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[親の介護]私が親のケアプランの作成に苦戦した思い出(セルフケアプラン)

5年以上も前のことです。

ケアマネジャー(通称:ケアマネ)
といえば、
介護のことをあまりしらない方でも、
ケアプラン(介護サービス計画書)を作成するのがお仕事のひとつ
ということは、ご存知の方も多いことでしょう。

親が「サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)」に入居していたとき、
配置されているケアマネは一人のみ
でした。

通常、要介護度が変われば、ケアプランの内容も変更するものですが、
例えば、要支援2から要介護1に変更になったとき、
ケアプランの変更は書面上の日付の変更程度で、
内容の見直しまでは行わないとケアマネから言われました

自費で介護サービスを追加してもいいか?
とケアマネに聞いてみても、ダメとの返事。

法的には、ケアマネの変更は可能だったのですが、
別のところのケアマネに相談してみたところ、
「あそこは外部のケアマネはダメだから、お引き受けしたくても
うちではお引き受けできない」
とのことで、やむを得ず、担当ケアマネ続行となりました。

担当ケアマネを変更する為に、
サ高住の転居を親に提案してみましたが
親はそのサ高住をとても気に入っており、
他のところに移るのはイヤだとのこと

「では、自分で親の介護のケアプランを作ってしまおう!」と決心し、
使える保険点数を聞いて、よくわからぬままわたくしが作成したものが
正式に通り、その後はわたくしがケアプランの作成を続行
しました。

介護認定調査申請、認定調査の同席、その後の調査員との話も
自分で対応
しました。

良かった点としては、親の意向も反映しつつ、
親に合ったプランにできた点
だと思います。

結果的に、親としては満足だったのかな?
この文章を書いていて、ふと思ったりもしました。

ケアプラン上、毎日、親が誰かしらに会えるようにし、
空白の日はなくすようにしました。
(淋しがりやな面もあった為)

そして、親のケアプランを把握しているのは、
施設長よりもわたくし
という状況となり、
施設長から「親のスケジュールを教えてほしい」と
緊急時にお電話をいただいたこともありました。
(例:「食事変更締切まであと5分。スケジュール教えてください」など)

ただ、なにぶん、わたくしの知識が足りないので、
よく理解した上でケアプランを作成したいという思いに至り、
一大決心をして、福祉の通信講座を受講することにしました。

福祉の勉強をするキッカケの一つとなったのが、
このケアプランの作成だった次第です。

ケアマネとは相性のこともあるので、
もし選べるのであれば、しっかりお話などをして、
信頼できそうな方かを見極めた上で
担当ケアマネを決めることをオススメします。

また、それなりの費用をかけてサ高住等に入居をしても
介護の面で自分でやることが多いと、
在宅介護とあまり差がなくなり
仕事や家庭との両立の面でも、あまり意味がないことにも
なりかねない為、入居先は慎重に選ぶようにしましょう。

万一、入居した後に問題が発生したり、合わなかったりした場合は
入居先を移ることも視野に入れたほうがいいかと思います。

知人が、親の入居先で問題があって移ることを繰り返して
「今回のところで4箇所目なのヨ」と伺ったことがあります。
入居先は、入居一時金数千万円の「高級老人ホーム」のようでしたが
それでも、問題があったようです。

老人ホームに払う費用が高いからといって、
必ずしもいいとも限らないのかもしれません。

高齢の親族は、公的に運営されている
ケアハウスに入居中です。
費用は食費込で概ね年金額レベルで入居でき(補助金がおりている為)
サービスとしても問題はなく、お部屋も個室で広々としており
入居前よりも元気になりました。
非営利の為、営業をかけられることもなく安心です。

昔よりも、介護サービスの選択肢が増えた分、
自分にあったものを選ぶのはなかなか大変な気もいたします。


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