にチンして甘いホットワインにする。
それにシナモンなどふると、香りも良いし体がポカポカするので寒い冬にはおすすめの飲み方だ。
ワインが苦手な方や、甘いお酒しか飲めない方は飲みやすくなると思う。

基本は家でのんびり飲む事が多い。
私の地元は田舎で交通インフラが弱いので、外でお酒を飲もうと思うと代行を頼むかタクシーを呼ばないといけなくなるし、どうしても行きたい店がある場合や会いたい友達との約束がある場合とか特別な時しか外でお酒は飲まない。
それに私はお酒に強くないから、外で飲むときは飲む量に気をつけて飲むようにしている。
もうね、お酒で人に迷惑はかけたくないので。
家なら最悪そのまま寝れるし、外より気楽に楽しめるから好きだ。

お酒を飲むとなるとおつまみも欲しくなるけど、夜に食べすぎるとよくないので気を付けるようにしている。
私が好きなのはチーズ類と肉系のおつまみ。
迷った時はとりあえずさけるチーズとペンシルカルパスを用意する。
小さいカルパスだと足りないんだよね。
お行儀悪いかもしれないけど、ペンシルカルパスをちびちび前歯でかじって食べるのが好きだ。
さけるチーズはストレスが溜まった時に食べる食品の一つで、2本セットになってるけど正直4本くらい食べないと気が済まない。
昔はプレーンが好きだったんだけど、ここ数年はスモーク味が好きでよく食べている。
とりあえずこの2つがあれば自分としては上出来って感じ。

家でお酒を飲みながら映画やドラマを見たり小説を読むのも好きだ。
お酒に酔ってちょっと感情的になった状態で作品に触れるのは結構楽しい。
生きてると色々あるけどその都度感情的になるわけにもいかないから、グッと堪えてる部分は誰しもあると思う。
それを作品と一緒にちょっと解放して、笑ったり泣いたりしてるちょっとスッキリする。
これを人に向けるとあまり良い作用をしない事があるので注意が必要だけど、家で作品を見ながら感情を爆発させる分には、ちょっと一人で様子がおかしい人になるだけなので大分マシだろうと思う。

『ジョン・ウィック(1〜3)』は飲みながら見たら最高だった。
話はシリアスだしアクションも画もかっこいいんだけど、私は設定とかでじわじわ笑っちゃう部分があって楽しく見れた。
主人公がフィジカル強すぎるし敵に容赦がなくて、その様が本当に清々しいのだ。
シラフでももちろん面白いと思うけど、仕事に疲れた週末などにワインなどを飲みながら見ると、少しスッキリして気分が良くなる作品だと思う。
今年公開された4も最高だった。

小説だと最近読んだ『失われたものたちの本』は時々お酒を飲みながら読み進めた。
これは感想記事にも書いたけど、この本はちょっと自分には辛いシーンも多かったから、辛さがお酒で増幅されてなかなかしんどい気持ちになりながら読んだ。
主人公の孤独にため息が出るほどだったけど、それはそれで結局楽しんだと思う。
作品によって揺さぶられてどんな感情になっても、それを解放していくのは気分が良い。
時々作品を通して、感情を解放することを許すのはちょっと心に良い気がしている。

私は幸いお酒が弱いので、お酒が入ると強制的に気持ちがゆったりしてくる。
なので今日はリラックスして過ごすぞ〜という日の夜に、1・2杯のお酒があるとよりくつろげる気がするし、そこに好きな映画や小説があったら最高だ。
私の生活には豪華なものも高級なものも無いけれど、それで十分なのだと思える。
私がずっと貧乏暮しだからそんな風なのかもしれないけど。
それでも何もかもを我慢しなければいけない環境では無いから、それってありがたいなと思ったりもして。
結局なんだかんだありがたいし幸せなんだよねと気付ける時間だったりもする。

こんな記事書いてたら今夜もそんな風に過ごしたくなってきた。
今日は本が届く予定なので、ワインでも買ってきておこうかしら。

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