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コロナテック⑩最終回!コロナ感染可能性をチェックできるセルフチェッカーを開発するスタートアップまとめ

はじめに

先月始まった、世界の新型コロナウイルス感染症対策に取り組むスタートアップを紹介する企画「コロナテックシリーズ」もいよいよ10回目!

最終回である今回の特集は、新型コロナで話題の「AI症状セルフチェッカーを開発するスタートアップ」です!

AIチャットボットで病気をセルフチェックする時代に

セルフチェッカーとは、自分が特定の病気かどうかを症状と照らし合わせることで自ら判断できるようにしたものです。従来のセルフチェッカーはアンケートに自ら回答していく形式でした。しかし最近では多くのスタートアップがチャットボットの形式でのセルフチェッカーを開発しています。新型コロナウイルスの初期症状は、咳や鼻詰まりなど風邪の初期症状と似ている場合が多いと言われています。セルフチェッカーは、新型コロナウイルス感染症に罹患している可能性がある人々に、家で診断を行う機会を提供し、罹患した可能性の高い患者が次の正しいステップに進めるようにサポートしてくれます。

初期診断に特化したアプリを開発:K Health

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K Healthは、何百万人ものユーザーが無料で初期診断を受けられるようにした初期診断専用アプリです。K Healthは、ユーザーが新型コロナウイルス感染症に罹患しているかどうかを見極るための複数の質問を利用者に提供することで、家を出て医師の診断を受けることでかかる金銭面時間的コストを大幅に削減しました。
K Healthは、初期症状から診断を行うだけではなく、罹患の可能性がある患者と医師をオンラインでつなげる役割も担っています。新型コロナウイルス感染症が話題になり始めた昨年秋ごろから、アプリでは急速に咳に関する質問をチャットボットに投げかけるユーザーが増えています。

チャットボットとの会話で無料オンライン診断:Buoy Health

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Buoyは、複数の質問を通して無料でセルフチェックができるサービスを提供しています。Buoyはマサチューセッツ州ボストンのハーバード・イノベーション・ラボラトリーで働く医師とコンピュータ科学者のチームによって開発されました。高度な機械学習と独自の粒度の高いデータを駆使した人工知能を活用しており、かかりつけ医師と会話をするような感覚で、ユーザーの症状に関する正確な分析を提供し改善のための正しいアクションをとってもらうのに役立っています。

ちなみに今回、私もこちらのサービス使ってみました!

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まずは年齢や性別に関する基本事項を入力し、症状に関する質問に答えていきます。今回は試しに悪寒がするという症状を入力して、その他、基礎疾患の有無、その他の症状、喫煙者か、妊娠しているかといった質問には全て「NO」で答えてみました。最後に、不特定多数の人々と日常的に接触する仕事をしているかといった質問が出てきたので(ここ2週間家族以外には会っていませんが笑)これは「YES」と答えてみました。

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すると、こんな感じで、セルフチェックの結果出ました!自主隔離することを勧められかかりつけの医師に検査に関して聞いてみてくださいと言われました。画像の下の部分を見ていただくと分かるように郵便番号を入力すれば現在地付近の検査ができる病院も教えてくれます!自己隔離などのアドバイスの他に具体的にどの病院に行くべきかということまで教えてくれるのは安心ですね!日本語は非対応ですが、英語で公式サイトから誰でもチェックできるので、皆さんもぜひ試してみてください!

現在Buoyは初期症状セルフチェックサービスの他にも、アウトブレイク追跡システムであるHealthMapと提携しBuoyの所有するデータに基づいて感染者の多い地域を特定しているそうです。

これで終わると見せかけて?

AIチャットボットでのセルフチェックを利用したことないという方はぜひこの機会に利用してみてください!そしてこの記事をもってコロナテックシリーズ終了です。

10本の記事で50社のコロナテックスタートアップを紹介するという特別企画でしたが、みなさまお付き合いいただきありがとうございました!!

私自身もコロナテックという切り口で書くことで、なにかと暗いニュースの多い毎日ですが、私はこの企画を通して輝かしいテック業界の未来を垣間見ることができ、少し明るい気持ちになれました。

さて、ここで重大発表があります!

【重大発表!】コロナテックスタートアップ100社がeBookにまとまりました!

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私はPlug and Play Japanで、過去採択スタートアップの最新プレスリリースを毎日チェックして、発信する仕事をしているのですが、過去採択スタートアップの活躍を様々なプレスリリースで見ていて、新型コロナの課題解決に取り組むスタートアップは想像以上にたくさん存在することに気がつき、まとめていくうちに、会社数は増え、記事では紹介できなかった新たな50社が加わり100社です!!👏

しかもeBookはどなたでも無料でダウンロードしていただけます!✨

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もりだくさんな内容でしたが、下記のコロナテックイベント28日(火)に開催予定ですのでぜひチェックしてください!



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