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2022.11.24〜 みんなの憧れ、サントリーニ島へ 🇬🇷🤍

私は旅のルートを決める時、いくつかの目的地を線で結び、大体その線上から経由地を追加していくやり方をする。
サントリーニ島はその"目的地"のうちの1つで、中でも今回絶対に訪れたいと思っていた場所だった。
それは私だけではないようで、後にサントリーニ島で撮った写真を投稿すると今までにないほど多くの反応が!それほどみんなの憧れの場所なんだろうな〜。

フェリーに乗って🚢

私がサントリーニ島へ渡る方法として選んだのは、アテネのピレウス港から出ているフェリー。片道約5800円。
朝7時15分発の便で向かうため、その30分前の6時45分には乗船していなければならないというのに、アテネ中央駅から出る電車の始発は6時38分にピレウス港へ着くとのこと。ギリギリすぎ!!
少しでも電車が遅れたら船に乗り遅れるというリスクを背負ってでもタクシーにお金を払いたくなかった私は、超絶ハラハラしながらその朝の移動に挑んだのでした。
なんかもうちょっと、ダイヤ考えてほしいなぁ(笑)

これに乗ったよ

幸い電車は時間通りに到着し、駅から走ってなんとか乗船。あぁーー心臓に悪い。
約8時間の船の旅。たくさん時間があるので、フェリーに乗る前に紀行文の電子書籍をスマホにダウンロードしておいた。あえて選んだヨーロッパ編、読んでみて大正解!!同じところに行って同じものを見て、同じように感じているのに、表現の幅ってこんなにも違うのか…と勉強になったし、日本人旅行者にあまり会えない分、その一冊の本が感情の共有相手になってくれて嬉しかった。
でも著者は私と違って本当に多くの旅仲間を作っては別れと再会を繰り返していて
やっぱりコロナ後で、しかもオフシーズンのタイミングで来てしまったのはバカだったのかな。
一度きりの旅なのに、もったいなかったかな。
と落ち込んだり。今そんなこと考えても仕方がないのにね〜。

さて、とんでもなく豪華なフェリーの中には、カフェ、バーはもちろん、スパやカジノまで。
1番驚いたのはここ。

生演奏で踊る人々…!!!
本当に船の中?

そんな貴族たちと同じ船に乗っているというのに、私はというと半額になっているサーモンサンドを食べるどうか散々悩んで結局買い、ボロボロ涙を流しながら味わっておりました。なんかあの頃、メンタル限界だったなぁ(笑)

到着!

サントリーニ島に着いて、ローカルバスに乗り込み向かったのは、泊まる予定の宿がある「フィラ」という地区。近づくにつれてInstagramでよく見るあの白い建物たちがちらほらと見え始めていた。
バスの中ではドイツ人のゾニアさんという新しい友人ができて、明日以降また会おうと約束。本に影響されたのか、旅を楽しくするのは自分の積極性次第だ!と思ってとにかく友達を作りたかったの。

宿着。ねこ入ってきちゃった。
ギリシャ、猫だらけ。


キーパーソンむっちゃん🤝

宿に荷物を置いてすぐに散歩に出かけると、そこで日本人のむっちゃんと出会った。彼はカナダで1年間のワーキングホリデーの最中、3ヶ月の休暇をもらってヨーロッパ周遊をしているのだそう。たまたま宿も同じで、2日間の多くの時間を共に過ごした。
"なぜ旅をするのか。"
"旅をすることにどんな意味があるのか。"
そんな話もとことん向き合って楽しんでくれる、良き相棒だった。彼が話す、世界に対して感じていることや日本という国に対して考えていることには誤魔化しがなく、いつもハッキリとしていた。それでいて相手にも共感と敬意を示すような彼の態度は一緒にいて本当に心地良く、思い返してみれば彼から受けた影響はとても大きいものになっていた。

私の旅のキーパーソン。ありがとう!


イア散策で発見!島の秘密

むっちゃんと別れた後は約束通りゾニアさんと一緒に「イア」という地区へ。フィラよりももうひとつ美しい景色が広がるイア。オフシーズンでお店はほとんど閉まり、観光客どころか住んでいる人も見かけないような空っぽの街になってしまっていたけれど、代わりに面白いことを知った。
この辺りの島々では、夏にたくさん働く分、冬はお休みー!って島の外に出ていってしまうのだそう。そして今度は国の外から工事の仕事を得る人々がやってきて、島中工事だらけになる。こうしてその真っ白で美しい景色が保たれている。
1日を単位としたルーティーンで動く私たち日本人の働き方に対して、1年を単位としてルーティーンが動いている働き方にとても驚いたし、舞台裏を覗いたような気分になって興奮した。おもしろーい!!

だ〜れもいな〜い
きれ〜い

美しいサンセットが見られることでも有名なイア。
オレンジに染まった光の中で、ゾニアさんは私に「お腹に赤ちゃんがいるの。」と言った。
出会ったばかりの私に大切な事を伝えてくれたことが、なんだかとても嬉しかった。

翌日宿を移動して、更に2泊をサントリーニで過ごした。
ゆっくり時間をとっていたので、仕事をする日と決めて取り組んだり。
仕事があるって、本当に有難い。旅の資金が得られることももちろんだけれど、それ以上に、どんなに気持ちが沈んでいても、責任を持ってやらなければいけないことがあることでピシッとメリハリがつけられる。私にとっては、それが大きな救いになるんです。

サントリーニ島にいた4日間、ずっとお天気に恵まれたことが何よりの幸運だった。
ヨーロッパ後半は曇天に悩まされてきたけれど、ここぞという時はしっかり顔を見せてくれたんだなぁ。ありがとう太陽。
実際にその場に立ってみるとそれが当たり前のようになってしまったりするけれど、ふと考えてみれば自分が今この景色の中にいるって本当に信じられないようなこと。
その喜びを実感したくて、見える景色を目に焼き付けようと何度も同じ道を歩いた。

〈お気に入りの写真たち〉

この道が好き。

島中が静かな時期だったからこそ、この憧れの場所での一瞬一瞬を大切に丁寧に過ごすことができた。やっぱり後悔なんてひとつもなくなって、今この時にここへ来たのが最善で必然だったのだと思える。本当によかった。有難うだな〜

次回も続きます、ギリシャ滞在記!
サントリーニ島を出て次に向かったのは世界遺産の地。さてどこでしょう??

オマケ🍪

フィラのスーパーの安売りコーナーが本当にハッピーメーカーで、チョコチップクッキーが2箱セットで1.5€だったの。1箱あたり約100円でクッキーが買えるなんてありえないんだから!!
嬉しすぎて島を出る前にもう1セット買っちゃった(笑)
歯医者さんにクッキーとチョコはダメと言われたのに今のところ全てのストレスをチョコチップクッキーで消化しています。先生ゴメンナサイ😘

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